2023年度 第1回目実践ゼミ

みなさん、こんにちは。岸ゼミがはじまりました。
冒頭で説明したように岸ゼミは「デザイン」のゼミです。
その背景となるのは授業でやります。

◯メディアのデザイン→メディアリテラシーA
◯場のデザイン→インターネットと社会
◯コミュニケーションのデザイン/関係性のデザイン→共生と学びのデザイン論
◯教育/学習環境のデザイン→教育の方法と技術
◯よりよい社会づくりのための研究のデザイン/アクションのデザイン→アクションリサーチ
◯活動/プロジェクトのデザイン→特別演習

さぁ、デザイン(=アート)を学び、実践していきましょう!

第1回目の実践ゼミでは、ゼミ生が自分達でおうチームワークを構築、そのための環境を作っていくかにチャレンジするため、間違いを遊ぶゲーム(ジウンがやってくれたゲーム)と、Numbers Walkをしました。Numbers Walkの振り返りでは、
・ゼミをつくっていく上で、いつでも受け取る準備をしておくこと、よく聞く、ちゃんと届けようとすることが大切だということ
・つまり、相手が受け取りやすいように届けること、また相手が届けやすいように受け取るようにすること
・誰かがやってくれる、ではなく、「私がやるぞ!」と受け身から「自分ごと」にしてくこと
・うまくいかなくても、自分達で、Re Design(つくりかえること)ができるということ、そして、それを共同でやっていく(Co-Design)こと
・どんな小さな声でも違和感でも、ちゃんと拾って、みんなに届くようにしてくこと
などが見えてきました。同じ経験をしても、それぞれ見えてくること、感じれたことが違うことも「アート」です。

私たちは、科学的に発明された「知識」を獲得し、知識偏重の学びをこれまでしてきたのですが、
その知識に頼りすぎてしまうと、決まった答え、決まった考え、決まった行動、をしてしまいがちです。
知識は、何かを生み出すためのリソースであり、私たちは、知識(活動)を作り出せる力があります。
そのためのアプローチとして、私たちは「アート的」に活動をしていきたいと思います。

アートというと伝統的な絵画や彫刻を思い起こすかもしれませんが、私たちが使うアートは広義です。
今日のNumbers walkのように同じ経験からいろんな発見を生み出して、そこから自分達の考えに戻していくのもアート。
みんなの意見を聞きながら、ゼミの流れを作っていくのもアート。
(逆に、決まりきった方法で、きまりきった流れで、きまりきった答えを出すことを求めるのは科学的ともいえます)

次に、アート的に考えるってどういうこと?についてかずきのプレゼンを通して会話をしました。
https://www.canva.com/design/DAFgd-p4dRw/RbssoEcXRgySTvqthSi9oA/edit?utm_content=DAFgd-p4dRw&utm_campaign=designshare&utm_medium=link2&utm_source=sharebutton
ポイントは
・みんながそういってるから「そう考える」ではなく、私の感覚や経験を通した考えを大事にしていくこと。
・誰かが表現したこと/知識を消費するのではなく、「本当にそうかな?」と疑問を投げかけ、自分の考えを表現すること
・表現を通して、自分だけでなく、人に届け、共感を促し、少しでも違う視点や考えができる環境を自分達でつくっていくこと
です。

来週は、ABRについてしおりにプレゼンテーションしてもらい、もう少し理論的なことをしましょう。
まだ十分「腑に落ちなくてよいです」。実践を通して、腑に落ちたことを言葉にし、共有し、表現し、
そして自分達なりの表現を作り出していきましょう!

 

ゼミをみていると、いい感じに「交換」できてるなーと関心します。会話もモノローグにならないように、ちゃんと伝える、ちゃんと受け取る、の体(身体)ができてる。最初は、受け取ってもらえないかも、と思って、声が小さくなったり、体が小さくなったりすることもあるけれど、ちゃんと受け取ってもらえることがわかると、ちゃんと届けようと思う。ちゃんと届けようと思うと、ちゃんと受け取ってもらえる。とてもシンプルなことだけど、意外にこれができていないことが多いので、これを意識的にも、そしていつの間にか無意識にできているようになればいいなと思います。

2023年度 第1回目ゼミ

2023年度春学期5期生の第1回目ゼミ。3年ゼミを通して達成したこと、課題、そしてこの1年に成し遂げたいことを出し合いゼミの研究テーマを作成。今年度のゼミも楽しみです!

20230312_ Donut play experiment について

様々なルーツを持った方と実際に行われた演劇のスクリプトを読む、演じるを4週間(1週間に一回)英語で実践しました。活動内容としてはスクリプトから一緒に英語を学んだり、その英語の単語などから異文化に触れました。加えて、スクリプトの内容からどのような異文化があるのかを話し合ったりしました。様々な差別問題、祭、国民の感性、文化などの話題が飛び交っていました。また、スクリプトを読む以外に、インプロゲームをたくさん経験しました。

例えば、pineapple emotion(果物の名前を言って感情を表すゲーム)、name game (名前を言って自分を表すジェスチャーで自己紹介する)、gift game(誰かにジェスチャーでプレゼントを渡してそれを当ててもらったり、考えてもらったりする)、Say something and do something else? (ゲームの名前忘れましたが、何かをやりながら、全く違う動作を言う、ex)歯磨きしながら、プールで泳いでると言う)、One truth and one lie(自分のことについて、嘘のエピソードと真実のエピソードや特徴を言ってどのエピソードが真実で嘘なのかを当ててもらう)、One ward (一人ずつ二つの言葉だけを言って、ストーリーをグループで作る)をしました。最後の週は実際に演劇を演じた俳優さんと女優さんが来てくださって質問して話を聞きました。

2 Donut play の実験から考えたこと

毎週日曜日、朝8:00だったので少し早かったですが、毎週とても楽しみにしていました。4週間で終わってしまったことが少し寂しいです。donut play の経験を通して、自分とは全く無関係の人を演じて気持ちを考えて、またその人の相手も演じて気持ちを考える経験から、私たちは物事を主観的に捉えがちで、それぞれの立場から考える力がつくと大きく人間関係や幸せレベルが変わると思いました。また、話を聞くだけでなく、演じることによって感じ取るものが多いと実感しました。学校などでそのような経験を重ねれば自然と違いを受け入れる姿勢ができるのではないかと推測します。パフォーマンスは私たちが持っている偏見、意識などを超えて、お互いに生じてしまう壁をなくすものだと認識しました。同じ国出身でもそれぞれ個人がさまざまな異文化背景を持っていることは当たり前で1+1=2のように物事を捉えてはいけないと改めて感じました。もっと気持ちをほぐし、お互いにゲームをしたり、演じたりすることはさまざまな意識的に考えていることを超えて、新たな境界に行かせてくれるので、それそこが一例として多文化共生に少しでもつながる活動なのではないかと実践を通して考えました。

20230128_中野ゼロで多文化共生ワークショップ

5期のさち、さきが中野ゼロと連携した英語講座を実施しました。ただの英語講座ではありません。ダイバーシティを体験しながら英語を使う教育実践です。さちたちが3年生ゼミで開発した教材をリメイクして、子どもむけに開発。当日は、13名の子どもが参加し、とても盛り上がりました!また参加したい!という子ども、保護者の声に、企画の二人もとても楽しめたようです。2月は、5期のゆき、わたる、ミンジュの企画です。詳細は近日中にさき、さちからウェブにて報告します!

2023.01.18_卒業研究発表会

卒プロ発表会☆ この日はほんと感無量で心がいっぱいになります。自分で新しい活動を創るというのは簡単なことじゃない。自分は何に喜びを感じ、怒りを感じ、問題意識をもって、取り組みたいのかを見つけ、仲間を見つけ、形にしいく。目的や方法を与えられた教育とは違う、新しい経験。そこで、みんな苦労をする。苦労や困難を抱える姿をみて、目的と方法も与えてしまいたくなることは何度もある。が、3年後半から4年生で自分で意味や価値を見つけていけるようになっていくと、本当に教えなくてよかった、やらせなくてよかったと思います。(授業では教えるしやらせるけれど)。ゼミ生が意味や価値のパッケージをただ受け取るのではなく、自分で意味や価値を作っていけることが長期的には強みになるので、それを信じ続けること。それができるのは、4年生になったゼミ生や卒業生がゼミの経験を振り返ってかたってくれるからです。みんなの言葉に励まされ、また来年度もゼミ生たちと価値や意味を一緒に作っていきたいと思いました。ほんと幸せ!みんなへの愛があふれてとまらないわ!

卒業生も在校生も、岸ゼミに関心のある1年生も、岸ゼミとゆるやかにつながる地域の人もみんな一緒に☆人に支えられ、人を支えるようなっていく。共に生きていくことを幸せと感じれるそんなコミュニティであり続けたいです。

20221221_5期生ゼミ

いい問いが、いい会話を生み出し、知の創造になる!と思う、輪読実践でした。読むだけだと、わかったつもり、で終わってしまうのだけれど、ちゃんと問いをもって読めば、本はたくさんの会話のきっかけを提供してくれます。3年ゼミでは、現在、ファシのしおときみかが問いを提示してくれてるのだけれど、なかなか良い問い!そして、その問いを、自分ごとにつなげげていく問いへと絞って会話をして、そこで「見えてきた」ことは全体にとっても面白い。「知る」ための輪読でなく「会話をはじめ、知を生み出す」輪読になっていってるのがとてもいい!まさに、Speaking completing thinking!

 

20221207_A little taste of Iran-イラン料理でゼミ懇親会

4期生 ゼミ懇親会☆ A little taste of Homeシリーズのイメージで、A little taste of Iran(イランの故郷の味を少しだけ)で、懇親会。自分からはエスニック料理はあんまりいかない!というゼミ生が言っていたので、みんなでイランの味を味わいながら会話できたのはよい体験になりました。今年のゼミは今日で終わり。みなさん、良いお年をお過ごしくださいませ!