今日は、ブータンの情報省の職員で私の友人でもあるTsheringとメディアリテラシーについて議論した。京外大で担当する授業は、コンピュータ関係なのだが、コンピュータを学ぶのではなく、コンピュータで何を学べるのか、その際何に注意すべきなのかをメディアリテラシーの観点から講義したいと思っている。そのためには、国内外の実践や取り組みについて授業の中で講義も入れていきたい。そういう中、ちょうどブータン人の友人が、政府主導でメディアリテラシーの取り組みを行っているといっていたので、それについて講義してもらうことにした。彼の友人も2名紹介してもらい、テレビ会議をと通して講義してもらうことの承諾を得た。講義内容について、日本とブータンにおいて何故メディアリテラシーが重要視されているのか、どのような問題があり、そのためにどのような取り組みがされているかについて議論した。ブータンは、これまで国営放送しかなかったところに、一気にインターネットや衛生放送からの情報が国内に流入したため、かなり混乱があるという。実際、村の人たちはメデイア(広告やポスターを含め)に慣れ親しんでいないため、多様な情報に直面した時かなりのコンフリクトを起こすという。そのため、まずは教員を対象にメディアリテラシーについて理解してもらい、学校教育を通して子どもに指導していこうとしている。メディアリテラシーにまつわる多くの問題もあるようなので、そのあたりも話をしてもらえればと思う。 また、ブータンのような国でのメディアリテラシー教育は研究としても価値があるので、余裕があれば、共同研究をしていければおもしろいな、と思った。 ところで、今日はインドのフィールドワークに参加したい学生に対するオリエンテーションだった。かなりの人数の希望者がいて嬉しい。抽選だが、やる気のある学生を集めて、充実したプログラムにしたい。
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