第2回ゼミ いろいろ

第2回目のゼミに何をしたかというと・・・いろいろ盛りだくさん!というしかありません(笑)。100分なんてあっという間です。今日から留学中だったRinaがゼミに参加し、これで3年ゼミ全員が揃いました!パチパチ!10年後、20年後とつながっていけるゼミのメンバーだと思うので、毎回の時間を大切にしたいと思います。

今日のゼミでは、Rinaの自己紹介からはじまり、留学中に不在だった数名のゼミ生と前期で私たちが全体として取り組んできたインプロとグラレコについて、ゼミ生がデモンストレーションしてくれました。インプロでは、Freez Tagというのを実演したのですが、ほんとみんなの発想が想像的で創造的で、笑いがとまりませんでした。ほんとほぐれた〜!

 それから春学期に続き、秋学期の合宿についてのいくつかの取り組めをスリンと亘が進めてくれ、後半は卒業論文/卒業制作についての話し合いをしました。

岸ゼミでは卒業論文または卒業制作は必須です。国際日本学部では、卒業論文が必須ではないので、義務になっていない分、途中で「書けない・・」と諦めてしまう人がでてきてしまいます。実際、「書けるかどうか不安」と言っているゼミ生もいました。

卒業論文・制作を課すことについて、実は私もかなり悩んで、数人のゼミ生にも相談をしました。その結果、主に次の三つの理由からやることで決定しました。

(1)大学4年、ないしこれまでの学校教育の中で自分の問題意識や関心からはじめる探求(研究)を大学のうちに(しんどくても)経験をしておく!
(2)卒業論文・制作は、最初から明確なゴールがなく、作りながらわかっていくこと。それは大変で辛いことでもあるけれど、だからこそゼミで取り組む意義があるのでやる。ひとりでできることなら今じゃなくてもいいけれど、これは協力しながら進める事に意味があるから。
(3)論理的思考、論理的な説明、伝えるではなく分かる表現を鍛えること。これらはトレーニングで鍛えられるので、それを大学のうちにしっかり身につけておく。

卒業論文・制作やります!

研究=探求です。おそらくこんなに時間をかけて自分のやりたいことを自分で探して言語化(まとめていく)ことは初めてだと思います。不安もあるだろうけれど、だからこそゼミで取り組み意義があります。やったことがないこと、経験したことがないことは不安でいっぱいでしょうが、だからこそ、面白い、という発想で進めて行けたらいいなと思いました。

そこで、第2回目のゼミでは、まず岸ゼミでは卒業論文をどう進めていくかについて全体で意見交換しました。最初にしたのは、卒業論文・制作を進める上での不安は何か?を全体で出し合いました。あまりにもたくさんでてきたので、笑えました!そんなにみんな不安なのね!

(ゼミガイダンス用のスライドから)

卒業論文にはタイプとして①実践報告、②文献調査、③調査報告があります。3年生でゼミ生が参加したり、つくりだした活動について報告します。ただ報告するだけではなく、実際にやってみて成果と課題を巻きます。またなぜそれをするのかについては、先行研究を読んで意義をしっかり明確にします。これが実践報告です。

調査報告は、自分が知りたいテーマについてフィールドで調査(インタビューや観察)をしてそれをまとめます。調査したことをまとめるだけではなく、なぜそれを調査したのかを先行研究を読んで関連づけます。また調査の結果、わかったことをまとめます(考察)。1期生の鈴木慶樹さんがまとめてくれたものが参考になると思います。

文献調査では、自分が関心のある問い(たとえば、グループワークのデザイン、対話のデザイン、ICTを活用した英語教育など)について、幅広く文献で調べ、問いに答えていくように文献を整理していきます。

ほか、卒業制作というものがあります。岸ゼミでは、ミュージカルを作ったり、映画を作ったりするゼミ生がいますが、これは卒業制作として位置付けています。

上記のことのうち、一部しか話せていないですが、来週も時間も少し使いながらゼミ生ひとりひとりが何を研究(探求)したいか、Step by Stepで明確にしていきたいと思います。もちろんこれをもとに、活動報告を書くのも大歓迎です!