ゼミ第5回目(10/24)タイのカセサート大学の先生が来ゼミ

今日は、タイのカセサート大学の先生がゼミを見学されにきました。日本の大学との国際連携のために来日され、明治大学とも連携を考えているとのことです。秋田の五城目プロジェクトでご一緒いただいた森園先生がそのコーディネートされているので、そのつながりで岸ゼミに来られました。カセサート大学はタイでもとても有名でいい大学なので、将来学生同士の交流が実現できたらいいな、と思います。

さて、今日は、第5回目のゼミ。ほぼ全員研究テーマも決まり、研究活動が安定してきました。にしてもゼミの100分は短すぎる!!最初の40分は全体の取り組み、残り60分はグループ単位での研究活動。

学習環境G:けいじゅのグラフィックファシリテーションで、全体でちゃんと理解しながら進めている感じがする。GOOD、GOOD。難しい内容なので理解するのは難しいけれど、まずは関心のあるところに焦点をあてて、その意味を一緒に解釈したり、言い換えてみたりして、やっていくうちに自分のことと関連づけれる。知識は本の中にあるのではなく、対話を通して作られていくしね。いいチームが出来上がっている感じがする。

Shared by Keiju and Ei-chan:今回輪読した内容は、ヴィトゲンシュタインの「言葉」についての理解です。私たちの思考や行動は言葉と切り離すことはできない。そして、言葉は人間関係は密接に関連している。人間関係が言葉を生み出し、また言葉が人間関係を生み出すからです。今の自分の思考や行動を変えていくためには、言葉が変わる必要がある。そのためには人間関係をほぐしていく必要がある。そういったブレイクスルーのためにどんな方法があるか今後検討していきたい。

映像制作Gは、卒業生のまのがきてくれ、たくみとけいたにインタビューの撮り方について指導してくれました。インタビューの撮影をする人は、単にその人の言葉を撮影するのではなく、その人の内面を引き出し、その人の人となりを映像に収める技が必要。インタビューを受ける人がリラックスして、話をしやすいようにするための場づくりや関係づくりについて実際にインタビューをしながら学べたそうです。

Shared by Keita インタビューの撮影はただ撮影するのではなく、その人が話しやすいような雰囲気を作ったり、その人の言葉を引き出したりするファシリテータの役割もある。またその人の人となりが引き出されるようにも働きかけなければいけない。カメラに向かって淡々と話すような映像はつまらなく、逆に、その人の才能がみられるような映像をどう取るかについて今日はいろいろ学んだ。

個人研究G:りえとのグループは、インタビューの方法について学んだので、今日はその実践を行いました。りえとは呉くんに、りさはヨン君にインタビュー。テーマは「日本の大学にきてどんな困難に直面しそれをどう乗り越えたのか」について。来週は実際のやりとりを書き起こし(Transcriptionをつくる)、そのデータをもとに分析してみます。

個人研究G:ホヨンのグループはライフストーリーを作成中。自分のライフについて記述し、他のふたりの質問を通して問いをつくり、次はその問いをもとにまたストーリーを記述。同時にライフストーリーの理論について学んで行って欲しいと思います。このグループは、全員が毎回1000字ずつ書いてきて順調。1万字論文まで着実に一歩一歩近づいていると思います。