第二回 ワールドカフェ(WC)

こんにちは!
国際日本学部岸ゼミナール1期 Web担当の仙波です!
今回のゼミでは、前回に引き続きワールドカフェを行いました!
今回発表したのはけいた、りえと、イムくんの3人です。

この記事では、3人それぞれが発表した内容および、みんなと話し合ったことをまとめておきます。

【けいた】

私が今回のゼミで行ったプレゼンの後には、ワールドカフェ形式で集まってくれたゼミのメンバーに自分がこれからどんなことがしたいかを紹介し、たくみがそれをグラフィックファシリテーターとしてまとめてくれました。また、私の話を聞いたメンバーの中にも興味を持ってくれる人がいたので、これからも自分の決めた「ICTを利用した地域や人々への貢献」というテーマに向かって研究を進めたいと思います!

【りえと】

私は「偏見を考える」というテーマで今回プレゼンをしました。プレゼンの準備ができる時間はゴールデンウィークの間たっぷりあったのですが、なかなかテーマが決まらず、ギリギリまで悩んでいました。最終的に決めたこの内容も、これでいいのだろうか・・・と発表がとても不安でした。

さて、今回このテーマを選んだ理由として、私が今熱中しているものにあります。それは、映画「グレイテストショーマン」です。この映画の名前を出した時、頷いてくれた人たちがたくさんいて少しホッとしました(笑)この映画は実在した人物P.T.バーナムという人物を題材にして、その人が作ったサーカス団の話を描いています。映画の特徴として、様々な種類のユニークな人たちを平等に輝かせていることと、階級や人種などの違いを超えた恋愛が挙げられます。映画で設定されている時代と現在では違いがあるため、2つ目の特徴である恋愛については今回置いておきますが、ユニークな人たちへの偏見をなくし輝かせるというのにすごく感心し、今回偏見について深く考えました。

この映画に考えさせられ、偏見をなくしたい!と思い、今回ゼミ生と考えたいことが4つ浮かび上がって来ました。順に挙げていきます。1,偏見の定義 2,偏見を持たれた、持った経験はあるか 3,偏見をなくすにはどうしたらいいか 4,ユニークな人たちにとっての普通とは 以上の4つです。2つ目の偏見の定義についてですが、私は少し変わった人がいるとつい見てしまったり驚いてしまったりするのですが、これも一種の偏見なのでは?と思い、みんなの意見を聞いてみたかったので話し合いたいことの一つに入れてみました。4つ目のユニークな人たちにとっての普通とは、をわかりやすく説明すると、私たちが良かれと思ってやったことも相手にとっては嫌なことだったということもあるよね!ということです。

今回のプレゼン発表者3人全員の発表が終わった後、三つのグループに分かれて話し合いをしました。

私たちのグループでは、まず偏見の経験について話してもらいました。多くの人が偏見を持ったり、持たれたりしたことがあり、留学生もいるので出身に関する偏見の経験も聞くことが出来ました。例えば、買い物をした際に髪色のせいでレシートがもらえないことが何度もあったり、留学中にテストでいい点を取ると「さすが頭のいい日本人だね!」と言われたり、というものが挙げられました。また韓国からの二人は、「韓国人は肌の色が白い」や、「背が高くすらっとしている」と思っていたといわれたことがあると言っていました。

次に偏見をなくすためにはどうしたらいいかということについて話し合いました。まず偏見は、勝手な思い込みや自分で基準を作ってしまうことによって起きるという意見が出ました。そこで私たちは偏見をなくすためには教育のレベルを高くすることが必要だと考えました。人を判断するのには自分の持っている、限られた知識と見たものを判断するため、教育のレベルを上げれば偏見が無くなるのではないかという意見が出ました。また、私自身は、直接経験することで偏見が減ると考えます。これは自分の経験談ですが、留学前は黒人の人たちに少し怖いという印象を持っていましたが、留学にいき、実際に黒人の人と友達になって、全く何も感じなくなりました。この経験から、直接交流することで偏見が減ると考えたのです。

一方で、偏見をなくす必要があるのか?という意見も出ました。それはLGBTに関係することなのですが、文科省が教科書に記載されている「人は異性を好きになる」」という内容の文章を頑なに変えない、と言っていて、その理由が、異性を好きになることが生物学上普通なことだし、同性と結ばれてしまっては子孫が残せず、少子高齢化がさらに進んでしまうからで、確かにそれは筋が通っていると考えるから、だそうです。私もこの意見には納得させられました。人の心を優先するか、生物学上正しいことを優先するか、というのを決めるのはすごく難しいことだな・・・と感じました。

今回のプレゼンテーションで今までより少し自分と向き合うことが出来たし、話し合いを通して知識を増やすことが出来ました!みんなの前で話すこともすごくいい経験になりました。

 

【イムくん】

今回の発表で自分が投げた質問はどうしてあった事もない人をそんなに好きになったり夢中になれるかなでした。そこで自分はいつも思っていてもよく知らなかったのですが、みんなと相談していろいろの理由を考えることになりました。最初にやはり一番の理由である憧れでした。自分は11年前からリバプールの選手であるジェラドがあこがれでした。危ないときにチームを救った姿を見ると尊敬したくなってますますジェラドについてそのチームについてよく調べてどんどんはまりました。その経験を考えながらもっと意見を聞いたのが、代理満足やロールモデルも大きな理由になれると思いました。そこに関連して多くの意見が出たのですが、その中で一番興味深いのが、メディアの発展でした。メディアの発展は昔と比べてそのあこがれの人や好きな人を良く知ることになると思いました。例えば、昔はFacebookやInstagramみたいなSNSがなくて有名人はテレビやインタネットでしか知る方法がなっかたのですが、最近は有名人もSNSをやっていてすぐ最近のニュースや考えを知ることができます。

今回の初めてのワールドカフェをやって思ったのはやはりいろいろの人の意見を聞くのは自分の考えを深くするのにも役に立つのだと知りました。すごくいい経験でした。

いかがだったでしょうか。

ワールドカフェでの活動は、発表者はもちろん、聞いている側の人もいろいろな意見や考え方に触れることができて、とてもいい機会だと思います。

来週以降のワールドカフェも引き続きいいものにしていきたいです!