12月23日から1月10日までミャンマーへ出張に出ていました。出張先のピーは想像以上に寒く軽い風邪にかかったり、カレン族の新年祝いでいただいた食事にあたって食中毒になったり、体調をくずしましたが、なんとか無事に帰国しました。 【出張の概要】 2008年12月から授業改善を目的としてミャンマー連邦の全国の教育大学へ授業研究を導入しました。授業研究は、日本の教師たちが専門的見識と技能を習得するために実践してきた学習方法です。授業研究は、教師が他の教師の授業から相互に学び合う事を奨励するだけではなく、新しい知識や技術をその文化や社会に応じて適応する形に変えていくことを促す。北米、台湾、欧州などでも授業研究は、教師の授業力量形成として着目されており、近年では、国際教育協力においても、ボリビア、ザンビア、シリアなどで実践されるようになりました。 授業研究を通して教師が授業力量を形成することについては、国内外の事例をもとに報告されていますが、その一方、文化的、社会的に教員同士が学び合う文化のない地域(国)においては、授業研究が形骸化してしまうという問題が指摘されています。そこで、教員同士の学び合いが文化的、社会的にない地域(国)において、授業研究、すなわち、教員同士の学び合いが醸成されるかについて調査を進めています。具体的には、E.Wengerの実践共同体の理論的枠組みを援用し、ミャンマーの教育大学の授業研究を研究対象として、教員の学び合いの促進要因・阻害要因について調査を行っています。本研究結果をもとに、最終的には、途上国の教育開発プロジェクトにおける現職教員研修を提案したいと考えています。 12月23日から1月10日の出張では、上記の研究の一部(フィールド調査)が目的でした。 【活動内容】 ・ヤンゴンに到着 (12/23) ・モニタリング調査の準備(12/24-25) ・ PYAY教育大学モニタリング(12/27-12/31) ・ データ分析(1/3-1/8) ・帰国(1/9) (日本着1/10)

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