23.4.29 アイード

イスラム教徒のラマダン明けのアイードをゼミで祝いました。
ゼミとつながりのある友人(バングラディシュやトルコ)からも参加してもらえました。

2023.4.29 ラマダン明けを祝うアイード

4月29日は、ラダマン明けのアイードをしました。ジウンとジウン妹が韓国料理を、しょう先生たちが中国料理を、Lipuくんがバングラ料理を、そして、ラーマがシリア料理を作ってくれました。さらにお茶の先生のみゆきさんも参加してくれ、急遽茶道体験も!岸ゼミ1期生がオンラインで協働学習していたトルコガジアンテップの当時大学生だったフェルハットもきてくれ、数年振りの再会でした。3期生しゅんも準備だけ手伝ってくれたり、ほんとみんなの力が合わさってつくれた最高の時間でした✨

今日の楽しい5時間を10分でダイジェスト!
こちらから視聴いただけます✨
https://youtu.be/2ItvAcO9ylM

お茶の先生もアイードに参加くださったのですが、急遽、茶道を経験できる場を設けてくれました。区民センターに茶室があったので、料理つくるのと並行でお茶会。めちゃくちゃ贅沢な時間となりました。みゆきさん、ありがとうございます!


きょうは、3期生しゅんが遊びに来てくれました。ゼミでの実践や理論が、卒業後も直結でつながっているというのを聞いて嬉しいし、さらにしゅんがやっていることがゼミでも共有してほしいくらいすごく面白いことなので、これからまたなんか一緒にやりたい!!とワクワクが増えました!しゅん、今日の妄想トーク現実にしような!

しっかりもの」チーム(一部)。このメンバーだと何に挑戦しても、楽しみしかない(不安がない!)

2022年度 第2回文献ゼミ

第2回目文献ゼミではヌスバウムの文献で議論しました。理系と文系でわけて対立させて議論するとあまり意味がないので、科学的に考えること、アート的に考えること、の観点から会話をしました。そうすると、文系だといわれている国日の学生たちも実は、考え方はとても科学的、合理的考え方をしているよね、という発見。まさにヌスバウムがいいたかったことは、理系がどうたら人文学がどうたら、というのではなく、考え方の癖や知識に対するアプローチ(哲学的認識論)だというところに着地。そして、ヌスバウムがいう「省察の能力」とは何を意味しているのか、省察といってもどういう省察のことを示しているのか、というところを議論しました。アートベース研究とも深く関連するところなのでめちゃくちゃおもしろい会話が展開されました。

2023年度 第2回実践ゼミ

導入では「うちの猫知りませんか?」を実践しました。
このインプロは、とても「つまらない」ものにもなるし、とても「おもしろいもの」にすることもできます。参加者の動きによって、場を変化させていけるそんなインプロワークです。
振り返りを通して生まれてきた言葉は、
・自分から動くことで楽しめるし、楽しむために動こうとできた。
・リスクを冒すことも不安で安全な範囲で動こうとした。
・一方で、リスクを楽しむこともできた。
・誰かと交代する時になかなか目が合わなくて交代できなかった。
・積極的に目をあわせて交代することで参加できた。
・相手が目を合わせてくれることで、動けた。
・目が合わせやすい人と、合わせにくい人がいた。元々の関係性もあるけれど、目をあわせることで新たな関係構築にもなる。
・失敗を笑えるのがいい。うまくできないとやりたくなくなるので、鬼になってもいいや!という気持ちになれると参加しやすい。
・自分から動くのは難しくても、相手が目を合わせてくれることで、動いてみようという気持ちになる。動いてみれた。
・鬼をしてみて、猫を探しながら、隙間を見つけるのは難しかった。が、鬼の進め方によって周りの動きがかわったので、やりかたによっては、鬼の動きによって周りの動きをつくれる面白さもある。
など意見がでました。その後小さなグループで経験のシェアリングをしました。
苦手、楽しい、得意、しんどい、つまんない、笑える、などいろんな感情を経験できたなら、それは「自分らしい」感情であり、その感情や経験を通して言葉にしていくことが、「自分なりのことば」になります。自分の「感覚」にもっと光をあててそこから言葉や発見を生み出していきましょう。

後半は、しおりによるABRのプレゼンを行いました。
こちらがスライドですhttps://www.canva.com/design/DAFgjZpcGhQ/i_JioCb2LjGkmAyKfHU55Q/edit?utm_content=DAFgjZpcGhQ&utm_campaign=designshare&utm_medium=link2&utm_source=sharebutton

しおりのプレゼンを会話のきっかけとして、アートベース研究とは何か、はじめかた、その意義は?というところを話し始めました。ゼミには、音楽を作る人、ダンスをする人、演劇をする人などいろんな人がいるので、自分の探究したいテーマと目的にあわせながらも、得意なアート表現で研究できたらおもしろそう!とワクワクしました!

2023年度 第1回目実践ゼミ

みなさん、こんにちは。岸ゼミがはじまりました。
冒頭で説明したように岸ゼミは「デザイン」のゼミです。
その背景となるのは授業でやります。

◯メディアのデザイン→メディアリテラシーA
◯場のデザイン→インターネットと社会
◯コミュニケーションのデザイン/関係性のデザイン→共生と学びのデザイン論
◯教育/学習環境のデザイン→教育の方法と技術
◯よりよい社会づくりのための研究のデザイン/アクションのデザイン→アクションリサーチ
◯活動/プロジェクトのデザイン→特別演習

さぁ、デザイン(=アート)を学び、実践していきましょう!

第1回目の実践ゼミでは、ゼミ生が自分達でおうチームワークを構築、そのための環境を作っていくかにチャレンジするため、間違いを遊ぶゲーム(ジウンがやってくれたゲーム)と、Numbers Walkをしました。Numbers Walkの振り返りでは、
・ゼミをつくっていく上で、いつでも受け取る準備をしておくこと、よく聞く、ちゃんと届けようとすることが大切だということ
・つまり、相手が受け取りやすいように届けること、また相手が届けやすいように受け取るようにすること
・誰かがやってくれる、ではなく、「私がやるぞ!」と受け身から「自分ごと」にしてくこと
・うまくいかなくても、自分達で、Re Design(つくりかえること)ができるということ、そして、それを共同でやっていく(Co-Design)こと
・どんな小さな声でも違和感でも、ちゃんと拾って、みんなに届くようにしてくこと
などが見えてきました。同じ経験をしても、それぞれ見えてくること、感じれたことが違うことも「アート」です。

私たちは、科学的に発明された「知識」を獲得し、知識偏重の学びをこれまでしてきたのですが、
その知識に頼りすぎてしまうと、決まった答え、決まった考え、決まった行動、をしてしまいがちです。
知識は、何かを生み出すためのリソースであり、私たちは、知識(活動)を作り出せる力があります。
そのためのアプローチとして、私たちは「アート的」に活動をしていきたいと思います。

アートというと伝統的な絵画や彫刻を思い起こすかもしれませんが、私たちが使うアートは広義です。
今日のNumbers walkのように同じ経験からいろんな発見を生み出して、そこから自分達の考えに戻していくのもアート。
みんなの意見を聞きながら、ゼミの流れを作っていくのもアート。
(逆に、決まりきった方法で、きまりきった流れで、きまりきった答えを出すことを求めるのは科学的ともいえます)

次に、アート的に考えるってどういうこと?についてかずきのプレゼンを通して会話をしました。
https://www.canva.com/design/DAFgd-p4dRw/RbssoEcXRgySTvqthSi9oA/edit?utm_content=DAFgd-p4dRw&utm_campaign=designshare&utm_medium=link2&utm_source=sharebutton
ポイントは
・みんながそういってるから「そう考える」ではなく、私の感覚や経験を通した考えを大事にしていくこと。
・誰かが表現したこと/知識を消費するのではなく、「本当にそうかな?」と疑問を投げかけ、自分の考えを表現すること
・表現を通して、自分だけでなく、人に届け、共感を促し、少しでも違う視点や考えができる環境を自分達でつくっていくこと
です。

来週は、ABRについてしおりにプレゼンテーションしてもらい、もう少し理論的なことをしましょう。
まだ十分「腑に落ちなくてよいです」。実践を通して、腑に落ちたことを言葉にし、共有し、表現し、
そして自分達なりの表現を作り出していきましょう!

 

ゼミをみていると、いい感じに「交換」できてるなーと関心します。会話もモノローグにならないように、ちゃんと伝える、ちゃんと受け取る、の体(身体)ができてる。最初は、受け取ってもらえないかも、と思って、声が小さくなったり、体が小さくなったりすることもあるけれど、ちゃんと受け取ってもらえることがわかると、ちゃんと届けようと思う。ちゃんと届けようと思うと、ちゃんと受け取ってもらえる。とてもシンプルなことだけど、意外にこれができていないことが多いので、これを意識的にも、そしていつの間にか無意識にできているようになればいいなと思います。

2023年度 第1回目ゼミ

2023年度春学期5期生の第1回目ゼミ。3年ゼミを通して達成したこと、課題、そしてこの1年に成し遂げたいことを出し合いゼミの研究テーマを作成。今年度のゼミも楽しみです!