11月5日:開発コンサルタントと語る会

1月5日に開発コンサルタントと語る会を実施しました。(一社)海外コンサルタンツ協会(ECFA)の協力を得て、岸ゼミと明治大学国際協力人材育成プログラムの主催で行いました。「SDGs 質の高い教育をみんなに」をテーマとしたワークショップです。この企画・運営は、2期生のかずや、かんな、みすずが進めてくれました。

”私たち自身が若い人たちから学び一緒にやっていくという意識をもたなきゃ、この業界は変わらないし、変われない”

“これから開発コンサルタントの世界で働く若者たちが、これまでの経験と知見に根付きながらも、いろんな可能性にチャレンジし、開発コンサルタントという仕事を時代や状況にあわせて発展させていけるようにその土壌を作っていかなきゃいけない”

という(私の解釈も入りますが)言葉がとても印象的でした。

開発コンサルタントも私たち大学教員も、ある種の専門家として働く人はどうしても知識や技術を伝える側、支援する側に立つことが多いけれど、これからの教育も開発も、それぞれの多様性を出し合いながら作っていく関係がとても大切になっていきます。

これまでは、実際に支援する側にいた開発コンサルタントの仕事ですが、この10年、20年後に、たとえばアフリカの人たちとどう関わっていきたいのか、それをイメージできることが大切だとおっしゃっていました。3-40年前のやりかた(支援という関係)のままいくわけでは決してないから。

それに、今日本はインバウンドでアジアからの人が多くきていますが、いまだにアジアからの人を「途上国の人」と見てしまう人は少なくないと思います。そのイメージを作ってきたのは、この3-40年の開発の現場でもあるので、本当にこの業界を前にぐんと進めていくためには、その現場にいる開発コンサルタントも変わっていく必要があるということもおっしゃっていました。

今日のワークショップに私はずっと共感と感動でいっぱいでした。実は、ある開発の現場で、すごく窮屈な思いと違和感を感じていて、モヤモヤしていました。今日、同じ問題意識をもった開発コンサルタントの人と出会い、しかも、そのモヤモヤに対してアクションを起こされていて、すごく刺激を受けました。モヤモヤしたまま現状を受け入れるのではなく、それを作り変えていこうとされる人が目の前にいて、私もその仲間になりたいと思いました(なります!)。

これからの開発も教育も、キーワードは「多様性をつなぐ」かな。まさに、今の研究がきっとこの先役に立っているであろうイメージをもって、私も日々日々、精進し、ひとつでも自分にできることを増やしていこうと思います。学生たちと、そして一緒に活動を生み出すみなさんと一緒に!

★詳細はこちら(ウェブ)
https://www.meiji.ac.jp/nippon/info/2019/6t5h7p00001u7ij4.html

★当日のプログラムはこちら
<プログラム>

午前の部
・SDGsとは?
・開発コンサルタントの仕事とは?
・インプロ:自己紹介のパフォーマンス
・インプロ:ステイタス
・ワールドカフェ(inspiration talkと対話セッション)

午後の部
・インプロ:カテゴリーゲームでグループわけ
・デザイン思考を学ぶ
・課題解決ワーク
・寸劇にてシェアリング
・全体振り返り