4期生 第3回ゼミ 開発した教材の実践

チームLumixが、ダイバーシティ理解のためのボードゲーム教材を開発、3期生のゼミで、実践しました。

このチームは夏休みも頻繁に会議を持ち、内容と方法を常に検討してきました。高校の探究で使えるように、神奈川の高校を訪問し、先生方にヒアリングしたり、ボードゲーム関連の企業に問い合わせをして、アドバイスをもらうなどしていました。

なぜ、ダイバーシティ理解をボードゲームで進めるのか、なぜ、このテーマを取り組んだのか、実践(研究)の背景も明確でした。活動そのももの非常によくデザインされていました。ジクソーメソッドに近い形かな。さらにブラッシュアップして、誰にでも使ってもらえるようにするとのことで、それが楽しみです。

続いて、もうひとつのチームのゲーム教材を5限の時間帯に体験しました。こちらのチームのゲームの完成度がすごい!!!え?プロ?え?ゼミ生がつくったの?え?え?と驚きでした。

私たちにとって身近なディズニーやアンデルセンの物語を取り上げ、その物語に出てくる悪役の描かれ方を、別の角度で捉えていくというものです。Another Storyというのがぴったりだなって思った。背景には、「問題のある人」とされる人は、いつもその人の問題とされるけれど、問題がおこった背景やその歴史性(プロセス)も実はちゃんとみていかなきゃいけない。それを実際にしっていくための体験型ボードゲームです。

活動そのものがとても緻密にデザインされていて、クォリティが高い!!これは商品化できるな、って本当に思いました。水平思考ゲームをヒントに、開発し、「そんな見方もあったのか!」「そういうことだったのか!」という発見を、みんなで気づけるしくみが作れていました。

どちらもすばらしい教材でした。完成させて世に出していきましょう!