LOREM IPSUM DOLOR

探究学習での「新しい学び」

本企画では、小学校中学年の子どもが探究学習を始めるための態度を育てることをねらいとし、5G通信環境を活用したワークショップを実施する。

探究学習を始める上で重要な態度として少なくとも次の3つが考えられる。これらの3つの態度を育てるための第一歩としてワークショップを実施する。ワークショップは二部にわける。一部は、インプロを用いた活動の経験である。二部は、保護者の協力をえた体験の言語化である。

以下に、これら3つの態度を育てるための第一歩としての活動を提案する。

Contents

開発したコンテンツは次のとおりです。

問いをもつ
(Play with creating questions)

探究学習において、問いを持つことは重要である。問いは、好奇心から生まれる。子どもの「知りたい」「やってみたい」「わかりたい」という気持ちをかきたてるための活動を行う。

★でたらめトークー「私は誰でしょう?」

(1)ある国や地域の背景を設定する
(2)Aにプライベートチャットで役柄を与える。(年齢、性別、職業など たとえば、どろぼう、15才、女性など/場合によっては、何かものを持ってもらう。)
(3)Aはその役になりきって会話をする。

【キーワード】場を活かす・シーンをつくるイメージを生み出す

生み出す楽しさと学びを経験する
(Play with creating something with others)

探究学習は、生み出す学びである。学校における教科学習は答えのある問いを解決する学習活動が主である。これを、知識獲得という意味を含めてゲットの学びとする。一方、探究学習は、子ども一人ひとりの才能や強み、関心、経験をつなぎあわせながら共に生み出す学びのことである。これをギブの学びとしよう。ギブの学びの経験は探究学習において重要である。そこで、子どもたち一人ひとりの強みや才能を引き出し、発展させていける活動を行う。

「はい、そして」みんなでつくる物語

(1)ジャムボードに基本のキャラクターを1枚だけ置いておく
(2)背景を自由に描かせる
(3)その背景から物語を生み出す
(4)物語の続きをつくる
(5)オノマトペも入れて、お話を完成させる
(6)グループごとにジグソーで発表する

【キーワード】アンサンブル・YES AND

問いを生み出す

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瀬戸SOLAN小学校と連携した実践紹介

瀬戸SOLAN小学校は、愛知県瀬戸市に来年からできる新しい私立小学校です。そこでは、「探求型学習」に力を入れた教育を行っています。探求型学習とは、自分自身で問いを見つけ出し、その問いの解決に向かって主体的に動いていく学びの形です。つねに変化し予測がしにくい社会の中で、自分自身で問いを見つけ出し、ゴールに向かって学びに進んでいく人間力はこれからの時代で求められてくるものとなります。探求学習では自由な時間割、自由な空間の中で、共同的に学び合い、自ら新しい知を構築していくことを目指します。子供の主体的・想像的な学びの構築には、子供一人一人の心を開く、体を開く、共同し合うための技を身につける必要があります。そこで今回岸ゼミは、来年から瀬戸SOLAN小学校で探求学習をする児童たちに向けてのインプロWSの開発を行うことになりました。相手と即興的に知識・活動を生み出していくインプロを使って、探求学習で重要となる「問いを見つける」「他者理解・自己理解」「社会との繋がり」などの要素を深めていきます。また、今回は瀬戸SOLAN小学校と株式会社NTTドコモとの連携プロジェクトのため、5G回線を導入し、VRやZOOMなどのよりスムーズな動きを可能にしたオンライン上での活動を考えます。最新の5G回線のオンラインだからこそ、地域の垣根を飛び越えて、大学生と小学生のあいだでどんな活動を生み出せるのか、共に考えませんか?

期間:2020年6月〜2020年12月