国際協力インフルエンサーたちの考え方に触れる

今日は、5月27日(日)に落合で開催された、原貫太さん・牧野アンドレさん主催の国際協力イベントに参加させていただきました!

文責:けいじゅ

イベントの名は・・・
「就職せずに難民支援へ〜シリア・南スーダンの人々と寄り添って〜」

つまりは、人道支援系のトークイベント。

原さん・牧野さん共に最前線で活躍されており、貴重なお話を聞くことができました!

この二人は、とにかく発信する力がすごい。

牧野さんは今回みたくイベントを開いたりツイッターにてシリア難民に関する情報や見解を発信しています。

原さんは、SNSはもちろん、ウェブマガジンや著書を通して、南スーダン難民だけでなくアフリカの貧困・教育・児童労働問題に焦点を当てた個人的な見解を発信しています。最近の言葉を借りると、国際協力を志す大学生たちの【インフルエンサー】です。

ですので、二人の発信する力は、とても見習いたいところです。

Supervisionを軸に動くのも大切だと学ぶことができました。目的そのものではなく、目的意識をもって取り組むことで、ある程度ぶれない軸で活動できる、というお言葉も大変ためになりました。

このように多くのことを学ぶことができましたが、ゼミ生として二人の話を聞いていると、現在に至るまでの経緯についてのお話をぜひこのブログでシェアしたいと考えました。

さて、質問です。皆さんがいまこのページを見た「経緯」ってなんですか?

たぶん、ツイッターのリツイートで回ってきたからや、個人的に鈴木と知り合いだから、などなどそんなもんだと思います。

事前に鈴木がブログを上げることを調べ上げ、読んで学べるものは何かを事前に想定し、念密な計画をもってしてこのページにたどり着いた人は一人としていないかと思います。

原さんや牧野さんも、国際協力でキャリアをめちゃくちゃ計画的にしてるわけではないとおっしゃっていました。ただ、今ここまで来て振り返ってみると、あそこがターニングポイントだったのかな、と。

自然な成り行き。ステキな考え方です。

キャリアアップを踏むのに、念密な計画なんていらない。むしろ、「100%自分の思い通りに進む人生は本当に良いのか」と考えたら、違うのではないでしょうか。

「60%自分の思い通りに事を運べて、残り40%が思い通りにいかなかったらそれは失敗か」

その40%は決して失敗ではなく、新しい自分の可能性です。じつはこの40%が人生では大切で、過去の自分じゃ気が付かなかった潜在能力が埋まっている場であるかもしれません。

個人的なことを言うと、早稲田に落ちて明治に入った鈴木ですが、明治に入ったからこそ岸ゼミナールと出会い、準体育会テニス部と出会い(ぼくは硬式テニスをしています)、いまこうして新しい未来をわくわくしながら想像しています。

計画的すぎる行動は、逆に自分の可能性をつぶしてしまう事でもあるんだな。そう考えさせられる内容でした。

ゼミでも1期生としてどこまで深められるように活動できるかわかりません。しかし、精いっぱい取り組んで、いけるところまで自然な流れで行きたいし、そう行くんだろうな。

いつか原さんや牧野さんのように振り返る日が来るまで、がむしゃらに走り続けたいと思います。

【原さん・牧野さんプロフィール】
牧野アンドレ(まきの あんどれ)
1993年生まれ。早稲田大学卒。studio AFTERMODEインターン。
大学3年時の2015/16年、ドイツの首都ベルリンに留学。その際に多くの難民が欧州を目指す「難民危機」を目撃する。その後ベルリンでの一時受入施設でボランティア、ギリシャのレスボス島、イドメニ難民キャンプ等で難民の直接支援ボランティアを経験。帰国後、認定NPO法人 難民支援協会(JAR)でインターンとして活動。大学卒業後にヨルダンへ渡り、8万人のシリア難民が暮らすザータリ難民キャンプにて、NPO法人JENのLivelihoodチームのインターンとしてシリア難民の生計向上支援を、その後に認定NPO法人KnKのスタッフとしてシリア難民の子どもの教育支援を行う。
ドイツ、ギリシャでの難民支援の体験を著した学部の卒業論文、「難民と社会~『欧州難民危機』とドイツ社会~」が早稲田大学から小野梓記念学術賞を受賞。9月より英国サセックス大学に進学予定。
Facebook: https://m.facebook.com/profile.php?id=100001401734051

原貫太(はら かんた)
1994年生まれ。早稲田大学卒。特定非営利活動法人コンフロントワールド代表理事。
大学1年時に参加したスタディーツアーで物乞いをする少女に出逢って以来、「世界の不条理に挑戦する」という信念を持って国際協力活動に取り組む。一年間のアメリカ留学では国際関係論を専門に学び、帰国後には赤十字国際委員会(ICRC)でインターン生として活動。その後、認定NPO法人テラ・ルネッサンスのインターン生として、ウガンダの元子ども兵社会復帰支援など携わる。また、月間利用者数1500万人以上のハフポスト日本版でブロガーを務める。
2017年5月にコンフロントワールドを創設し、南スーダン難民支援事業の立ち上げ、また出版や講演を通じた啓発活動に取り組む。その様子はTBS、読売新聞、神奈川新聞など各種メディアにも取り上げられている。2018年3月、早稲田大学の学生褒章で最も名誉ある小野梓記念賞を受賞。
Facebook: https://m.facebook.com/kanta0422