「考える力をどう評価するのか」というお題で、三宅先生(Kikuko Miyake)@関大初等部と宇治橋さん(Yuji Ujihashi)@NHKと一緒に、本教育工学会 夏の合宿で話題提供させていただきます。そのためのプレゼンづくり中。「思考」について「思考中」です。

コメンテーターは久保田先生(Kubota Kenichi)@関西大学、稲垣先生(Tadashi Inagaki)@東北学院大学なので、全く遠慮のない白熱した議論になりそうです(ある意味怖いけど・・)

以下、思案中のプレゼンの流れですが、コメント大歓迎です。または合宿で是非議論いたしましょう〜! 日本教育工学会 夏の合宿参加申し込みはコチラから http://www.jset.gr.jp/study2/20140809.html (コーディネータ:今野先生(Takayuki Konno)@明星大学) *** 「何のための思考を評価をするのか?」 まずはここからですね。何故評価するかということの目的があって、その方法を考えなくちゃいけないから。 学校現場では、言語力・思考力の育成が重視されているので、そのための様々な教育方法が開発、実践されている。これらの教育プロセスを経て、実際、子どもたちの言語力・思考力がどのように伸びたかというのを評価したいという現場のニーズがある。 この現場のニーズからスタートすると狭い意味での評価になりそうなので、もう少し広い視点を持って評価について考えたい。 たとえば、 ・なりたい自分になるため(beingからbecomingのプロセスを経るため)自らの学びを自ら創り出していけるように「考える」ことが必要。 ・多文化の中で共に平和的に生きていくために「考える」ことが必要。 そのための評価(つまり支援のための働きかけ)を考える視点とは・・ 視点① どのような道具や方法を使えば、子どもたちが何を考えているかを知ることができるのか。子どもたちの考えを知ることで(今までできなかったことの)何ができるようになるのか。→たとえば、子どもと教師および他の子どもとの情報共有、コミュニケーションなど。 視点② 学校での思考経験をもとに、どのように日常認知・日常行動に変化を起こすことができるのか(転移・文脈横断論の観点から) 視点③ 学校での思考経験を経ることで、どういう自分になれたのか(アイデンティティの観点から)。逆に、なりたい自分(自己イメージ)によって、学校での思考経験は違ってくるのではないか?(対話的自己理論から) このように考えると思考を評価するためには、認知面への働きかけでは不十分で、シンボリックインタラクション、情意面や学習者の意味づけ、位置どり(アイデンティティやポジショニング)など質的なアプローチでもみていく必要がある感じがします。 この点を抑えながらプレゼンをまとめていこうと思います。 現在、午前4時半。考えるのは楽しい。あっという間に時間が過ぎます。]]>

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