本学で取り組むインドでのフィールドワーク開発のため、今日は、仙川で実施されたWall Art Festival (WAF)のワークショップに参加した。地元のカフェで実施されたワークショップは、コミュニティカフェとしても機能しており、地域の人が参加していた。また遠方(仙台や筑波)からの参加者もいた。これらの人は、WAFへの活動に関心があり、関わりたいという人たちである。 WAFは、インドのブッダガヤの村の促進をめざして、芸術祭を実施している。この芸術祭の運営は、ボランティアベースで、地域の人たちが連携して作り上げている。その活動を支える舞台として、カフェがあり、リソースとして仲間がいる。草の根国際協力に関心を持った人だけではなく、インドそのものに関心を持った人、芸術に関心を持った人、参加している人たちの魅力に引き込まれた人、何か一緒に創りだしたいと考えている人、何かしたいけれど何からすればいいか分からない人、様々な人が様々な目的や関心をもって集まっている。WAFに関心をもって今年度インドへの渡航を検討している筑波大学の学生は、「スタディーツアーとかとは違って、自分たちで創りだしているところが魅力」といっていた。確かにそうだ。ここに参加している人はひとりひとりが自分の役割を見出して、動いていく。スタディーツアーやセミナーのように、準備された場に参加するだけではない。ここが私がWAFと連携したという大きな点である。 学生をお客様として受け入れてもらうのではなく、学生が自分たちができることを考え、できないことを認識し、できるようになるために人々と連携し、できるようにするためにどういう道具を使えばいいか、それを考えて実践できる場になればよい。 大学としては、ここまでコミットする教員がいないため、なかなか実現しにくいと思うが、大学もそういう人を積極的に雇用して、地域連携、国際連携をすべきだと思う。トップダウンの契約ベースの活動に対して、もうすこしクリティカルに見ていく必要があると思った。 今日のワークショップ、そしげ夕方のWAFのアーティスト達のトークイベント、インドの学生たちとのスカイプ交流、現地コーディネータのOさんの思いなどを聞いて、益々WAFと連携したいという気持ちが高まった。本学とどう連携できるかについては、今日の情報をもとに整理し、Oさんと検討する。

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