Be a Giver

Be a Giverプロジェクト

私たちが、プロジェクトを立ち上げた理由は次の3つです。

第一に、私たち大学生は、言われたことはでききるが、即興的に動くのがとても弱いことです。例えば、授業中、事前に用意されている質問には答えられるが、その場で考えられた質問には上手く答えられない経験はありませんか?

第二に、誰もがギブ(give)をしながら学習・発達できる場をつくりたいからです。私たちはこれまで「ゲット(get)」を中心とした学び方をしてきましたが、私たちが本当に学習・発達できたと思うのは、「ギブ(give)」ができた時です。例えば、友達なにか教えるほうが、先生の授業を聞くより身につくことがあります。しかし、従来の学校教育では、私たちがギブ(give)する機会はあまりありませんでした。そこで、私たちはインプロの活動を提供することで、ギブ(give)するきっかけづくりと、ギブ(give)を通した学びの可能性を参加者のみなさんと考えたいと思いました。

第三に、自己理解、他者理解のためです。いつもと違う場面ーつまり、日常を異化することで、いつもの自分と違う自分を発見することができます。そのためには、日常とは違った(異化された)場が必要です。パフォーマンスすることで新しい(いつもと違う)自分をみつけ行動できると考えました。

最後に、私たちひとりひとりの多様性を活かしたいからです。多くの場合、実際は声を出せる人が中心になってしまいます。私たちのゼミ活動の中でも、声を出した人の意見が採用されて話し合いが進んでしまいがちです。そこで、多様なgiveの出し方を使えるようにすること、また、普段giveをあまりしない人でも、giveすることを習慣づけることができるかもしれません。

【プロジェクトのメンバー】

・佐藤大輔
明治大学国際日本学部3年、岸ゼミ所属。私がこのプロジェクトに関心を持った理由に、大学内での委員会での経験があります。私はこの委員会が抱える課題の一つに、高いモチベーションがあってもその想いを主張して形にすることができない委員生が多いということがあり、それがとてももったいないと感じていました。みんながそれぞれの想いを口にし、さらにさまざまな想いが集まることでもっと大きな可能性が生まれる。そんな場をつくる手段の一つとして、私は当プロジェクトに参加しました。

・関口雄生
昨年度の活動を通してフットサルや劇団、インターンや他大学の大学生など様々な人々と交流をして行く中で「本音を言い合える環境」が多くないということを肌に感じた。その中で自らが思っている夢や志を伝えることや相手に対して思っていることを包み隠さずに伝えることで相手の本質を知ることができたり、その人がどのような思いで今生きているかなどを知ることができた。相手の本質を知る部分ではその人の人生の中でマイナスとなり非常に言いづらい要素もあったりするのだがそれを乗り越えて夢や自らの思いを本音で伝えようとする人の姿は自らの想像を超えるほど輝いており、この輝きは何にも変えられない大切なことであると感じた。このような経験を通して私は「本音を言い合える社会、環境」をつくり出したいと考えており、これが自らのミッションだと思っている。7
この「本音」を引き出すための手段して私は「インプロ」を用いて行いたいと考えており、このbe a giverのプロジェクトに参加し成長して行きたいと考える。

・小嶋春香
明治大学国際日本学部3年、岸ゼミ所属。日々の授業で、みんな本当は様々なアイデアが頭の中にあるのに、声を出した人の考えだけがみんなに届いて、声を出していない人の考えは届かないのがもったいない!と感じることがあった。でも自分自身も、環境によって、意見を言えるとき・言えないときがある。その違いはなんだろう?と疑問に感じた。全員の考えを全員で共有することが出来る環境を作りたい!そのために、インプロを用いて、giveしやすい雰囲気作りをしたり、相手の本来の姿を引き出すことを目標にしたいと考えている。

・岸磨貴子
明治大学国際日本学部教員。人が情動的に学習・発達できる学習環境のデザインに関心を持ち、パフォーマンス心理学を軸とした研究実践を行う。「人は、どのように新しい活動を生みだすのか」を研究の問いとして、その具体的な方法としてインプロを実施。型(枠組み)をゆるやかにずらしたり、くずしたりしながら、人が新たな活動を生み出していけるようなお手伝いをしたいと思っている。

【プロジェクトの活動】

⑴インプロの基礎を作る。ゼミ内でアクティビティを実施し、他のゼミ生のフィードバックを元に行ったアクティビティの意味付けをする。そして自分たちが立てた問いに対して、どのようにインプロを用いてアプローチできるかを考える。

⑵インプロの応用を考える。ゼミ内での実践を通して得た知見を、ゼミ内の他のプロジェクトに応用する。そのことにより、インプロがどのような場面で活かされるかを学ぶ。

⑶ゼミ外へ発信し、様々な現場の問題を解決できるようになる。

【実施したインプロ】

(1)魔法の箱

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【2期生】第4回目ゼミ:インプロ&ゼミ運営を考える

(2)間違いを(で)楽しむ「サシスセソ」禁止ゲーム

★ワークショップの実施★