【3期生】研究の問いのピアレビュー

岸ゼミの卒業研究のアウトプットは、論文だけでなく、映像、ミュージカル、演劇、本、ウェブなど多様なメディアを使って行います。とはいっても研究の問いをたてて、文献を調べて、実践をして、データを集めて分析、考察するというプロセスは同じ。

4年の秋学期までは集団で何かを達成していくアプローチでしたが、4年生の秋学期からは、個人の活動になります。これまでの経験や関心、問題意識を問いにして、各自研究を進めていきます。

研究の進捗をピアレビューし、一人ひとりが研究を前に進めていけるような機会を持ちました。自分ではわかっていたことだけれど、質問されたり、指摘されることで、足りていないことがわかった、と振り返っている学生もいた。研究が動いてなかったゼミ生も他の人の研究を聞いて、やる気も高まったようなのでよかった!

研究成果の報告会は、1月!とても楽しみです。

4期生 第3回ゼミ 開発した教材の実践

チームLumixが、ダイバーシティ理解のためのボードゲーム教材を開発、3期生のゼミで、実践しました。

このチームは夏休みも頻繁に会議を持ち、内容と方法を常に検討してきました。高校の探究で使えるように、神奈川の高校を訪問し、先生方にヒアリングしたり、ボードゲーム関連の企業に問い合わせをして、アドバイスをもらうなどしていました。

なぜ、ダイバーシティ理解をボードゲームで進めるのか、なぜ、このテーマを取り組んだのか、実践(研究)の背景も明確でした。活動そのももの非常によくデザインされていました。ジクソーメソッドに近い形かな。さらにブラッシュアップして、誰にでも使ってもらえるようにするとのことで、それが楽しみです。

続いて、もうひとつのチームのゲーム教材を5限の時間帯に体験しました。こちらのチームのゲームの完成度がすごい!!!え?プロ?え?ゼミ生がつくったの?え?え?と驚きでした。

私たちにとって身近なディズニーやアンデルセンの物語を取り上げ、その物語に出てくる悪役の描かれ方を、別の角度で捉えていくというものです。Another Storyというのがぴったりだなって思った。背景には、「問題のある人」とされる人は、いつもその人の問題とされるけれど、問題がおこった背景やその歴史性(プロセス)も実はちゃんとみていかなきゃいけない。それを実際にしっていくための体験型ボードゲームです。

活動そのものがとても緻密にデザインされていて、クォリティが高い!!これは商品化できるな、って本当に思いました。水平思考ゲームをヒントに、開発し、「そんな見方もあったのか!」「そういうことだったのか!」という発見を、みんなで気づけるしくみが作れていました。

どちらもすばらしい教材でした。完成させて世に出していきましょう!

 

【3期生】 言葉と遊びのワークショップ

3期生の秋学期第1回目のゼミは、かりんによる「ことばと遊び」ワークショップ。以下、概要です。

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みなさん、こんにちは。本ワークショップでは、「インプロ」×「言葉遊び」をキーワードとした活動を行います。みなさんは、友達の授業の振り返りを読んだときや友人から講演会後の感想を聞いたとき、自分と同じ経験をしたのに自分とは異なる捉え方・考え方をしていることに興味を持ったことはありませんか。人は経験を語るとき、言葉を使いますが、その言葉の使い方がどう違うとどう捉え方や考え方が変わってくるのか、気になりませんか。普段何気なく使っている言葉に意識を向けながら、言葉を通して今までの経験を語り直してみると新しい未来がみえてくるかもしれません。経験をどう意味づけするのかが人によって違うからこそ、このWSに参加する人たちが使う色々な言葉に出会い、一緒に関わり合うことで今まで見えなかった新しい発見ができると思います。

本ワークショップの目的は、次の3つです。

1つ目は、言葉を通して未完の未来をつくることです。未来は「未だ」決まっていません。未来は「いま、ここ」に生きる私たちが作り出せるものです。未来は、人との関わりの中でつくられていきます。未完成である未来をつくる経験をするのがこのワークのひとつです。そして、その経験をつくるのが「ことば」です。私たちが生きる未来は「多様」です。言葉の多様性を遊び、未来の多様性を感じることができます!

2つ目は、関わりを通して未来を作ることです。本ワークでは、多様な背景を持つ人たちと一緒に物語を作ります。私たち一人ひとりの価値観、視点、考え、感情は多様であり、その関わりの中で生まれる未来もそれだけ多種多様になります。物語づくりに正解はなく、私たちだからこその物語(未来)が生み出されていきます。

3つ目は、多様な役割を即興的に担いながら物語を作ることです。私たちの社会の中では役割を固定しがちですが、このワークでは、物語をつくるプロセスで柔軟に即興的に役割を変えていきます。物語づくりをひっぱる役割、フォローする役割、フォローする人をさらにフォローする役割、聞く役割など多様な役割を担います。これらの役割は決められるのではなく、物語づくりの中で自分で「どうありたいか」を決めて役割をつくり、担い、変化させていきます。まさに、教える/教えられる、支援する/される、話す/聞くといった二元論的な関係をこえ、関係性の中で自分らしさを発揮していく経験ができます。

そして、実践。第1回目にぴったりの楽しみながら、笑いながら、いろんな気づきを生み出す実践でした。かりんの研究は、小学校の先生2名(のどか先生、あゆみ先生)と卒業生のきょうこさん、私の5人で進めています。ことばとあそびをテーマとしたワークショップを引き続き開発し、冊子か何かにまとめていく予定です。完成したら、岸ゼミウェブから閲覧できるようにしたいと思います。

4期生秋学期第1回目ゼミ!

秋学期がはじまりました!秋学期のゼミの目的、進め方をみんなで考えて、形にしていく。やりたいことが多すぎて全然時間がたりませんが、やりたいことはなんでもやっていこう!

なつがドイツへ留学。なつ、(そして、すでに旅立った先)留学いってらっしゃい!留学する2人は今後もオンラインでゼミ参加!

多文化共生・異文化間教育研究領域の院生が国際学会で若手研究賞を受賞しました。

おんり、まの、わたるの国際学会での発表が研究科のウェブに掲載されたのでシェアします✨
■発表の様子2
 
きのりをはじめ、参加してくれたみんなもおつかれさま!来年はハワイで実施です。発表も参加も、関心があれば是非予定を!
詳細はこちら:
多文化共生・異文化間教育研究領域の院生が国際学会で若手研究賞を受賞しました。(2021年9月8日配信)

妖怪Vtuberの花琴いぶきさんから学ぶ

今日のサブゼミでは、妖怪Vtuberの花琴いぶきさんに、Vtuberのためのアバターづくりの講座をしてもらいました。

チームラボのバッキーもきてくれて、ゆうな、まの、けんせい、ユンヨンに教えてくれました。

このチームがゼミのみんなに今度講座をし、岸ゼミ全員が作れるようになったが、地域に向けて実践していきます。

オンラインインプロのお知らせ

<オンラインインプロのお知らせ>

i.labo/岸ゼミとAIFAコラボのインプロワークショップ第6回目のお知らせです。

第6回目からは、参加者のみなさんが自身でインプロを実践できるようになる!を目的として行います。

日時:2021年9月5日(日)9:00-10:30
方法:岸ゼミZoom

第6回目では、まず(前半)アプライドインプロのファシリテーターのひかるちゃん、小学校教員ののん先生、特別な支援を必要とする子どもたちのケアをするあゆ先生、そして、難民など社会的脆弱な立場の子ども・青年の情動的発達支援に関わるまこ先生の4人によるトークを行います。

トークでは、なぜインプロをはじめたのか?インプロを通して何が変わったのか、インプロを通してどういう未来(社会)を作っていきたいのか、について会話します。 そして、トークのあと(後半)、参加者のみなさんと「今こういう状態で、こういう状態にしたい」という関心や問題意識をシェアし、具体的にどんなインプロを一緒に作っていくかを考えたいと思います。

9月からは、参加されたみなさんが、ゼミ、学校、職場、地域などでインプロを自分(たち)で実施するようにみんなで企画、準備していきます。参加だけじゃなくて、やってみたい!という人は是非ご参加&手をあげてください。

11月には、岸ゼミのさき、あやか、さち、しおり、ゆうせいチームが企画したものを実施する予定です。インプロは参加するのもよし、企画実施することでファシリテーション力を高めるのもよしです。いろんな人が参加しているので、横の繋がりを作る機会にもなるかと思います!