クリエイティブな
知の探究へようこそ!
第1回ABR研究会にご参加いただくみなさまへ。
12月20日(土) 10:30〜13:30に開催される 「ABRギャラリー」 のご案内です。
この時間では、2つのドキュメンタリー演劇公演 をはじめ、
アートベース・リサーチの魅力を体感できる多彩な発表が行われます。
ABRギャラリーでは、ポスター発表、展示、そして、研究×アートの新たな出会いをテーマにした対談・ワークショップも予定しています。
「知る・感じる・語る」を結ぶ時間をぜひご一緒に体験してください。
■発表者:多文化共生クロスロード製作委員会(松井かおり・石田喜美)
■概要:どちらを選んでも何らかの困難が予想されるような「ジレンマ」に焦点を当てた、シミュレーションゲーム型教材「クロスロード」。本発表では、外国につながる子どもの教育に関わる人々の「ジレンマ」に焦点を当てた「クロスロード」を紹介します。実際に参加者の方にプレイを体験していただき、ゲームを通じた対話の可能性を考えます。
■教室:501
■発表者:仲嶺真(荒川出版会)・北本遼太(静岡産業大学)・仙石桂子(四国学院大学)・森川貴嗣(四国学院大学)
■概要:日本心理学会大会第89回大会のシンポジウムにおいて、心理学のこれからについてフロアと率直に対話するために、言語と論理による研究発表ではなく、身体性や感情に基づく研究発表を心理学史をテーマとして行いました。この実践を通じた困難を振り返り、今後対話を促す仕掛けをどのように作れるかについて議論したいです。
■教室:502
■発表者:東京学芸大学 笠原研究室(笠原広一・森本謙・院生他)
■概要:感じたことは、いかにして理解へと至るのか。感じることと理解することは、どのようにつながっているのか、あるいはつながっていないのか。また、それらはどのような関係であり得るのか。本企画では、感覚と理解の「あいだ(/)」をa/r/tographiyとして探求し、生きてみた大学院生たちの取り組みを紹介します。それをもとに、「感覚/理解のあいだを生きる探求」とは何か、それが一体何をひらくものとなるのかを考えていきます。
■教室:503
■発表者:今宿未悠
■概要:「Pressure-Pleasure」は、二人の参加者がそれぞれ圧縮袋に入り、互いの呼吸に応じた圧迫を感じるインタラクティブ・アート装置である。
都市生活者に特有の統合失調や自閉的傾向に対し、原初的な刺激(触圧・呼吸)を通じた身体的・感覚的介入を試みる。これにより、参加者の身体感覚や自他境界をゆるがし、新しい自己としてのまとまりを獲得させることを目指す。
■教室:504
■発表者:VIVISTOPNITOBE
■概要:東京都中野区・新渡戸文化学園にある、デジタル機器や様々な道具を備える共創空間「VIVISTOP
NITOBE」。”つくる”だけでなく、”つくるを背負わせない,前向きな溜まり場”とも称されるこの空間で何が起きている!?ワークショップやトーク、展示を通じ、”これからの共創空間”を来場者と共に探ります。
■教室:505
■発表者:岸ゼミ
■概要:岸ゼミ/岸研究室では共生をテーマに、ABRを行っています。ゼミ生や院生が個人またはグループで関心のあるテーマに取り組み、その成果をワークショップや展示、映像など多様な形で発表します。これらの実践を紹介しながら、共生に向けた新しい学びのデザインを探ります。
■教室:506
■発表者:佐藤信(若葉町ウォーフ(一般社団法人横浜若葉町計画)
■概要:「波止場の学校」をはじめ、劇場の次世代をになう国内外の若手表現者たちのプラットホームとしての、横浜下町の民間アートセンター葉町ウォーフ」の活動について。
■教室:508(ポスター会場)
■発表者:小塚 智樹
■概要:自身の作品は取り巻く社会や環境に反応し、自身と共に大きく変化を続けている。作品の源である創造性の発現には、身体的、感性的経験を通じた自己の変容が不可欠であり、本テーマは自身がこれまでに制作した作品と、それぞれの作品での自己の変容に着目することで、創造性が発現するプロセスを探る。また、現在自身が取り組む作品の制作と展示プロジェクトを元に、作品の制作から社会への共有にかけて、自身が何に反応し、どう変化し、共有したか、より実践的視点からそれぞれのプロセスに伴う痛みや喪失、喜びについて俯瞰し、その循環、今後の変容と創造性の発現に備える。
■教室:508(ポスター会場)
■発表者:福原英信(早稲田大学大学院)
■概要:写真は、撮影者の視座を分かち合えるツールである。写真を撮りながら「分離」を切り口に新大久保の街をウォーキング・エスノグラフィーした実践・日常世界での「PEACE」・「PEACEの対義語」の写真を分かち合う実践を通じて、対話の場づくりに向けた「写真表現」の可能性を探る。
■教室:508(ポスター会場)
■発表者:紀平真理子(名古屋大学)
■概要:原因や解決策が一つではない「厄介な問題」に関わる人々の語りを映像にしています。Visual Problem
Appraisalという方法論を用いて浜名湖のアサリ減少問題のワークショップを実践し、現在はウミガメと海草とモズクと人をめぐる問題の映像を制作中です。一面的に認識されがちな「問題」の複雑さの発見を目指しています。
■教室:508(ポスター会場)
■発表者:異文化間教育学会企画委員会
■概要:本プロジェクトでは、異文化間教育学の視点からABRの意義や可能性を探ります。異文化間研究者が『研究法がアートと出会うとき
アートベース・リサーチへの招待』第1章を読み、その過程で生まれた違和感や感情、新たなイメージや解釈をもとに「ことば」の展示を行います。どうぞ「ことばの森」を楽しんでください。
■教室:508(ポスター会場)
■発表者:日本教育メディア学会(川島裕子・岸磨貴子)
■概要:本学会では、2024年度よりABR
SIGを立ち上げ、教育メディア研究におけるアートの意義や役割について考察してきました。『ABRハンドブック』の輪読会、特定課題研究での研究発表、ABR査読評価基準の検討など、これまでの取り組みについて発表し、アートをメディアとする教育/研究の実践について考えます。
■教室:508(ポスター会場)
■発表者:小川高広(上越教育大学附属小学校)
■概要:国語の授業で子どもは、言葉で説明、説得することを通して、物語を探究している。そこでは言葉で表現することは疑われない。探究の仕方はそれだけであろうか。本発表では、物語を演じる、描く、詩で表現するという多様な表現活動を通して、子どもが言葉の価値や限界を実感する授業を提案する。
■教室:508(ポスター会場)
■発表者:藤岡 篤司(島根県立大学 客員研究員)・丹羽 菜月(津和野町立安野光雅美術館 学芸員)
■概要:島根県津和野町では教育・文化芸術、またそれに伴う特色のあるまちづくりの活動を行ってきた。人口約6,000人のまちで、アート手法を用いて地域に住む人々が周辺の人々とともに、自身やまちの価値・可能性を探り、まちづくりの実現を目指していくアートプロジェクトを教育現場・文化芸術の視点から報告する。
■教室:508(ポスター会場)
■発表者:WEI MINGXUAN(筑波大学 松原正樹研究室)
■概要:アニメやゲームが好きで「痛バッグ」を日常的に持ち歩き、推しを物理的に「身につける」行為の意味を探求している。本研究では、推しと自分の意識的な関わりを可視化するため、「推しとの日々」をテーマとしたコラージュを制作した。二次元の推しを現実へと引き寄せる感覚を表現し、制作過程で関係性を再構成しつつ心理的変化を内省する。本発表では作品提示とフィードバックを通じ、自覚していなかった感情やニーズを明らかにしたい。
■教室:508(ポスター発表)
■発表者:一般社団法人岡原ゼミ+Keio ABR
■概要:慶應義塾大学にて2002年より活動したteamOka(岡原ゼミ)、2015年設立Keio
ABR(大学院岡原ラボ)、2023年より活動の一般社団法人岡原ゼミ、これらはアート系のアクションを社会学実践とするABRコミュニティです。代表的なアクションを紹介します。ビデオや長編映画の上映、ポスター掲示、オートエスノグラフィ座談会
■教室:509
■発表者:古屋千紘・遠藤友咲(筑波大学松原正樹研究室)
■概要:日々、目まぐるしく、或いはなんとなく、過ぎてゆく生活の中で、記録すること(創を残すこと)が自らの内側に耳を澄ませ、身体へ意識を向けさせてくれた。鑑賞者は、これまでの「わたし」の記録(記録者:古屋)と共に、キャプションを用いたプラクティス(企画:遠藤)から感じる自身の感覚の痕を残してゆく。/参加型展示
■教室:510
■発表者:長岡造形大学大学院小松研究室
■概要:私たちは、美術の制作行為を省察しながら論文を執筆するという形で研究を進めてきました。これまで本研究室で行ってきた研究の成果物としての論文、展覧会図録、報告書などを展示します。一見、従来の研究論文や展覧会と変わらないこうした研究成果が、なぜABRといえるのか、みなさんと議論できたら幸いです。
■教室:511
■発表者:山﨑 莉奈(東京学芸大学教職大学院・大学院生)、渡辺 貴裕 (東京学芸大学)
■概要:教師が想像上の世界へと学習者を「引き込む」とはどういうことか。教師はいかに引き込み、学習者はそこでどんな経験をするのか。演劇教育実践で名高いベテラン小学校教師の学級にて、1年弱、週に1度のフィールドワークを行った。観察者自身の内的な経験の記述を活用し、それを再現する朗読劇を織り交ぜて発表を行う。
■教室:512
■発表者:金沢星稜大学ABR研究会
■概要:私たちは哲学者・教育学者・アーティストからなるABRの学際的研究グループで、総合大学の科目にアート作品の制作や展示を取り入れることを目的としています。2023年度から金沢星稜大学にて、アートの授業モデルを複数考案・実施してきました。今回の展示では活動の歩みをテキストや記録写真、成果物を通して広く発表します。
■教室:513
■発表者:黒瀧かれん、吉原美和(筑波大学大学院)
■概要:私たちは様々な方法で感情を表現する。人によって慣れ親しんだ表現の方法や身体の振る舞いは異なるが、言語や状況という手がかりをなくしたときその表現するものは実際どれくらい、どのように他者に伝わっているのだろうか?また、互いの慣れ親しんだ表現を交換したらそこにはどのような感覚が生まれるのだろうか?
■教室:514
LGBTQ+という言葉をよく耳にするようになりました。けれども、男性が男性を好きになり、日々を生きていく経験をどれくらい身近に感じますか?どんなライフイベントを経て、何を感じ、考えているでしょうか。川島ゼミでは、ドキュメンタリー演劇の制作を研究手法として、これらの問いを探究してきました。実際に当事者へインタビューを行い、公演ではその「語り」を一言一句語り直していきます。さらに、観客のみなさんと議論を深める参加型ワークも予定しています。誰かの体験の断片と出会いながら、どうぞ同じ地平に立って、一緒に考えを深めていただけると幸いです。
あなたは日本で、マジョリティ―とマイノリティー、どちら側にいますか?その判断基準は何ですか?本ゼミの学生3人は、上の問いが自分のアイデンティティーに関わると考え、アイデンティティーの形成プロセスについて追究しました。自分は何者で、マイノリティー/マジョリティ―のどちら側にいた/いるのか?公演ではゼミ生本人が出演し、〈家族〉や〈ルーツ〉をキーワードに、自分と周囲の人々について語り、エピソードの数々が編み上げられます。2020年代半ばの近年、マイノリティーの人々の声をよそに、世界は不寛容になっているように見えます。本公演が多文化共生社会の実現と継続について考えるきっかけになれば幸いです。