第8回ゼミ(6/13) Ferhatさん@ガジアンテップ大学とテレビ会議

今、ゼミではトルコのガジアンテップ大学と協働実践をしています。ゼミでは「学習環境デザイン」「越境的学習」「パフォーマンス心理学の実践(活動の創出)」をキーワードに進めています。文献に入る前に、まずゼミ生が共通の経験をしたほうが議論も深まるだろうと、本実践を位置付けました。

研究の視点をもって実践すること(単に活動をするだけじゃなくて、研究の視点を持って意味や価値、知識を生み出すこと)は私はとても大切だと思ってる。なので、この実践をもとに学生たちが、実践も研究を同時に行い、実践の経験を積むと同時に、理論の理解や理論構築にもっていけたらいいな、と思っています。

今日は、ガジアンテップ大学のコーディネータとしてくれているFerhat Şenerさんとテレビ会議をしながら、次のステージであるピアインタビューのイメージ共有をしました。全く知らない国の全く知らない人と会話を続けるというのはなかなか難しいことだけれど、「言葉」に含まれる「文化的歴史的背景」に目を向けれるように「問い」を生み出し「探求のプロセス」を生み出して行ってほしいです。簡単なことじゃないからこそ、面白いし、うまくいかないことを、学びのリソースにしていってもらいたい。

この機会を作ってくれるAhmad Ajjan先生には心から感謝です。計画をたてて実施するのではなく、学生たちが交流を通して活動を生み出していくようなやりかたを受け入れてくださいました。どうなるかわからないというのは教員側として不安ではありますが、学生たちの可能性とポテンシャルを信じて、彼らがやりたいことを生み出すと同時にそれができる学習環境を私たちが支援しながら作り出して行きたいと思います。

写真:交流を通してわかったことを全員で共有

写真:コルブの経験学習に関連づけて自分たちの実践経験を振り返る