岸ゼミについて

【2019年度(2期生)】
1期生と相談しゼミのテーマは「教育工学:学習環境デザイナーになる!」としました。大学のゼミ案内に詳細が掲載されていますのでそちらを参考にしてください。
大学ウェブはこちら
http://www.meiji.ac.jp/nippon/seminar/kishi_makiko.html

ゼミ紹介ビデオはこちら

【2018年度(1期生)】
テーマ:グローバルイシューとコミュニケーション

2018年度(1期生)のテーマは、グローバルイシューとコミュニケーションとしました。これは私が学生の頃のゼミのテーマで、卒業後20年たち、自分がゼミを持つにあたり、その土台となったテーマを軸としました。次年度からは学生たちと相談しながらテーマを決めて行きますが、2018年度は、20年前の自分と同じように地球規模の課題(グローバルイシュー)とその解決方法としてのコミュニケーションに関心のあるゼミ生と、ゼミ活動をスタートしたいと思います。

<ゼミの全体像>

ゼミの概要は図のとおりです。ゼミ生ひとりひとりが考える「問題意識(イシュー)」を取り上げ、その問題についての理解を深め、さらに、それをどう解決するのかを、コミュニケーションの観点(ICTの活用)から考えていきます。

たとえば、私の経験をもとに説明します。私がずっと問題意識を持っていたパレスチナ問題。パレスチナ難民のアイデンティティの問題、パレスチナ人に対する偏見や誤解の問題を解決するために、ICTを活用した教育実践を(シリアで)行なってきました。ICTを活用してインターネット上に、彼らが有能に振る舞える環境を生み出し、上記の問題解決に取り組みました。
詳しくはコチラ:「教育は唯一奪われないもの」パレスチナ難民の思いに応える@Meiji Net

「教育は唯一奪われないもの」パレスチナ難民の思いに応える

ゼミでは、ひとりひとりのゼミ生が持っている問題意識をとりあげ、「なぜ、それを”問題”だと思うのか」を社会的・歴史的な観点から理解をします(社会文化的アプローチ)。そして、問題を生み出す社会構造を批判的に読み解き(批判的アプローチ)問題の本質を理解します。

次に、その問題を解決するために(※大きな問題ではなく、ゼミ生自身の個人の持つ問題)、どのようにその環境を作り変えるのか(re・designできるのか)を考えます。

たとえば、ゼミ生(韓国人留学生)は、明治大学の授業で議論したり、意見交換をする場面においてなかなか自分の意見が出せないという問題意識を持っていました。これについて、その留学生個人の「意見が言えない」という問題として捉えるのではなく、「意見が言えない」環境とは何かを分析し、「意見が言いやすい環境」を作るためにはどうすればいいかについて考えます。つまり、環境を「デザインしなおす」のです。そこで生まれてくる問いは、「異なる教育経験をしてきた留学生が、議論に参加できる環境をデザインとは?」となり、これをゼミで探求していくことになります。つまり、彼が参加しやすい活動を生み出したり、状況を作ったりするのです(活動論・状況論的アプローチ)。

以上のコンセプトをもって、ゼミでは、3つの取り組みをします。
(1)問題意識を共有し、その問題の本質を理解する
ーワールドカフェ形式で問題意識を共有し、理解を深めます。
ー同時に問題を理解するための理論的枠組みについて学びます。
(2)解決方法を見つける
ー文献や実践を通してその解決策を見つけていきます。
ー環境デザインのツールとしてのメディア活用&コンテンツ制作を学びます。
(3)提案する
ーウェブで情報を発信します。学びを「言語化」し価値を生み出します。合わせて、課題を明確にし、次の学び(研究)につなげます。
ー研究成果を発表します。国内外の学会や卒業論文、卒業制作として研究の成果を発信します。