* You are viewing the archive for 4月, 2014

ミラツクギャザリングに参加

今月(4月26日)も、ミラツクギャザリングに参加させてもらった。これで、4回目かな。より楽しく参加できるようになってきた。最初の動機は、大学と地域の連携を考える上で、地域のニーズを知り、それを大学とつなぐためにはどうしたらいいかを考えるためだった。ー如何に大学と地域の連携を双方にとってWin-Winに成立できるのか。ー教育プログラムとして実施するためには、大学の15コマという授業数やカリキュラム、シラバスという制限を受けるが、その中でどういった連携ができるのか。

そういった問いへの答えを見つけるために参加したはじめたミラツクギャザリングだけれど、いろんな人との対話を経験するうちに、やりたいことが、いくつも増えてきたし、新しい問いも生まれてきた。

・研究者の役割はなんだろうか?(社会問題解決において何に貢献できるのだろうか)
・実践者と研究者の考えの違いはなにか?そこから何を生み出せるのか。
・社会でイノベーションを起こす人は、大学時代にどんな経験をしていたんだろうか。

異化することで見えてくる問い。
尽きない好奇心。それを探求できる場。
考えることを一緒に楽しめる人たち。

まさに、私自身の「越境(boundary-crossing)」による学びだな。研究者として、そして実践家として、他の分野で活躍されている人から学び、彼らの学びに貢献するために自分は何ができるのか、何ができるようになればよいのかを考えることができる。

恵まれた環境に心から感謝したい。

10252054_751270214913985_8831632618325008859_n

第十八昭福丸のまぐろ漁船

10155279_746226848751655_7331755135203172064_nに乗船させていただいた。案内してくださったのは、漁船の船員さん。船に乗ると、漁師さんたちが、「船頭でタイタニックまねすっか?」と声をかけてくれた。「いやいや、落ちそうで」って言うと「大丈夫」とにっこり笑顔。まぐろ漁船・・・。
これに乗船できるってすごいことなのです。
気仙沼の漁師の奥さんから聞いた話に「船は女性だから、女が船に乗ると船が焼きもちを焼いて嵐を呼ぶ」という言い伝えがある。何ヶ月も海にでる漁船の船員たちは、無事に帰還するためにも、伝統的に女性を船に乗せることはなかった。(お産前の妻を持つ夫は出航前に家に入ることもしなかったそうだ)。

そんな長い長い伝統を破って、女性を乗せること、一般の人(しかも彼らにとってはただの観光客)を船に乗せるようになったのは何故か。
それは、気仙沼の人たちの一気団結の表れ。

町のみんなで町を盛り上げていこう。
たくさんの人に来てもらおう。
気仙沼をみんなの手で創っていこう。

そうやって、長い長い間信じてきた考えをいったんおいて、新しい考え方を受け入れた。

大きな決断だったに間違いない。

そんな風に考えると、胸がつまった。
漁船で出会った船員さんひとりひとりに心から感謝と尊敬の念でいっぱいになった。

仲良くなったIさんという船員さん。
5月から11ヶ月間の航海についていろいろ話してくれた。
昔は、中学校を出たら、気仙沼の青年らは当たり前のように船に乗ったそうだ。
Iさんも、15歳から船にのっていて、最初は船頭や船員たちの手伝いをしたり、見よう見まねで漁を覚えたそうだ。
何ヶ月もの長い航海での食事、娯楽、家族との連絡、過ごし方、いろいろ教えてもらった。
実際に船員たちのドミトリー、台所、休憩室、エンジン室、通信室、司令室?などをみせてもらいながらお話を聞かせてもらった。

他の船員や船頭からもたくさん話を聞かせてもらった。
この数年で、漁船もずいぶんデジタル化した。
たとえば、通信もモールス信号からインターネットを使った暗号での通信に変わり、舵取りもある程度自動化したそうだ。

海からみる気仙沼の町は、町から見るものとは違っていた。
見る場所、見る人の視点が変われば、見えてくる物が違う。
でも、町を元気づけたい、町を復興したいという人の気持ちは一緒なんだな、って思った。感動した。

今日は本当にたくさんの人に出会った

気仙沼での素敵な「つながり」

先週末、気仙沼でとても素敵な「つながり」ができた。
たくさんの人に出会い、
たくさんの想いを受け取った。

2年前・・・・。
私が修士論文でお世話になった大阪府立芥川高等学校の山下先生から、高校生たちが東北の復興にむけた応援チャリティをするが、復興の現状について理解してからチャリティに取り組みたいと相談を受けた。そこで、気仙沼に住んでいる親戚のMさんに大阪に来てもらい、3年前の震災から復興の様子などについて話をしてもらった。

これが始まり。そこから、少しずつ「何か」が動きはじめていった。

芥川高等学校の高校生たちは和太鼓のチャリティコンサートを実施し、そのお金をMさんに預け、Mさんは、気仙沼復興のために尽力する青年団「気楽会」に届けてくれた。気仙沼青年団「気楽会」の三浦さんからその後、連絡があり「このお金は、物ではなく、大阪と気仙沼がつながる未来への可能性に使いたい」と提案があった。それから2年間、何をしようか、何がしたいか、何ができるか、ということを意見交換しながら、これを応援してくれる人たちも増えつつ、少しずつ形になっていった。

そして、先週末・・・。
気仙沼の関係者、山下先生、芥川高校の生徒2名らが集まり、下記のとおり、合同イベントを実施することで合意。

目的は2つ。
ひとつは、長い長い復興のプロセスをがんばっている気仙沼の人たちを、高校生たちが和太鼓を通して応援すること。
ふたつめは、復興について考え、自分たちに何ができるかについて考えること。これには、昨年11月8日にフィリピン中部に上陸した台風30号の影響で被災したレイテ島の方も交えて実施予定。

〜予定〜
8月1日(金)復興について考える交流会
8月2日(土)気仙沼港祭りにて和太鼓の合同演奏
8月3日(日)気仙沼港祭りにて和太鼓の合同演奏
地元の人たちとの交流

すると、いろいろさらにつながってきた。気仙沼市副市長、気仙沼市議会議員、気仙沼観光コンベション協会とも(アポもなく)お会いできて、より具体的に動き出してきた。

今年の夏にむけて、高校生たちの新しい挑戦を、気仙沼の人たちと一緒に応援します。(実施中は、集中講義があるので参加できないけれど、それまで実現に向けてしっかりサポートします^^)

★写真は、長い長い復興の中での気仙沼。気楽会の青年団の方らが実施する町歩きツアーに参加させてもらい、被災された方たちの話をひとつひとつ丁寧に聞かせてもらった。(こちらについては、後日別でアップ)10308254_746223902085283_334108487697250343_n

10157288_746223948751945_2421707721462650142_n

10177482_746223972085276_6763650738119576851_n

気仙沼での打ち合わせ

地域連携プロジェクトの打ち合わせのため、気仙沼来ました。8月の気仙沼港祭りでの大阪の高校生(芥川高等学校)と気仙沼の青年らによる連携イベント。どんな素敵なことが起こるか楽しみ!

10174934_743784698995870_5221296313308470020_n

難民映画祭にむけた映画をつくる

授業が始まってちょうど1週間。あっという間に時間が過ぎる。

先週の大きな出来事のひとつ、それは、
今年の一つの挑戦である難民映画祭にむけた映画づくり会議。

実際に映画を作れるどうかはまだ不安なところもあるけれど、
これまで聞いてきたたくさんのシリア人の声を、
シリア人を支援している人たちの声を、
シリアのことを想う人たちの声を、
映像という形で伝えたい。

そのために集まった有志15名。
映画プロデューサー、JICA、外務省、複数の大学からの学生、企業、NGO、シリア人、大学教員とほんといろんな背景を持った人たちが「シリアのために」と集まった。みんなそれぞれ忙しいし、映画を作るための十分な時間があるわけではないけれど、少しずつでも力を出しあえば、大きな力になると信じてる。

先が見えない不安。
人を巻き込む責任感。
でも、前に進まなきゃ何も見えてこない。

プロジェクト型ではなく、分散型のネットワークによる協働は初めての試み。うまくできるか、、ではなくて、うまくいくように考え,行動する。

がんばる!という気合いと覚悟をいれるためにfacebookに投稿!20140413

シリアの現状を伝えるビデオ

久保田弘信さんがシリアの内戦を取材。

夏に販売されるDVDのプロモーションビデオがyoutubeで公開されている。これをみるだけでも、今、何が起こっているのか感じることができる。
登場する子どもたちが、私がよく行っていた村の子どもたちと重なる。早くあの子たちに会って、「もう大丈夫なんだよ」といって抱きしめたい。そんな日を思い続けてもう三年間か・・・。

ミラツクオンラインギャザリングに参加して

大学の地域連携についてプロボノ事業と比較して考える
〜ミラツクオンラインギャザリングに参加して〜
(※メモ書きです)

今日は、ミラツクのオンラインギャザリングに参加しました。対面でのダイアログセッションをオンラインでやってみようという第一回目の取り組み。方法も内容も個人的にとても興味深かった。

今回、話題提供をしてくれたのはNPO法人サービスグラントの岡本 祥公子さん。プロボノを支援することで社会を良くする社会のしくみをつくろうという取り組みをされている。具体的には企業で働く人、育児休暇や産休中のママさんなどが、自分の専門性や経験を生かして、NGOやNPO、行政などをチーム(6人くらいで)を組んで一定期間支援する。たとえば、よくNGO,NPOが問題として抱えているのは、とてもいい活動をしているけれど、その良さを上手に表現できず、認知されないがため、支援を受けにくい、という問題がある。これに対して、彼らの活動を多くの人に分かりやすく知ってもらえるためにウェブ制作を支援したり、パンフレットを創ったりするのをプロボノワーカーが支援する。プロボノワーカーは、コメントや提案だけ出すという「口だけ参加」ではなく、実際に何かを創るという活動に携わるという「成果物を一緒に出していくような参加」が求められる。成果を出すことが求められる分、責任感やコミットメントが強くなるそうだ。これまで地域の復興、伝統工芸、学校のイメージづくりなどをプロボノワーカーたちが支援してきたそうだ。

この取り組みは、「何かしたい!けれど、何をすればいいかわからない」という人と、「助けてほしい!仲間がほしい!」という人たちをつなげるとても良い取り組みだと思った。今、産学連携で、大学生がNGO NPOへボランティア活動にいくという活動をいろんな大学が実施されている。NGO,NPOとしては、技術も経験もあるプロボノが参加してくれることで、これまでできなかったことにチャレンジしたり、直面している課題を解決できたりするのだと思う。

ここで考えたいのは、大学生がNGO.NPOに関わるということ、そしてプロボノワーカーがNGO.NPOに関わることのそれぞれのメリット・デメリットって何か、ということ。単純に考えれば、技術や経験のある人に協力してもらえる方がいいだろう。技術や経験のない学生を受け入れ、育てるほど体力があるNGO/NPOはそんなに多くない。その点、プロボノたちは即戦力になるし、通常ならお金を払って受ける支援を無償で受けることができる。もし、プロボの活動が社会的に広がれば、大学生がNGO.NPOに関わるニーズや機会はなくなってしまうのだろうか?いや、そんなことはないだろう。

大学の地域連携を考える際、とても参考になることがあった。それは、プロボノに参加することによって、企業人がどのように変わるのか、ということだ。キーワードは、「リーダーシップ」だった。プロボノに参加した企業人は、次の4つの理由からリーダーシップを学ぶことができるという。
(1)越境を通してメタ的に現状を理解できること
(2)3rd Placeとしての活動を通して新しい発想や視点を得て、創造やイノベーションにつながる
(3)異業種の人たちと連携することを通して、違う意見や考えの人たちとアイデアを創っていく調整や交渉ができるようになる
(4)取り組む課題は普段とは違うけれど、必要な技術は同じなので技術や知識の抽象化ができる
経験としてこういったことをプロボノを通して学べるということが分かっている(データとしては示せていないが)。こういったことをデータとして示すことができれば、企業の研修としてプロボノを事業として導入してもらうことができるのではないか。これは大学でも同じだろう。学生が地域連携をして何を学ぶかを明らかにすることができれば、大学はこのような活動を大学の教育プログラムとして積極的に導入してくれるんじゃないかな。ただし、「●●力」が身に付いたという個人を評価するようなデータがいいのかどうかについては議論の余地がある。こういった活動はcollective achivementによって評価されるべきだから。そうであれば、個人を評価するのではなく、集団的な評価についても検討していく必要がある。たとえば、プロボノ経験者が、プロボノに参加した後、直属の上司や同僚と一緒に新しくプロジェクトをする。それがうまく行けば、良し!といった評価。社会連携のプロジェクトを評価するかという大学での評価の問題と同じ課題を持っているな、と思った。

ただ、企業人をプロボノに参加させればいいわけではない。それは大学生をNGO/NPOに派遣し経験させればいいというわけではないのと同じだ。何故か。
第一に、こういった活動に参加することの意味付け、価値付けが所属するコミュニティの中で共有されていることが大切。
第二に、周りからの支援を受けれる体制が必要である。(リコーのインドのBOPビジネス支援、パナソニックのクロスフィールド参加)社員の人がどこまで他の人とあっていけるのか、できるのかという不安を取り除くメンタルサポート。現場に人を送る際のモニタリング、スカッドフォールディング。サービスグランドの場合、経験のあるプロボノウォーカーが次はディクレターとして見守りをする。大学の場合は、多くの場合教員や先輩がその役割をする事が多い。
第三に、次のステップを見据えた活動を提供すること。(サービスグランド→クロスフィールドなど)
プロボノへの参加→社会問題が自分ごとになる→Future sessionで仲間作り→新規授業開発といったストーリーにならないか。
リーダーシップが発揮出来る人は、過酷な経験をしているという共通点がある。考え抜くこと、苦労すること。0からひねり出す経験が大事。異質な経験をたくさんもつことも大事。大企業に中心にいる人より子会社を回っている人のほうが優秀。

加えて、受け入れ側の視点も不可欠だと思った。プロボノを受け入れて成功する団体に共通するところは、受け入れ機関が本当にプロボノの支援をほしいと思ていること。言い換えれば、異質性を受け入れる土台があるということだ。どんな優秀な人が参加しても、自分たちとは違う異質な人を受け入れ、尊重し、共同する土台がなければうまくいかない。こういった事業を成功させるために、受け入れ側に焦点をあてた調査も必要かもしれない。

今回のダイアログセッションを通して、新しく得た視点は、「本当に社会を変えていくためには、社会起業家の育成だけではなくて、それを支える人たちの層を創る事が大事」という発想。リーダーシップを発揮出来る人ばかりを育てるのではなく、それぞれのpositionを変化、適応させながらチームとして協働できる仕組みをつくる必要がある。ちょうど今日の朝、国際日本学部の卒業生が事業を起こして、後輩たち(在学生)が支援しながらその事業を進めるというプロジェクト会議に参加させてもらった。まさに、Aさんという社会起業家を学生たちが支援し、在学生がそこからノウハウを学び、協働する面白さやしくみを理解していく構造になっている。こういった形のプロジェクトって大学ではやりやすいし、プロトタイプにできればいいな、と思った。

その他、今後考えてみたいことは2つ。
(1)プロボノによる学生の活動支援
最近、学生達が主体的にプロジェクトをたてて社会問題に取り組む団体が多くみられるようになってきた。でも、そういう活動をしている学生は基礎的なところで困っている。そういったところにも、プロボノワーカに参加してもらえないだろうか。参加の仕方としては、解決方法を助言するというのではなく、課題にむけて一緒に考えてくれる存在として。

(2)分散型支援のネットワーク構築
ずっと関わるのではなくて、短期集中の関わりができるプロボノのありかた。映画製作のような。分散型のネットワークがつくれそうな感じがする。

ICTを活用した協働による作品

恋するフォーチュンクッキーの西アフリカセネガルバージョン!
これ、すごくいいですね〜。まさにICTを活用した協働。
にしても、編集技術もすごい!全然違和感がない・・・。
こんな風に人と人をつないでひとつの作品をつくるって面白いなぁ。

3月にセネガルを訪問した時に会った人たちがたくさん登場していて、
何度見ても面白いです。

国際協力人材育成プログラムのガイダンス

今日は、国際協力人材育成プログラムを含めた国際関係のプログラムのガイダンス@明大中野キャンパスだった。いろいろ国際的なプログラムがある中「国際協力」に関心を持っている学生たちが多く参加してくれたら嬉しい。ガイダンスでは、たくさん伝えたい事があったけれど、限られた時間の中で伝えれたのはほんの一部。実際に参加してもらって、「面白さ」を実感してもらいたい。

このビデオは、国際協力人材育成プログラムのプロモーションビデオ。武井さん@明大のfacebookの投稿をシェアさせていただきました^^