HRICプログラムのソリューションアプローチDの3日目の講義。8月4日は、ツーリズムの観点から途上国の開発支援について考えるという内容でした。
1限は、佐藤先生@明治大学からツーリズムについて概要をご講演いただき、2限はJICAの産業開発・公共政策部からYさんとMさんを講師としてお招きしてJICAが取り組んでいる案件について事例紹介をいただきました。加えて、実際にプロジェクトを開発するプロセスを経験しようということで、Mさんが現在取り組まれているカリブの事例をもとにPCM研修までしていただきました!スイテクホルダー分析→問題分析→目的分析→プロジェクト選択という流れなのですが、1コマという限られた時間だったので問題分析のところまでしかできなかったけれど、どこに視点を持つかによって問題の捉え方、問題解決の方法が違ってくるところが面白かったです。もう1、2コマ分を使ってじっくりやりたい内容でした!
3・4限は、国際機関 太平洋諸島センターのKさんを講師としてお招きして、太平洋諸島の観光開発の事例を詳しく説明いただきました。観光地化によるポジティブな側面(たとえば、コミュニティ開発や現地のアイデンティティ形成、収入の向上、インフラ整備など)とネガティブな側面(貧富の差の拡大、伝統文化の再構築(→ツーリストが気に入るような表現への変換)など)について、写真や映像でご説明いただきました。私も、途上国の観光地化された場所に行くと、観光地化に疑問を持つことが多々ありますが、それが何かについて観光地化による現地の人々の影響について、PICの研究知見から明確に理解することができました。
PCM研修について
http://www.jica.go.jp/hiroba/menu/ngo_pcm/
JICAの産業開発・公共政策部
http://www.jica.go.jp/about/jica/org_list/IL.html
国際機関 太平洋諸島センター(PIC)
http://blog.pic.or.jp/
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