第2回目文献ゼミではヌスバウムの文献で議論しました。理系と文系でわけて対立させて議論するとあまり意味がないので、科学的に考えること、アート的に考えること、の観点から会話をしました。そうすると、文系だといわれている国日の学生たちも実は、考え方はとても科学的、合理的考え方をしているよね、という発見。まさにヌスバウムがいいたかったことは、理系がどうたら人文学がどうたら、というのではなく、考え方の癖や知識に対するアプローチ(哲学的認識論)だというところに着地。そして、ヌスバウムがいう「省察の能力」とは何を意味しているのか、省察といってもどういう省察のことを示しているのか、というところを議論しました。アートベース研究とも深く関連するところなのでめちゃくちゃおもしろい会話が展開されました。