明治大学 国際日本学部  /  2026

共生と学びの デザイン論

Designing Communication and Learning for Coexistence

問いとともに生きる。
揺れることを恐れない。
他者と出会い、意味を編み直す。

共生 表現 対話 創発 身体性 想像
岸 磨貴子 明治大学 国際日本学部 教授
「共生とは定義ではなく、生きられる問いである」
01

この授業のコンセプト

学びは受け取るものではなく、出来事として立ち上がるもの

創発としての学び

人・モノ・空間・時間が交差する中で「何か」が生まれる。それが学びという出来事です。

意味の編み直し

他者との出会いによって、これまで当たり前だった見方が揺らぎ、世界との関係が新たに編まれる過程を大切にします。

問いとともに生きる

「共生とは何か」の答えを受け取るのではなく、問いの中を生きる実践者として変容していく授業です。

他者との対話

「ズレ」を発見の源泉として捉え、他者の視点と出会うことで自分の輪郭を発見していきます。

「学びとは、人・モノ・空間・時間が交差する中で立ち上がる
創発的な出来事(Event)である」

— Elizabeth Ellsworth, 教育学者
02

表現と探究のアプローチ

言葉になる前の言葉に触れる — Arts-Based Research (ABR)

01

「説明」から「表現」へ

言葉で整理・意味づけする過程でこぼれ落ちてしまう「違和感」や「引っかかる感覚」こそを大切にします。

02

多義的な解釈を生かす

ひとつの正解を求めるのではなく、見る側の経験や価値観によって異なる意味が生まれることを学びます。

03

自己探究としての表現

作品を通じて、自分自身のあり方や無意識のまなざしに気づくプロセスを大切にします。

04

他者とのズレから学ぶ

同じ作品を見ても感じることは異なる。その「ズレ」こそが自己の見方に気づき、他のあり方を想像し、これまでになかった可能性をうむ余白となります。

03

「揺れ」を大切にする学び

わかることより、揺れることの価値

れることは
余白がうまれるサイン

よくある反応

  • 「正解がわからない…」
  • 「何を感じればいいの?」
  • 「うまく言葉にできない」
  • 「居心地が悪い」

その正体

  • 既存の価値観が動き始めている
  • 新しい問いが生まれる入口
  • 世界が広がり始めているサイン
  • 探究の触媒
戸惑い
発見

「揺れ」の場所は、まさに戸惑いと発見のあいだにある

04

空間と身体のデザイン

机のない教室から始まる、新しいコミュニケーション

多目的室という実験場

整然と並んだ机や椅子のない空間。物理的な枠組みを外すことで、他者との距離感やコミュニケーションのあり方を問い直します。

身体的アプローチ

実際に身体を動かし、他者との距離感や関わり方の変化を直接体験することで、新たな相互作用を生み出します。

アート的探究 

ビジュアルアート、漫画、ムーブメント、演劇、詩など、さまざまなアートの創造的特性をいかして共生について探ります。

+

多様な色がつながる

それぞれの経験・感覚・価値観が交わるとき、新しい意味が生まれる

あなた
固有の経験
他者
異なる視点
表現
言葉を超えて
対話
意味の交差
創発
新しい問い
05

もっと学びたい人へ 

授業を超えて、学びを広げていくためのリソース

わからなさの中へ。 揺れは、はじまり。

戸惑いや揺らぎは、あなたの世界が広がり始めているサインです。
この授業では、その「揺れ」を大切に抱えながら、ともに問いの中を歩んでいきます。

共に 表現する 対話する 問う 共生する
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