20230312_ Donut play experiment について

様々なルーツを持った方と実際に行われた演劇のスクリプトを読む、演じるを4週間(1週間に一回)英語で実践しました。活動内容としてはスクリプトから一緒に英語を学んだり、その英語の単語などから異文化に触れました。加えて、スクリプトの内容からどのような異文化があるのかを話し合ったりしました。様々な差別問題、祭、国民の感性、文化などの話題が飛び交っていました。また、スクリプトを読む以外に、インプロゲームをたくさん経験しました。

例えば、pineapple emotion(果物の名前を言って感情を表すゲーム)、name game (名前を言って自分を表すジェスチャーで自己紹介する)、gift game(誰かにジェスチャーでプレゼントを渡してそれを当ててもらったり、考えてもらったりする)、Say something and do something else? (ゲームの名前忘れましたが、何かをやりながら、全く違う動作を言う、ex)歯磨きしながら、プールで泳いでると言う)、One truth and one lie(自分のことについて、嘘のエピソードと真実のエピソードや特徴を言ってどのエピソードが真実で嘘なのかを当ててもらう)、One ward (一人ずつ二つの言葉だけを言って、ストーリーをグループで作る)をしました。最後の週は実際に演劇を演じた俳優さんと女優さんが来てくださって質問して話を聞きました。

2 Donut play の実験から考えたこと

毎週日曜日、朝8:00だったので少し早かったですが、毎週とても楽しみにしていました。4週間で終わってしまったことが少し寂しいです。donut play の経験を通して、自分とは全く無関係の人を演じて気持ちを考えて、またその人の相手も演じて気持ちを考える経験から、私たちは物事を主観的に捉えがちで、それぞれの立場から考える力がつくと大きく人間関係や幸せレベルが変わると思いました。また、話を聞くだけでなく、演じることによって感じ取るものが多いと実感しました。学校などでそのような経験を重ねれば自然と違いを受け入れる姿勢ができるのではないかと推測します。パフォーマンスは私たちが持っている偏見、意識などを超えて、お互いに生じてしまう壁をなくすものだと認識しました。同じ国出身でもそれぞれ個人がさまざまな異文化背景を持っていることは当たり前で1+1=2のように物事を捉えてはいけないと改めて感じました。もっと気持ちをほぐし、お互いにゲームをしたり、演じたりすることはさまざまな意識的に考えていることを超えて、新たな境界に行かせてくれるので、それそこが一例として多文化共生に少しでもつながる活動なのではないかと実践を通して考えました。