「実践!コミュニティデザイン」という本を読んだ。この本で紹介されている事例は、農村地を魅力的にするとか、都市部に人が集まれる場所を創るといった事例で、国内外、都市部、地方の事例が紹介されていた。

この本を読んで興味をもったことは次の2つ。
ひとつは、全体の事例において、地域との連携が土台になっていること。地域との連携づくりとしては、自分がその地域の出身であったり、または、その地域に根付いたNPO活動をしている団体だったりしている。参入の仕方とか、興味あるな。違う地域の人たちが参入できるのかなぁ。実際、地域の問題は、歴史的、文化的なものとかなり関係があるので、外部の人がきて、問題を特定したり、その解決方法においても、簡単には提案ということにはならない。外部の人がかかるならば、あくまでも、地域の人の潜在的可能性を引き出す役割か、または、問題の分析をお手伝いしたり、問題解決のリソースとなるくらいかな。どういった「地域連携」があるか、知りたい。
次は、紹介事例の中に、「サードプレイス」や「物語アプローチ」というところが、タームとしてでていた。こういうキーワードを使いながら、そこでの実践を深く分析できるかもしれない。この本では、実践を理論的な視点からみるというところはないけれど、理論的枠組みから分析するのもおもしろそう。理論というのは現象を理解する枠組みでもある。どういう理論から何が見えてくるのか。事例そのものも参考にはなるけれど、異なる文脈で実践する時、読み手が持ち運び可能な知とするために理論やモデルや役立つので、そういったものをどう事例から引き出すか、興味がある。
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