こどもの遊び場支援ーオンラインワークショップの実施

岸ゼミでは、誰もが活躍できる場のデザインについて実践と研究を行っています。その一貫として、NPO法人アフォール( https://www.afolweb.org/)に協力、および連携しながら、子どもの遊び活動を実施しています。現場での活動もありますが、2月はオンラインでの実施でした。大学でのオンライン授業での経験やゼミでの経験を活用して、子ども向けのオンライン活動を企画、実施した報告します。

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https://www.meiji.ac.jp/nippon/info/2021/6t5h7p00003f5pyo.html

<ゼミ生のつぶやき>

今回オンラインになり、場所を問わず様々な人と簡単につながることができました。初めて会う人がほとんどでしたが、対面でないからこそ緊張感が薄れた面もありました。また、手をあげる機能などを効果的に使うことで、人前でアクションすることに抵抗のある子でも、しっかり発言の機会を得ることができたと思います。

一方、オンラインならではの難しさもありました。まず、運営側が同じ場所で複数台接続を行ったことで回線が重くなり、子どもたちの顔が表示されないというトラブルがありました。機材の準備の仕方や接続トラブル時の対応策をあらかじめ検討する必要があると感じました。また、子どもたちは一家につき一台で参加している場合が多く、兄弟で登場したとき、ゲームの順番決めやそれぞれの名前の把握に苦労しました。他にもハウリングや各アカウントの表示名の切り替えなど、色々と問題が発生し、用意していたゲームが全て実行できなかったので、時間にも実施内容にも余裕と柔軟性をもたせておくことが重要であると実感しました。(しおり)

私は、幼稚園年少さんから中学2年生までが所属する少年少女サッカーチームのアシスタントコーチをやっていたりと、 子どもたちと関わる機会が少なくないのですが、子どもたちと接する度に難しいなと思うことが一つあります。それは「さん」「くん」「ちゃん」付けで呼ぶか、あるいは呼び捨てにするかという問題です。見た目だけで判断して「くん」「ちゃん」と呼び分けることに違和感を感じるし、かといって一律で「さん」付けで呼ぶと子どもたちとの距離を感じてしまいます。こういった感覚が自分の中であるので、私が所属するサッカーチームの子どもたちは皆呼び捨てで呼んでいて、前回のアフォールの活動でランタンの色塗りをした際もそれを実践しました。こうすることで一人一人に焦点が当てられている感じがします。しかし、呼び捨てすることで今度気になる事は周りの保護者や見守っている大人にどう映るかという点です。少なくとも私はその方々に敬語で接しているので、子どもとの接し方との差に違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。とりわけ今回はオンラインでの活動だったので、子どもたちとの温度感がわかりづらく、私の接し方も一貫性のないものとなってしまいました(笑)もちろん「親しき仲にも礼儀あり」という言葉のように節度は保っていますが、このように子どもと接する際に「子どもを1人の大人として扱う」ことと「子どもと友達のように接する」こととの間で常に葛藤しています。皆さんはどうしていますか。(つき)

 

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