今日は、イスタンブールのSham NGOにてスタッフ研修。
初めて会う人、団体なので事前に何をするかを決めず、最初に、このNGOのスタッフが何をしているのか、何にチャレンジしているのかを聞いてから、即興的に組み立てました。会話に中で出てきたキーワードをもとに、進めていくので、みんなで一緒に船にのって舵を回していく感じ。方向が違えば、船長を兼ねているわたしが方向を決めるけれど、どこに向いていくかはみんなで決めながら進めました。
こういった会話をしながら即興的にワークショップをするのは、自分自身何が起こるかわからない分、ドキドキでワクワクと集中。ものすごく集中するので終わった後は充実感といい疲労感。一緒に何かした気分を全体で味わえた時は気持ちが近くなる。初めて会った人ばかりだったけれど、このNGOのみんながすっかり大好きになりました。
今日のワークショップでおもしろかったのは、2つ目のアクティビティのあとのシャアリング。基本的には、インプロワークをまず経験してもらい、それをもとに会話をする(シェアリング)という流れなのですが、そこで出てきた内容がありきたりだったので、「知っていることをただ口にしているだけで、せっかく8人もここにいるのに、みんなで何も生み出せていないことに不満足だ」と伝えたところ、雰囲気がぐっと変わりました。
私たちはKnowerとしてふるまってしまうと、「今・ここ」で生み出せる可能性にきづきにくくなってしまいます。そして、「知るということは、関わるということ」「関わるということは、一緒に成長していくということ」だという気づきを共有した上で、いくつかのインプロワークをし、3時間の研修を終了。私にとってもとてもプレイフルで多くを学んだ研修になりました。
継続的にこういった研修を受けたい、この研修をシリアでもやろう!とSham NGOの人に言ってもらえたのはとても嬉しかったです。彼らと一緒にいつかシリアでいろんなワークショップができるように日々日々自分も経験を積んでいきたいと思います。