2026.06.17 - お知らせ Eastside研究所のLois Holzman先生によるオンライン国際コースを開催します。ホルツマン先生と長期間対話しながらパフォーマンス心理学について学ぶ機会となります。→ 詳細はこちらから
2026.06.15 - お知らせ 異文化間教育学会、日本質的心理学会、日本教育メディア学会にて本研究会での議論や研究成果を発表します。これらの学会に参加される方は是非さらなる議論にご参加ください。
2026.06.01 - お知らせ 日本教育メディア学会(12月)にて、公開セミナー、課題研究、一般発表でABRに関する企画を行います。→ 詳細はこちらから
アート的探究を通じて、既存の枠組みにとらわれない多様な知を探り、社会に新たな価値と可能性を生み出す学びのプロセスを創造する。
アート的探究を通じて、人々が他者の視点に触れ、自らの世界を広げ、多様な背景や価値観を持つ人々が共に生きる社会を創造する。
(1)新たな学びの手法を開発し実践する
アート的手法を取り入れ、既存の枠組みにとらわれない学びの場を創造する。
(2)多様な知の構築を支援する
アート的表現を通して言語化が難しい感情や経験を引き出し、新たな知の構築を支援する。
(3)対話と共感を育むプログラムを開発する
異なる文化的背景を持つ人々がアートを通じて関る場をつくり、多文化共生を促進する。
(4)社会課題に取り組む人材を育成する
社会課題解決に関する探究プロジェクトを支援し、共生社会の担い手を育成する。
ABRとは、アートを研究手法として取り入れる研究方法です。従来の研究では、数字やデータを分析して結論を導き出すのが一般的でした。一方、ABRでは、絵を描いたり、音楽を作ったり、演劇を演じたりといった創作活動そのものを研究の過程として活用します。
例えば、ある社会問題について理解を深めたい場合、その問題をテーマにした絵画を制作したり、演劇を行ったりすることでデータ分析だけでは見えてこない新しい視点や気づきを得ることができます。
ABRの特徴的な点は、研究者自身も創作活動を通じて変化していくことです。 研究者は単に観察者としてではなく、創造的な活動に参加することで、予想もしなかった発見をしたり、新しい問いを見つけたりします。そのため、ABRは「新しい知識を生み出していく探究方法」とも言えます。
このように、ABRは芸術活動を通じて、既存の考え方や価値観に新しい視点をもたらす革新的な研究手法です。
本研究チームは、現在、12のプロジェクトに取り組んでいます。
国内だけでなく国外の研究者や実践家とつながりながら、
学校とコミュニティを中心にさまざまな活動に取り組んでいます。
高校の「総合的な探究の時間」が2022年度から本格実施され、生徒が正解のない問いに向き合い、自ら学びを創り出す力が求められています。そこで注目したいのが、実社会を探究しながら自分自身の在り方も問い直すABRによる探究学習。知るとは、知識だけでなく、経験や他者との関わりの中で深まっていく——そんな学びの在り方です。
フィールドワーク、多文化共生の取り組み、まちづくり、異文化理解教育、そして大学のゼミ活動など、ABRはさまざまな実践の場で活用されています。本ウェブページでは、具体的なフィールドやテーマに基づいた事例を紹介し、ABRがどのように現場に活かされているのかをお伝えします。
本ウェブサイトは、科研費助成事業(基盤研究(C))「探究学習を多様化するアートベース・リサーチ: 循環的共創を生み出す教育環境デザイン」(課題番号:24K06243)の研究チームと共同研究者および研究協力者によって運営されています。※詳細はこちら
| 日付 | 回数 | 内容 |
|---|---|---|
| 4月22日(水) | 第1回目 | ナラティブ |
| 5月27日(水) | 第2回目 | 詩的探究 |
| 6月24日(水) | 第3回目 | 音楽 |
| 7月22日(水) | 第4回目 | ダンス・ムーブメント |
| 9月23日(水) | 第5回目 | 演劇・ドラマ・映画 |
| 10月28日(水) | 第6回目 | ビジュアルアート |
本書は、ABRの基本原則、方法論、応用例を紹介し、創造的な研究が学際的な知識構築にどう貢献するかを解説しています。本書には、ABRの作品例やチェックリスト・ディスカッションのための問いやアクティビティが紹介されており、これらを取り上げながら参加者のABRに繋いでいきます。
『研究法がアートと出会うとき アートベース・リサーチへの招待』福村出版
パトリシア・リーヴィー(編著),岸磨貴子,東村知子,久保田賢一(2025年出版)
日本教育メディア学会は、2024ー2026年の3年間、ABRをテーマとしたSIG活動(特定課題研究として)を行います。年次大会では課題研究でABRに関するセッションを設けると同時に、オンラインで参加や対面で参加できるさまざまなABR活動をご案内します。
毎年12月にABRの研究会を行います。2025年は明治大学中野キャンパス、2026年は関西大学高槻キャンパスで実施予定です。学生、院生、実践者、研究者が集まり、それぞれが取り組むABRについて共有し、会話を通して発展させていきます。
異文化間教育学会企画委員会では、『異文化間教育学事典』に収められた概念を固定化せず、ABRの実践を通して概念を編み直しながら、新たな解釈や可能性を生み出す取り組みを進めています。文献『研究法がアートと出会うとき――アートベース・リサーチへの招待』を手がかりに、紹介されているエクササイズを実際に行い、自分たちの研究と結びつける中で、異文化間教育の概念を動的にとらえ直していきます。

このウェブサイトは、アート・ベース・リサーチ(ABR)を通じて、新たな学びを共に探究するコミュニティの場です。共同実践のアイデアやワークショップのご依頼、ABR研究会に関するお問い合わせなどは、下記メールアドレスまでご連絡ください。
artsbased.labo@gmail.com((明治大学 岸磨貴子)