っている地域を訪問した。ここにいる多くのシリア難民は、合法的な方法で入国できず、そのため支援も十分に受けれないまま生活をしている。 この地域の生活をは厳しい。この日は、いつもより寒かった。テントの中もとても寒かった。電気と水が使えるのは、夕方から朝方まで。夜になったら少し離れた場所から水を運び、電気が使える時間にその日体を洗うためのお湯を作る。台所と洗面所をみせてもらった。洗面所は、水がたまった大き目のバケツに水を流した後一方向に流すため、厚めのビニールが下の敷いてあった。台所は、ガスのコンロと鍋とフライパンがあった。お皿は十分にないのか、フライパンのまま食べていた形跡があった。日々の食事は、ホブスというピタパン、ザータルという香辛料(パンにつけるふりかけみたいなもの)、卵焼き、サラダなどらしい。電気がないため、冷蔵や冷凍が必要なものは保存できない(この時期は寒いので大丈夫だろうけど、夏はとても暑いので衛生問題は深刻だろう)。 ハマ出身のお母さんと出会った。お茶を飲んでいきなさい、と誘ってくれた。こんな状況でもシリア人のやさしさに感動する。「シリアのお茶の作り方で作ったのよ、ヨルダンのお茶とは違うでしょう?」というお母さん。確かに!懐かしい味のお茶。このおうちにはキャンプの小学校に行っている子どもたちが3人、そして10代の女の子が3人いる。お母さんとお母さんの妹、そして3人の娘たちと少し話をした。見ただけでも、ギリギリの生活をしているのが分かる。こんな寒いのに彼女たちの服は十分じゃない。仕事はない。お母さんは仕事をすることは「禁止されている」といっていた。「近くの野菜工場で働けると聞いたけど?」と質問すると、「見つかれば、刑務所だから働きたくても働けない」といっていた。確かに許可がないとシリア人はヨルダンで働けない。許可をとるためには、合法的な入国であることが前提だし、申請をしたからといって許可がおりるわけじゃない。20件のうち1件許可出ればいいそうだ。許可なし仕事をしているところを見つかれば刑務所なのか、難民キャンプなのかどこに連れて行かれるかは分からないけれど、彼女たちは、働くことに対して不安を持っている。 それでも、「家族が一緒にいる。アルハムドゥリッラー(神様のおかげです)」とお母さんは言う。なんだかよくわからないけれど、心が痛くなってお母さんごぎゅっと抱きしめてしまった。彼女たちを吹き付ける寒い冬が早く終わればいいと思う。同時に、これから来る暑い暑い夏を彼女たちが健康に過ごすためにこれから何が必要なのかを考えなきゃと思った 午後は、ワークショップに参加した人たちの活動を訪問した。こちらについては、写真と合わせてシェアしたいので、帰国してからアップします。]]>

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