20日(水曜日)も、とても忙しい一日でした。

午前は、調査研究のための朝8時にはUNRWAフィールドオフィスに到着。

UNRWAでの調査研究では、7人の教育専門家が協力してくれました。中には、私がシリアのUNRWAにいた時(8年以上前)に知り合った専門家もいて、覚えてくれていたのがとても嬉しい!
★調査研究「日本の映像コンテンツを活用した途上国における教育支援の可能性」については、今年度中に論文等で発表します^^ 日本で開発された映像コンテンツの質はとても高いので、これらのコンテンツが、中東の教育現場で活用されるのであればすごく嬉しい。小学3年生の映像コンテンツを見てもらい、学校のカリキュラムと合うのか、映像を活用して先生が指導案を作ることはできるのかなどの項目についてひとりひとり意見を聞くと同時に、意見に違いがあれば議論してもらい、その理由を明らかにしてもらいました。ヨルダンでは、アルジャジーラが提供する映像コンテンツを使った授業(アラビア語など)も見られるようになったし、映像コンテンツを使った授業開発が進めば、日本の映像コンテンツもきっと役に立つと思います。 ディスカッションの中で特に面白いと思ったアイデアがありました。それは、この映像コンテンツをガザの教育支援に使いたいというものでした。ガザの子どもたちは、絶対的に経験が不足しています。隔離壁の中に閉じ込められて生活の中で、彼らが学校で学ぶ知識は、実生活や実体験と結びつける事が難しく、結果として暗記中心の学習になってしまいます。映像メディアは、間接経験を提供することができるため、意味も分からず教科書を暗記するような学習ではなく、映像によって提供される世界と関連づけて教科書で知を探求できる・・かもしれない。 実際、映像を使って授業をするためには、教師の力量が非常に重要となってくるので、映像コンテンツを提供すれば、いい授業ができるかといったらそうではありません。でも、ガザの子どもをはじめ、行動範囲を制限されることから知を探求するための十分な経験ができない子どもにとっては、とても有効なツールになるんじゃないかな。今後映像コンテンツの提供が決まれば、それをどう使っていくかについてUNRWAと共同研究をしていきたいな。 そうなったら日本の小学校の先生! 是非いろいろみなさんの知見をシェアしてください^^ 写真は、調査研究に協力してくれたUNRWAの教育専門家たち CIMG6716]]>

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