2023年度第4回文献ゼミ「同調圧力」について考える

第5週目文献ゼミでは、アジェンダ1では「同調圧力」について議論しました。最初のほうは「同調圧力よくないよね」といった意見から始まったのですが、そもそも「調子を合わせていく」ということは悪いことなのか?というところでいったん立ち止まる。人とうまくやっていくためには、「調子を同じようにあわせていく」のはむしろ必要な戦略ではないか、と。では、問題は、「圧をかける」ことなのか?いや、「圧」が必要な場面ってあるよね。圧がなく全部自由だったら社会として、組織としてそもそも集まらないよね。じゃ、何が問題なのか?それは権「力」を使って圧をかけ/かけられるとういことではないか?というところが議論のポイントとなった。学校の教室で「同調圧力を感じた」という人がいるなら、その圧は同級生たちからの圧でそこには避け難い圧ではないはず。そうであれば、その圧力に抵抗していけるはず。ただ、私たちは、圧力に対して、対抗するということをこれまでほとんど経験してないし、やってきていないから、対抗できるはずの圧なのに、対抗せずに「同調圧力」といって諦めてしまってはいないか。ならば、圧力に対抗できる力をつけていくの大事だよね、という知見が生まれた。一方で、社長と社員、教授と学生といった権力関係がはっきりしている「圧」は、対抗したくてもできないという問題がある。それは、問題となる「圧」。変えたくても変えれない。従うしかない。そういった圧に対して私たちは諦めるしかないのか?いや、きっと何か方法があるよね、という議論で盛り上がりました。パフォーマンスブレイクスルーの本とかが参考になりそう。

後半は社会構成主義の第3章。アートセラピーや関係的リーダーシップの話など、重要なポイントとゼミでの経験をつなげることができてとても有意義でした。

話題提供してくれたゆな、しおり、ありがとう!

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