岸ゼミ6期生によるアートベース・リサーチ(ABR)の作品・実践を収録しています。 高等教育の現場で出会った問いを、詩・物語・映像・パフォーマンスなどの芸術的形式へと変換するプロセスを通じて、それぞれが固有の探求を深めてきました。
岸ゼミ6期生 ABR雑誌をダウンロード Google DriveでPDFを開く音や音楽から「私」の経験を探究する
音や音楽は、自分の経験、文化、価値観、感情を引き出す手がかりになります。
音楽を聴くこと、音を選ぶこと、そこから生まれる記憶や感情を語ることを通して、言葉になる前の「私の幸せ」や「私の不安」を探究しました。
共生社会をデザインする造形ワーク
造形を通して、共生社会をデザインするABRに取り組みました。
公園にあるさまざまな素材を使いながら、自分たちが住んでみたい場所や環境をつくり出します。その環境をよりよくする可能性、あるいは壊してしまう可能性を想像しながら、どうすれば他者とよりよくともに生きられるのかを探究しました。
現実の場にバーチャルな物語を重ねる
デジタル表現は、私たちの表現の可能性を広げます。
プロジェクションマッピングでは、現実の場にバーチャルな世界を重ねることで、新たなストーリーを生み出しました。テーマに合わせて空間、光、映像、演出を考えることを通して、表現と場の関係を探究しました。
読む・語る・問われることでABRを深める
文献輪読では、ABRの実践事例を読み解き、それぞれが担当する事例の「マスター」となって他者に説明しました。
人に教えることで理解が深まり、他者から問われることで自分自身の問いも更新されていきます。読むこと、語ること、問われることを通して、ABRの考え方を深めました。
食から文化・宗教・関係性を考える
食は、文化、宗教、人間関係、社会について考える入口になります。
料理のプロセス、素材を選ぶこと、食べることを通して、自然に会話が生まれていきます。講義だけでは立ち現れにくい経験や記憶、価値観が語られ、そこからさまざまな問いが生まれました。
歩くことから問いを立ち上げる
フィールドワークでは、歩くことを通して、身体と感情が受け取った「何か」を問いとして探究しました。
エジプトでのフィールドワークでは、アレキサンドリア、アスワン、ルクソールなどを訪れ、場所、歴史、人びとの営み、身体感覚を手がかりにABRフィールドワークを実施しました。歩きながら感じた違和感、驚き、戸惑い、発見を、探究の出発点としました。