図書・文献一覧

岸ゼミでは、「問題」を「問題」としてしまう社会構造/環境をいかにRe・Designするのかについて理解を深め、実践できるようになることをめざします。

関連する文献を下記にリストします。ゼミ生はこれらの図書・文献をおさせると同時に、ゼミ生徒個々の問題意識や目的意識に即して、文献を追加していきたいと思います。自分たちで輪読会を開いてくれるようになると嬉しい(私も参加しますよ)

さて、3年ゼミがはじまりましたら、第3回目のゼミから1冊ずつ順番に本を回していきます。これ読むといいんじゃないかという本を1冊ずつ回し、ゼミ生はそれを1週間で読んで(目を通したり、ちらっとみるのでもいい)、次のゼミで次の人に回します。本を受け取ったら、気になったところに線を引いたり感想や意見を書いてください。ゼミの秋学期には読んだ本をもとに対話セッションをしたりもします。第3回目から13回目までの10回のゼミで本を読むので、半年で10冊は目を通せるかな、と思います。

1冊目:私たちの日常生活は情報にあふれています。さらに人工知能が発達していくとも言われている時代に、どれだけたくさんの情報を持っていなきゃだめなんだ!と考えたりしませんか?情報は持たなくていいのです。なぜなら、わからなければ調べればいいからです。ただ、調べて「ふーん」といって流すような情報の使い方であればだめです。人間だからこそできるのは、情報を自分なりに意味付ることです。この本は、情報化社会においていかに情報と付き合っていけばいいのかについてわかりやすく書いています。私たち研究グループが出版する「overweight of brain(太り過ぎた脳)」ともとても近い考え方です。知ることに偏重するのではなく、生み出すこと、つなげること、意味付けること、そういったことをやるために、日々どんな風に情報と接し、考え、作り出していけばいいかについてわかりやすくかいていました。

2冊目:「コミュニケーション力が大切だ!」と大学でも、就活でも言われるのですが、いったいコミュニケーションって何なのでしょうか?情報を生活に伝えること?人の話を聞けること?状況をみて判断して動けること?語学力?人によって言っていることが違っていたり、コミュニケーション力についてそれが「何」なのか「何故大切なのか」十分に考えれてこれたでしょうか。この本は、コニュニケーションについての本質を考えるとても良い本だと思います。この本を通してみんなでコミュニケーションをとっていきましょう!

3冊目:先生はえらいんだ!ということをみなさんに言いたいわけじゃないですよ(笑)。この本は、人はいかに主体的に学ぶのかということが述べられています。ゼミで読む本の多くは内田樹さんの本ですが、内田さんは、学習・発達に関してとてもわかりやすい言葉で説明しています。みなさんが専門的な用語で研究をするようになった時、内田さんの語りが繋がりやすくなると思います。

4冊目:この本は岸ゼミの活動の心理学的/哲学的土台となるパフォーマンス心理学(ソーシャルセラピー)のはじまりの本です。岸ゼミでは、All Starsをコンセプトに誰もが活躍でき、タレントを発揮・発達できる学習環境をつくるデザイナーとして理論や実践を学んでいきます。その理論にあたる部分です。人を変えようとするのではなく、人が変わるのをどう助けていけるのかについてこの本と一緒に考えていきましょう。

5冊目:教育論というのは大変複雑です。私も教育方法技術という教職課程の学生向けの教えるワザを教える授業をしていますが、実は、教師の技というのは教えられたら誰でできるわけではないんですね。とても教え方が上手な先生も、Aのクラスではうまくできても、Bのクラスではうまくできないことがあります。つまり、その場に応じて技なんて違うのです。以前、熊本大学の鈴木克明先生が話していた「ほー」とやけに納得した話しがあります。「いい授業ってのはな、やる気のある先生とやる気のある学生がいる時に成立する。逆に、やる気のない先生とやる気のない生徒の間でもそういえるんだよね」。私はわりとやる気のある教師だと思いますが、楽に単位をとりたい!という学生からしたら、いい授業ではなく、面倒な授業なわけです。そういった複雑で多様な教育や学びについて書いている本がコレ。

6冊目:ゼミでの活動の基盤となるパフォーマンス心理学の本です。私は9章の「異文化理解と交換」を執筆しており、これがたぶんゼミの活動と一番近いかと思います。パフォーマンス心理学の概要を学ぶ良本です。ここからはじめていきましょう!

7冊目:研究の目を育てるための本です。研究をするということは問いを持つということです。良い問いを生み出すためには、訓練が必要で、その訓練は日々の生活でできます。この本は日々の生活をどう分析的にみていくのかを示してくれ、今後卒業論文の問いをつくる上で役に立つでしょう!

8冊目:岸ゼミでは、社会を変えていける、というスタンスで活動をします。そこで現代日本で社会を変えるとはどういうことなのか、について考えます。社会を変えるためには「楽しくあること、楽しそうであること」という話がでてきますが私も全くその通りだと思います。人は学びたい時に学び、変わりたい時に変わる、だからこそ、「社会を変える」ためには自分自身が社会の中でそういきていくのか、それを見つけ、行動していけることが大切ですね。たくさんの参考文献が紹介されているので、卒論のヒントを得ることができると思います。

9冊目:ホルツマンの相棒でもあるサリットの著書。うまくいかない時、なかなかアイデアが出ない時、今の自分を超えて成長したい時、会話を通して想像的/創造的活動を生み出したい時、パフォーマンスの力を使えるかの理論と具体的な事例を出してくれています。ゼミでやってきたことがすべてつながるような本です。

文献10選

<全体に関わる図書>
・Holzman. L(2018)Overweight of Brain, Eastside Iinsitute→輪読中
・ロイス・ホルツマン「遊ぶヴォゴツキー」→少し難しいけれどいずれ

<国際教育協力に関心ある人へ>
・マイケルコール(2002)「文化心理学―発達・認知・活動への文化‐歴史的アプローチ」新曜社
・バーバラ・ロゴフ「文化的営みとしての発達」
・フレイレ「被抑圧者の教育学」→銀行型教育から課題提起型教育の必要性

<インストラクショナルデザイン>
教えるプロ、説明のプロになりたい人はIDを学ぼう!
・松尾睦(2011)職場が生きる、人が育つ「経験学習」入門.ダイヤモンド社
・中原淳ら「企業内人材育成入門」.ダイヤモンド社

<難民問題、多文化共生、ダイバーシティ>
・難民を知るための基礎知識
まとめ中

<デザインに関する理論>
・上野直樹「科学技術のフィールドワーク」
→インターネットと社会のテキスト
・茂呂雄二「パフォーマンス心理学入門」
・Cathy Salt「performance breaktrhough」翻訳本「壁を破る力: パフォーマンス・ブレークスルー 今そこにある限界がみるみる消える!驚異のメソッド」
・香川 秀太 (編集), 青山 征彦 (編集)(2015) 越境する対話と学び: 異質な人・組織・コミュニティをつなぐ. 新曜社

<メディア・リテラシー>
まとめ中

<問題の理解を深める>
・社会を変えるには→深いです。読みましょう。

<研究方法を学ぶ>
・箕浦康子 フィールドワークの技法
→フィールドワークをする人は必須!
・ロバート・アトキンソン「私たちの中にある物語」→ライフストーリー
・岸政彦 他(2016)質的社会調査の方法:他者の合理性の理解社会学
・箕浦康子ほか(2018)質的研究のための理論入門
→大学院にいくなら必須!

<ワールドカフェ>
下記のページにあるページにワールドカフェのノウハウがまとめられています。
男女共同参画推進のためのワールド・カフェ実践手引書(改訂版)http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/kyoudou/detail/1367502.htm

<学習環境デザインについて考えるためのウェブ素材>

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