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7/28 記号論と構築主義

今日の箕浦先生文献研究会では、Prasadの記号論と構築主義について議論した。言語学の分野はほとんど知らなかったけれど、ソシュールから始まり、現在にいたるまでどういう議論があったのかとても勉強になった。言語学の前提となる認識論の変化は教育工学と類似しているけれど、使われる用語や概念に違いがあり、興味深かった。同じ事象でも言語学から捉えて見えるものと、心理学から捉えて見えるものが違ってきたりするので、やはり分や横断の教育工学はこういうニッチの部分をしっかり抑えておかなければいけないと思った。

議論したことについては後日詳細にまとめる。今は、JSETの合宿のための話題提供のためのプレゼンを先に終わらせないといけない。

7/26 旧東海道ARツアーに参加

今日は上野科研の一環で、旧東海道ARツアーに参加。実際にこれから取り組む実践の先行事例を学んできました。

http://kaken.nii.ac.jp/d/p/26350335.ja.html

上野ゼミの大崎さんにいろいろ教えてもらいさらに具体的にこれから取り組みたい実践のイメージができてきました。ARを活用したフィールドミュージアムはいろいろ可能性があってワクワクします。

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7/25 NPO IVYとの連携について打ち合わせ

今日は、NPO法人IVYの阿部さんと大学とNPOの連携実践の可能性について意見交換をした。IVYはカンボジア、イラク、シリアなどの支援をしている団体。私も前々からIVYの活動には着目していて、先日6月21日のシリア難民支援の環を広げるイベントでご一緒させてもらうご縁もあり、これから何か一緒にしたいと考えている。IVYの本拠地は山形だけれど、ICTがあればいろいろ連携できることはある。今日はその意見交換をした。

NPO法人 IVY

http://ivyivy.org/

学生時代だからできることはたくさんある。学生たちには、限りなく開いている可能性をつかんでほしい。可能性をつかみ、自分たちで未来につなげてほしい。また、地域連携は、学生の学びだけではなく、地域にとっても何かinnovationを起こすきっかけにもなる。双方にとって有意味な関係を築けるような環境づくりができるように日々挑戦!努力!

7/25 ICoME(国際学会)の論文執筆

今日は,国際学会(ICoME)に出す英語論文の執筆。書いては書き直し、書いては書き直し、一行に進まないと思っていたけれど、気づいたらすでに夜の12時をまわり、原稿もほぼ完成していた。今回の論文は、A technology mediated social practiceの学習環境をどのようにデザインすればいいかについて、The knowledge creation metaphorの観点から分析するというもの。事例としては、現在取り組んでいる分散型ネットワークによるシリア難民支援の実践。

この実践が成功するということは、シリア支援の一助となるだけではなくて、A technology mediated social practiceの知見としても学術的に貢献できる。実践もやりっぱなしにするのではなくて、しっかり学術的研究としてその知見を社会に出していきたい。

on-goingなプロジェクトなので結果までは出せないけれど、研究の構想としてはある程度イメージができたので、これから具体的にデータ収集などしていきたい。

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7/24 学生との授業内容検討会

今日は、国際日本学実践科目Cを聴講生として受講してくれていた小野田くんと後期の授業について意見交換。彼は、後期は、ディズニーへインターンシップにいく。現地(米国)と連携した授業実践をしようということになり、その意見交換をした。前期の授業経験をもとに、何ができるか、何が受講者にとって面白いか、そこから何を考え、何を身につけることができるか、ということについて意見交換をした。

1時間のディスカッションを経て、とても独創的で挑戦的な実践案がでた。これからこの案を精密化して実践案に落とし込んでいく。こうして授業を学生たちと創るというのはとても面白い。学生たちは、大学での学びをどのような形で実践(活用)できるか考え、それを計画、実施することができる。このプロセスは、知識・技術の定着にとても良いと思うし、自ら自分の学びをデザインするというのは、今後社会に出ても役に立つだろう。一方、教員にとっても、学生の最近接発達領域を見定めて、彼らがそれを自分たち自身でできるように足場をデザインする経験をつめる。どんな状況においても、教育活動として意味あるものにしていくために支援というのは、経験をつまないとうまくできない。私自身学びながら、どんな場においても学習というものを創りだせるように日々挑戦&努力!

7/24 HRIC集中講義のためUNHCRと授業打ち合わせ

HRICの集中講義の打ち合わせのため、UNHCRの守屋さんと表参道で打ち合わせをした。講義内容について説明いただいたのだけれど、聞けば聞くほど興味深く、考えさせられる。田村さんとUNHCRによるワークショップ型授業はかなり面白い事になりそう。授業担当する立場だけれど、ものすごく楽しみだ。

具体的には、社会問題をboundaryの観点から捉え、どのようにboundaryを配置することによって、boundayを変容させることができるかについて考える。たとえば、夏期の2つの例が考えられる。

UNHCR講演からBoundaryによる問題解決アプローチの例

例①
現状:日本は難民条約の締約国であり、政府による難民認定手続きが確立している。それにもかかわらず、日本での難民受け入れの現状は厳しい。日本に難民申請したシリア人もいる。2013年末までに52名のシリア難民が日本へ難民申請をしたけれど、難民認定されなかった(審査が通った33名に対しては、在留資格は与えられたけれど)。難民認定されると、母国や隣国の難民キャンプに残した家族を呼び寄せることができるが、在留資格ではそれができない。

資料:http://www.refugee.or.jp/refugee/syria.shtml

問い:日本に住む難民または在留資格はあるが難民と認定されていない人たちはどのように生活しているのだろうか。彼らが日本社会で行きていくためにはどういう環境が必要なのか。 また、私達は、彼らのことをほとんど知ることができない。どうしたら 彼らのことを知ることができるのだろう?どう共生することができるのだろう?そこにどういったboundaryがあり、私達はそれをどう解決できるのだろうか。

事例②
現状:2013年末時点で、紛争、迫害や人権侵害などが原因で世界中で5120万人が避難を余儀なくされている。難民数は2001年以降最多である。この危機的状況に対して私達は、どれほどリアリティを持てているのだろうか。数字が増えていく現状、難民の数が5000万人を超えたと聞いたところで、数字からどれほど難民ひとりひとりの生活を感じることができるだろう。実際、それは難しい。難民が置かれている状況はひとりひとり違う。シリア、レバノン、イラク、エジプト、、どの国に逃げるかによっても違うし、いつ難民となったかによっても違う。病気を抱えて逃げた人、小さい子どもを抱えて逃げた人、夫が殺され(もしくは国に残り)女性だけで難民生活をしている人、性的暴力に苦しむ人、そんな人たちのひとりひとりのストーリーをどこまで、世界に、日本に伝えることができるだろう。

資料:http://www.unhcr.or.jp/ref_unhcr/statistics/index_2014.html

問い:難民について私達が関心を持ち、行動を起こすためにはどうしたらいいのか?
boundaryはどこにあるのだろうか?ソリューションとして何があるのか。

UNHCRとしては、ひとりひとりのストーリーを映像にまとめたり、難民映画祭を実施したりしている。学生のみんなができることは何か。
Save the Childrenが提供している映像

ただし、この映像をみたからといって行動にうつるかといったらそうではない。行動へ写せるようになるboudnary objectとはなにかを考える必要がある。

 

PTW(Performing the World)への寄付

もうすぐ梅雨明けですね。今年の夏も海外調査が多いので体調管理もしっかりしてがんばろうと思います。さて、クラウドファンディングのご案内です。https://www.indiegogo.com/project/preview/55fc24d21ドルでも10ドルでもご参加いただけます。私も貢献させていただきました。少し長くなりますが、何故この取り組みがすごいかについて”私の”考えを書きます。共感いただける方は是非お願いします。***PTW(Performing the World)という組織があります。現在、PTWの国際組織委員をされている茂呂先生(Yuji Moro)から、アフリカ、アジア、ラテンアメリカからもPTWに参加してもらえるよう、クラウドファンディングのお声かけをいただきました。「PTW(Performing the World)は故フレド・ニューマンが始めたパフォーマンス心理学の国際集会です。パフォーマンス心理学は、ヴィゴツキーの発達的学習論から生まれたもので、学習論におけるたいへんホットなテーマです。今の自分よりも成長発達した姿を周囲の人々とパフォームすることが、発達の根源にある動きだと考えます。(茂呂先生のメールより)」http://www.performingtheworld.org/2013年のJSETのシンポジウムで茂呂先生とご一緒させていただき、フレド・ニューマンやホルツマンのことを知りました。既存の学習理論に対して何かもやもやしてものを感じていた頃だったので、弁証法的なアプローチによる探求を特徴とするパフォーマンス心理学は、学習と捉える新たな視点となりました。https://www.jset.gr.jp/sympo/sympo_2013.htmlContinue Reading

「シリア難民支援の声を映像で届ける」プロジェクトのミーティング

週末は「シリア難民支援の声を映像で届ける」プロジェクトのミーティングでした。ひとつひとつできることを進めていく。その積み重ねが未来を創ると信じて、がんばる!明後日からヨルダンに行くラドワンに、現場を取材してきてもらうためにカメラの使い方を教えた。ラドワンには、ヨルダンにいるシリア人の生活はどう映るんだろう。少しでも「彼ら」の声を届けていきたい。★プロジェクトの詳細は、下記のクラウドファンディングページから★
https://readyfor.jp/projects/syria_refugee_film/announcements/10970

中東からまた悲しいニュースが流れてくる。
イスラエルによるガザの攻撃・・。大勢の死者。
NHK:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140713/k10015980021000.html
CNN:http://www.cnn.co.jp/world/35050759.html
BBC:http://www.bbc.com/news/world-middle-east-28241273

ガザで知り合ったあの子たちは無事だろうか。
一緒に仕事をしたあの人達はどうしているだろう。
日常の生活にロケット弾が飛んできて町が爆破される。
そんな不安な中で生活しているガザの人々の心情、そしてそこに家族や友人を持ち、何もできずに見ているだけしかできない人たちの心情、それを想像するだけで心が痛い。
泣いても怒っても変えれない現実。ほんとどうしたらいいんだろう。

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山形大学との連携授業「都市と地方を映像でつなげる」プロジェクト

今週の授業「国際日本学実践科目」で、山形大学と連携した「都市と地方を映像でつなげる」プロジェクトを終した。日本の魅力をメディアを使って海外に向けて発信することを目的に、明治大学と山形大学の学生がICTを活用し、半年間、協働して取り組んできた。

国際日本学部では,自分の生まれた国のことを熟知し誇りを持って語れることも目的としたカリキュラムが創られている。国際日本学実践科目では、講義形式で学習した専門知識を活用しながら、受講生が日本の多様な魅力を発掘し,世界に向けて発信することを目的としている。

本実践では、多様な魅力を発掘するために、地域性の異なる2つの大学ー大都会に位置する明治大学と地方に位置する山形大学が協働することとなった。地理的距離のある大学間をつなぐものは、ICT (Information and Communication Technology)である。双方が日本の魅力について議論し、そこで生み出された価値を映像で表現することになった。

受講生は、明治大学が2年生から4年生の23名(うち3名は聴講生)、山形大学が15名である。選択科目であり、様々な動機をもった学生が参加している。

授業の流れは次のとおり。第1回目で授業の概要を説明したのち、第2回目で授業で取り組みたいテーマをきめた。第3回目ではテーマごとにグループをつくり、テーマを具体化するため5W1Hについて話し合った。その結果を山形大学の学生に伝え、コメントや提案をもらった。第4回目からは各グループごとにICTを活用して山形大学と協働し企画書を作成、第5回目で企画書を完成させた。

第1回目からから5回目までは担当教員が授業内容を計画し、実施していたが、第6回目から第12回目までは各グループが担当教員に授業内容および方法を提案することになった。明治大学と山形大学のグループはそれぞれ連絡をといあいながら、次の授業で何をするかについて計画をたて、授業前日(水曜日)にGoogle Hangoutを利用して担当教員に提案した。提案に対してフィードバックをもらい、それをもとに次の授業内容と方法を実施した。第13回目には、それぞれ取り組んだものを発表、第14回目には振り返りをした。

前半の授業の様子はコチラから:http://youtu.be/rxfMVBPDdTY

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7/9 山脇先生の「多文化共生論」を聴講

今日は、山脇先生の「多文化共生論」の授業で、キリン人事部多様性推進室室長の神元佳子さんとローソン理事執行役員(ダイバーシティ推進担当)の大隅聖子さんが授業で講演されるとのことで、聴講させていただきました。横田先生も山脇先生もいつでも授業に参加してよいとお声をかけていただいており、時折このように授業を聴講させてもらっています。

企業のダイバーシティへの取り組みについて詳しくお話をきいてとても関心を持ちました。何に関心を持ったかというと・・・(のちにアップします)

7/8 パターンランゲージを学ぶ

今日は、慶応義塾の井庭崇先生が講師をされるパターンランゲージというミラツクのワークショップに参加してきた。ミラツクは、ダイアログを促す様々な方法やツールを惜しみなく共有してくれるので、私はその知見に貢献すると同時に、積極的なユーザとなっている。今回も、パターンランゲージという新しい手法を学んできました。いろいろ考えたこと、分かった事、挑戦したいことがあるので、詳細については、忘れないうちにウェブにアップします。

参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/55/12/55_865/_pdf

 

パターンランゲージ

7/7 第3回 塔山小学校との異文化交流事業実施

今日は、第3回目 塔山小学校と留学生の交流事業。予定した3回の交流の最後の回です。子どもたちもすっかり留学生と顔見知りになって、会った瞬間とても嬉しそうな顔をしていて、それが微笑ましかった。留学生もたくさんの児童と交流しているけれど、3回目になると顔を覚えている児童もたくさんいたようで、嬉しそう。連続して交流することの大切さを実感。

明治大学の国際交流学生委員の動きも(毎回ながら)すばらしい。状況判断をしっかりして、適切に動く。こういう子たちと一緒に仕事をするのは本当に楽しい。もっといろいろ一緒にやってみたい。

昨夜も貫徹で、3日間のうち2日間も徹夜というスケジュールだけれど、とりあえず無事に塔山小学校との交流も終わり、イベント行事はほぼ終了!あとは、提出しなければいけない論文、学会原稿、依頼されている査読2本と学会原稿2本をチェック。質を保ちつつ仕事をこなすスピードをアップできるように日々努力しなければいけない。

 

第1回目 http://www.meiji.ac.jp/nippon/info/2014/6t5h7p00000hm9gr.html第2回目 http://www.meiji.ac.jp/nippon/info/2014/6t5h7p00000hmxlp.html第3回目 これからアップ予定

7/5 JSET研究会実施@明治大学

今日は、日本教育工学会研究会を明治大学で実施した。実施責任者ということで今回は運営。聞きたい発表もたくさんあったけれど、断念。論文報告集で勉強します。今日まで、ものすごい忙しくて、30分以上まとまった時間がとれなかった。合間の時間を使って研究会の準備をしてきたものの、心配で心配で眠れず、結局一睡もせずに朝を迎えることになった。体力的にも大丈夫かな、と心配だったけれど、仕事モードに入ると何故かあまり疲れを感じず、この日は無事に研究会を終了することができた。森下先生@鹿児島大学、遠海先生@京都外国語大学、今野先生@明星大学、そしてアルバイトの2人@明治大には、会場設営から運営まで本当にお世話になりました。

 

7/4 教育方法技術論@関大

第13・14回目の授業が終わった。学生たちもすっかり授業のルールが分かってくれて、認知的にもかなりアクティブに授業に参加してくれるようになった。最初は意見を引き出すのも難しかったけれど、今では、自分の意見を言うだけではなくて、相手の意見を積極的に聞いて取り入れて、その上で自分の意見を出せるようになってきた。こうなってくると私自身も楽しい。学生たちと一緒に授業を創っているという感じが持てる。

教師として学校現場に入ると、授業研究など教師同士が学び、切磋琢磨しながら教師として一人前になっていく。大学の授業でもまさにそういうプロセスを通して学生たちには「良い教育」について考え、実践できるようになってほしい。授業では、そのための理論や方法論だけではなく、そのための態度も養ってほしい。そういう強い想いを持ってデザインした授業もあと終盤!授業が終わるのは寂しいなぁ。

ところで、授業終了後、受講者から「この授業は本当に自分のためになります」と言われた。それがお世辞でもそういう言葉を伝えてくれるのはとても嬉しい。関大での授業は今年を最後にしようと思っているけれど、受講者たちに「学生のためにも関大で授業を続けてください」と言われて、心が揺らぐ。でも、やっぱり往復6時間の通勤は結構大変・・。