研究チームのご紹介

岸 磨貴子明治大学国際日本学部
准教授

10年ほどシリアのパレスチナ難民キャンプで教育開発に関わったことをきっかけとして「つながり、協働する学び」に関心を持ちました。児童生徒が映像を通して世界とつながり、インターネットを通して共に学び発達していけるような実践&研究しています。教師がいつ、どんな時に、どのように映像を使うかに関心があります。

紹介動画 / WEBサイト

石井 芳生関⻄大学初等部

子どもたちがNHK for Schoolの映像に見入る姿に何度嫉妬したことか。言葉の壁に当たっても、伝えたいことを映像にして見せ合うことで、心的な距離が縮まっていきます。映像の力や通信手段の進歩には驚くばかりです。世界をつなぐコミュニケーションツールである映像について研究したいです。

植田 詩織大阪府立光陽支援学校

肢体不自由児を対象としている支援学校の高等部で毎日元気いっぱいに過ごしています。限られた生活の中で過ごしている生徒にとって映像コンテンツは家や学校から外の世界へと繋がるとても貴重なツールです。授業の中でNHKforSchoolの映像を組み合わせると生徒は一斉に見入ってしまいます。「見て楽しむ」だけでなく、「映像を通して自立的に学んでいく」そんな力を身につけてほしいと思い、日々、試行錯誤を重ねています。

黒木 歩株式会社グラグリッド

幼少期からNHKの番組を見ることで、自分の知らない世界を疑似体験することが好きでした。NHK for Schoolの映像ツールは大人も子どもも、知らなかったことを知ったり、知っていることを更に深めたり、疑似体験をしたりする事で世界と自分を繋げていくことができます。現場の先生方や子どもたちの体験のプロセスを視覚化するサポートをしたいです。

佐久間 和国立市立国立第八小学校

「学びの場をみんなでつくる」ためにはどうすればいいか、模索する毎日。特に、みんなで問いを生み出すことに難しさを感じています。映像は、どんな子でも共通の疑似体験ができるツールでもあり、感じることが一人一人違うことの面白さに気づくツールでもあります。映像×演劇的手法×問いづくりを研究

菅井 太一渋谷区立神宮前小学校教諭

子どもが楽しく学べる環境をいかに創造できるかが、一番の関心です。安心して新しいことを学ぼうと手を伸ばす子どもの姿が大好きです。NHK for Schoolは、そういう瞬間を作り出す可能性の宝庫だと捉えています。動画をクリックしながら、明日の授業を考える毎日です。

廣谷 光希関⻄大学初等部

テレビの番組制作に数年携わったあと、青年海外協力隊の視聴覚教育隊員として、アフリカに赴任していました。映像制作・発信する側から、今では教育現場でメディアを活用する立場になりました。教員経験はまだまだ浅いですが、今までの経験から、多角的な視点を持って研究をサポートできればと思います。

田端 芳恵港区立南山小学校

NHK for Schoolが「学校放送」と言われていた時からの“ヘビーユーザー”です。番組を視ている時の子どもたちの目の輝きと視聴が終わった瞬間に口々に番組からとらえたことや心に響いたことを話し始める姿が大好きです。そうした個性的な学びを大切にしたいと考えながら番組を活用しています。研究の成果を子どもたちに還元したいと思います。よろしくお願いいたします。

三浦 一郎プラハ日本人学校

総合的な学習の時間の番組「ドスルコスル」の番組委員としての経験を通して、NHK for Schoolの魅力に引き込まれています。みんなであるテーマについてのイメージを共有できること、そのイメージの共有を土台にして、みんなでさらなる問いを生み出していくこと、それが私の「推し活用法」です。

久保田 賢一NPO法人 FiLC
関西大学名誉教授

海外青年協力隊でフィリピンで活動したことがきっかけで国際協力に携わるようになりました。ミャンマー、ネパール、カンボジア、トルコ、マレーシアなどで教育に関する活動に参加してきました。海外の学校と日本の学校との交流は、いろいろな発見がありおもしろい活動だと思います。ビデオやテレビ会議を使ってコミュニケーションをとることで学びが広がっていきます。

三宅 貴久子学校法人SOLAN学園
瀬戸SOLAN小学校

1997年のNHK学校放送番組全国大会の岡山大会から、いろいろな形でNHKのプロジェクトに関わらせていただいています。私の探究学習の原点は、1997年「水と地球と私たち」の単元です。様々なメディアを活用した総合的な学習の実践に夢中で取り組んだことを思い出します。探究学習は人生のようなもの。多くの方々に探究学習のよさを伝えて行きたいです。

箕輪 貴NHK財団

現役時代はNHK教育テレビの学校放送番組や教育コンテンツの制作に携わっていました。すでに制作の現場からは離れていますが、学校放送番組を利用して授業をしている先生方をサポートする仕事のお手伝いをしています。

久保 槙祐野明治大学大学院岸研究室

学部生時代に、明治大学国際日本学部の学生の学びや生活を映像で紹介する「国日放題!」の企画・制作に関わりました。学生一人一人の個性が見えるような映像の制作を試みる中で、映像コンテンツが持つ魅力やパワーを学びました。NHK for Schoolの教材を軸にした多様で素敵な実践を行う先生方のサポートをしながら「学び」について研究しています。

動画紹介

田中 真菜明治大学大学院岸研究室

外国にルーツを持つ人と日本人が共に生きるための教育を研究しています。子どもたちがそれぞれ自由に解釈できる映像教材に関心があります。NHK for Schoolのたくさんの動画が、もっと活用されるよう、教師の知恵や工夫を見える化していきたいです。

柴田 恒明治大学大学院岸研究室

現在、生徒の異質性を生かした協働学習の環境づくりのためのカードゲーム教材の開発について研究しています。来年度から高校教員として働く予定なので、実際に教育現場でどう教材を活用していくかを先生方と一緒に考えていきたいと思います。

大谷 温理明治大学大学院岸研究室

英語教育に数年携わった後、海外協力隊として、ジブチにある国際NGOで教育開発を行ってきました。教員時代は、インド、台湾、トルコの学校とインターネットを通して交流活動を実施していました。映像を用いた学習を、どのように教員がデザインしていくのかにとても興味があります。

田 知殷(ジョンジウン)明治大学大学院岸研究室

学部時代にコロナ禍を経験し、オンラインでの学習の可能性と限界に関心をもち研究してきました。大学院では、オンラインでの学習の可能性をさらに検討していくために、修士論文とは別に、植田先生と連携し、特別支援学校(肢体不自由)の生徒と大学生の映像を活用した越境学習の実践と研究に取り組んでいます。

浅野 明莉明治大学大学院岸研究室

アメリカのイマージョンスクールでICTを取り入れた授業方法をみたことをきっかけにICTを使った教育デザインに関心を持ちました。場を通して人々がつながり、その後どのように変化していくのかに興味があります。現在は、日本で生活する外国人に関心を持ち、特に自分の意思とは関係なく来日することになった女性に着目しています。大学院では、ウクライナ支援に関わる研究をしています。