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【KUFS】ハワイのカレッジとの交流実践(日本語教師養成)

今日、GP推進室に行くと、ちょうど日本語学科のYさんがKCCの学生と交流をしているところだった。今回交流するKCCの学生はそれほど日本語レベルが高いわけではないが、さすが日本語学科の学生。KCCの学生が使った言葉や文法を注意深く聞き、相手とのコミュニケーションのためのルールを自分で作り出し、実践している。こういう問題分析、問題解決のためには、やはり授業のようなINPUTが必要である。つまり、問題を分析するための方法や、問題解決のための方法(介入の方法)を知っていることは不可欠である。それは自然に身につくものではない。そのため、INPUTだけではなく実践して体験していくことも大事なので、やはりこういった活動も重要になる。授業とこういったプロジェクトベース学習をうまく組み合わせていくことで、日本語教師としての知識やスキルが育つのだと思う。日本語教師養成のための学習環境のデザインについて、少しずつ知見が蓄積されていくことだろう。

一方、今回は日本語教師としての経験や知識がない学生(1年生)も参加してくれている。経験をすることで、inputがより理解できるというケースもある。そういうケースも本実践を通して実証していきたいし、初心者に対する支援環境をどう整えるかについてもこの事例を通して考えていきたい。

2,3年生の国語の研究授業視察

今日は、午前中、関西大学付属小学校(ミューズキャンパス)で、2年生と3年生の国語の研究授業を視察した。関西大学K先生、玉川大学H先生、横浜国立大学N先生、富山の小学校の先生も来られていた。

●2年生の研究授業を担当されたのはS先生である。単元名は「なかま分けごっこをしよう(3時間扱い)」のうちの最初の一コマ。日常生活において子どもたちは、比較したり、分類したりする機会が増えてくる。しかし、分類の仕方には、視点(属性)や言葉の数(語彙)が限られていることが多いため、この授業を通してなかま分けのための視点と語彙を増やさせる。

本授業の特徴:S先生は、りんご、オレンジ、柿、もも、バナナ、グレープ、レモン、りんごの8枚のカードを配布し、これらを分類するというアクティビティをした。最初に分類について子どもに理解させるため、全員で「形」に着目して、分類させた。子どもたちが「視点」を決めて分類し、分類したものに「名前を付ける」ことができるようになると、形以外の視点で各自配布した果物のカードを分類するように指示した。子どもたちは、「甘さ」「実の数」「果実の皮の厚さ」「季節」「色」などで分類していた。S先生は、子どもたちからでた観点を全員で共有し、授業を終了した。

●3年生の研究授業を担当されたのは私の共同研究者であるM先生である。同様に単元は「なかま分けごっこをしよう(2時間扱い)」だが、対象は3年生であるため、2年生よりもAdvanceな内容になっている。利用した教材は、バナナ、オレンジ、ものの3種類のフルーツであるが、それぞれのカードには「仕入れた日(今日、1日前、2日目)」と「値段」の情報が書き込まれている。M先生は、導入部分で「今日は、あなたたちは店の店員です。お客さんに果物を売るために、どうやって果物を分けて売りますか。お皿は3枚あります。」と述べ、子どもたちにどの立場から本活動に参加するかを明確に示した。言い換えれば、単に「色」や「形」で分類させるのではなく、誰にとって、どういう分類がいいかについて、考える視点(立場)を示し、経験や日常生活と関連させて分類させようとしたのである。そこで、本時の到達目標を「3つに分類することができ、分類した理由を説明することができる」とし、さらにスーパーゴールとして日常生活に関連させて、何故それがいいかについて経験に基づいて説明することができるとした。子どもたちは、同じオレンジの写真でも「今日」「150円」のオレンジ、「一日前」「100円」と情報が違うカードをみて、しばらく考え込んでいた。値段で分けてしまうと、違う種類の違う果物のグループができてしまう。「仕入れ日」にした場合、種類も値段も違う果物のグループになってしまう。かなり試行錯誤しながら進めていた。15分が経過。とりあえず子どもたちは、3つの分類できたようだ。そして、M先生は、子どもたちにどのような視点で分類したかについて子どもたちに聞いた。以下子どもたちから出た意見である。

児童①「値段」で分類した。なぜなら、自分のお母さんは、安いほうをいつも買うので、値段によって分類したほうが、お客さんにとって選びやすい。

児童②「値段」で分類した。昔バブルだった時は高い値段でもみんな買ったけれど、今は不景気なので、値段で分けたほうが、買いやすい。高いほうがいい人は高いのを買うし、安いのがいい人は安いのを買う。

児童③「値段」で分類した。スーパーとかにいったら、値段で分類されているし、それがいいと思う。

児童④「果物の硬さ」で分類した。お年寄りの人は歯が弱いので、硬いものは食べれないかもしれない。だから、やらかい食べ物、固い食べ物とかで分けたほうがいい。

児童⑤「種があるかどうか」で分類した。お年寄りや子どもは種をのどに詰めるかもしれないので、種がない果物と種がある果物にわけた。

児童⑥「値段」で分類した。果物は残ると傷んでしまうので、早く仕入れたものは、早く売ったほうが売り手にとって良い。だから、値段を安くして早く売ったほうがいいので、値段で分類するとよい。

児童⑦「新鮮さ」で分類した。新鮮な果物を好む人もいるので、新鮮さで分類しました。

児童⑧「季節」で分類しました。どの果物が季節のものか分かるとお客さんは買いやすいと思う。

以上のような意見がでた。中には「形」や「色」で分類するという意見もあったが、それについては「何故か」という理由がでなかったため、理由がある分類方法、つまり、お勧めの分類方法について意見を求めたところ以上のような意見がでた。

M先生は最後に、「分類するっていいこと?」という発問をした。すると、児童は声を大きく「分類したほうがいい」と答えた。それに対して、M先生は「何故?」と聞くと、

「分類したほうが、何を買えばいいか分かる」、「何が安いかがわかる」、「何が季節の食べ物かがわかる」「適当にばらばらに置くと、何を選べばいいか分からない」」「どれが一番いいかがばらばらだと分からない」といった意見がでた。(ばらばらだと見た目が悪いという意見も1件あった。)つまり、分類したほうが判断する上で役に立つということを全員が共通して納得した。

このように児童は、分類する視点と方法、そして分類する理由と目的を本時を通して理解することができていた。さすがM先生だと思った。いろんなしかけが授業の中で展開され、児童はそのしかけにうまくのって、学習目的を到達していた。見ているだけでも興奮してしまう授業だった。

子どもたちの発想はとてもユニークで驚いた。こういうユニークな発想が生まれる授業というのは、もちろん教師の授業力だけれど、そういう力(発想力、想像力)を育てる環境とそれを生かす学級文化ができているからなのだと思う。自分の教授方法に対しても非常に参考になるし、M先生の授業をみると研究意欲が高まる。

第二回「マルチメディアの制作」の授業

今日は、マルチメディアの制作の二回目の授業だ。パソコン操作が得意ではない学生が多いため、何度も繰り返して説明を聞けるように昨日、eラーニング用の教材を作った。うまく活用できれば、毎回の授業で、繰り返し説明を聞けるようなeラーニングを作ろうと思う。eラーニングにしておくことで、休んだ学生のフォローアップもできる。主に3年生を対象とした授業であるため、秋学期は就職活動などで欠席が増えると考えられる。積み重ね形式で基本操作を覚えてもらうつもりなので,一度スキップすると授業についていくのが大変になるため、欠席者も想定した授業設計が必要になる。

授業終了。
この形式で進めるのが一番学生にとって負担がないということがわかった。自分のペースで進められるし、何度も視聴できるので、ついていけない学生がいなくなる。また、個別指導が非常にやりやすくなった。指導の際も、同じことを何度も説明する必要はなくなったので、よりきめ細かい指導が可能になった。教材を作るのは大変だが、この方法で今後進めていく。

24日 教育メディア論 第一回目 

第一回目の教育メディア論の講義をした。初回なので、教育メディア論についての概要、本講義の目的、方法、評価について述べた。来週から、CEASを使ったアクティビティを考えているが、CEASの使い方が分からない学生が何人かいたので、次回の授業で、説明をする必要がある。

本講義の受講者は学芸員、教員の資格をとる学生や現職の中等教育の教員もいた。彼らのニーズにあった事例を紹介できるように常にアンテナをたてていなければ。しぼろうか広げようかと考えていたが、講義テーマは広げながら、ディスカッションで深めるような流れになるのだと思う。

教室は大講義室でパソコンがないが、今の学生はほとんど携帯電話を持っているので、携帯から投稿してもらいたいと思っている。ただ、携帯から投稿できるかは確認する必要がある(Iphoneからは投稿できた。)お金があれば、ipadをグループごとに配布して、利用したいけれど、そういう時代はまだ先の話だろう(遠くはないと思うが、、、)。

23日 大学院の学習環境をデザインする

23日(木曜日)、大学院の学習環境をデザインするため、状況論を専門とされるのU先生、エスノグラフィー専門とされるM先生、活動理論を専門とされるY先生、国際協力を専門とされるS先生、情報関係のH先生と議論し、さまざまな提案をいただいた。

私は研究室研究に非常に関心があるため、とても参考になった。

大学院の学習環境のデザインについて

(1)  社会連携のプロジェクトにかかわる態度、知識、スキルについて

社会連携のプロジェクトは、学生の問題分析力、問題解決力を育成するといわれているが、単に参加し、活動すれば問題が見えたり、問題を解決できるわけではない。問題を分析したり、解決するためには「分析」や「問題解決」の枠組みや視点が必要になる。プロジェクトに参加している学生が単に話して、議論すればいいというわけではない。そういった枠組みや視点というものを持たせるための「しかけ」は学習環境デザインの要因として提示することができる。

(2)  学生がプロジェクトを立ちあげ、プロジェクトを運営していくことについて

プロジェクトを立ち上げたという学生は、個人でそれが実現できたと考えているかもしれないが、プロジェクトという社会的活動を立ち上げ、運営していくためには、かなり社会文化的支援が背景にあるはずである。たとえば、学生Yがフィリピンのプロジェクトを立ち上げたというが、それには教員の支援、大学の支援があったはず。その支援がどのように環境に埋め込まれているかを明確に示していく必要がある。学習というのは集団的に変化していくものなので、プロジェクトでの学習が集団的にどのように実現されているかについて、学生の学習を拡大して学習環境との関連の中で明確に示していく必要がある。たとえば、卒業論文や修士論文との関係、スタディーツアー戸の関係、大学院の道具、テクノロジー、人間関係すべてが学生の成長、つまりプロジェクトの形成と運営にかかわっていると考えられる。その部分をしっかり見抜くことが大事。

(3)  大学院の空間について研究するために

シリコンバレーの事例が参考になる。シリコンバレーでは、状況論の考えを早い時期から取り上げ、企業におけるエスノグラフィーを実践してきた。そこでは、オフィスをどのようにデザインしているかについて、ハードウェアとソフトウェアの両面から捉えている。アイデオを参考にするとよい。空間のデザインについての研究知見が報告されている。本研究室を事例とするならば、ウェブと空間をどうデザインするかについて着目するとよい。イノベーションエスノグラフィーとして、研究する価値はある。どのように情報が分散されているかという観点から研究できるだろう。(岸論文に対して)

また、空間のデザインについて研究するのに、プレとポストを比較するとよい。学部生と院生が同じスペースで学習、研究することが、学生の学習にどういう影響があるかについてプレとポストで調査できる。調査する際には、アクセスの観点に着目するとよい。ビデオで記録して、学習のリソースへのアクセス回数を数え、比較するのもよい。

(4)  WEB2.0の研究について

本研究室では、様々なテクノロジーが活用されている。Informalに使うのか、Formalな目的なのか、目的を明確にし、適切なツールを使うとよい。たとえば、BasecampはFormalなものなので、学生が意見を出しにくいのであれば、Twitterを使うとよい。マイクロブログみたいなものは、Informalなツールなので、より意見が出やすい。一方、学生の学習記録として蓄積し、教師が評価したり、内省を自分の言葉で論理的にまとめることを目的とするのであれば、現状のようにBasecampを活用するとよいだろう。実際、Basecampを使うことで、ゼミの時にじっくり時間をかけて説明できないところをウェブの議論でフォローアップできるというメリットはある。一方、Twittterのようなツールは気軽に書き込めるというメリットもある。どのツールにもMeritとDemeritがあるので、そのバランスをどうとるのか、どういうツールの組み合わせがいいのかを考えるとよい。

(5)  研究室研究について

学習環境のデザインをする際、状況論や活動理論を枠組みにしてもいいが、これらの理論は具体案を提案していない。分析する枠組みとしては使えるが、具体的に事例に落として考えるためにはそのギャップを埋めていく必要がある。たとえば、本研究室の場合、リソース、研究会、ゼミ、空間、テクノロジーなど、学習者のLearningを結び付ける道具が院生にとって有機的に結びついていると考えられる。それを記述していく。単に、どういうリソースがあるのかを列挙するのではなく、関連づけて示していく必要がある。

(6)  院生の学習をどう捉えるのか

院生の学習は集団的に変化しているので、集団的に捉える必要がある。岸論文(大学院に関する論文)では、実践共同体に馴染んでいくプロセスが学習として描かれているが、異質なものとどう交響しているのか、文化をどう横断しながら学習しているのかという視点が抜けている。社会連携した学習活動には、常に葛藤が生じると思うが、その際に必要になる寛容性や柔軟性を身につけることも学習であると考えられる。Broundary Crossingの観点も含めて分析していくことが大事。一方、Boundary CrossingやThird Placeというものがスローガンになってはいけない。実際に、活動理論でもそれがスローガンとして使われ、具体的な事例におちていない。Boundary Crossingというと、まるで「横断する能力」があるかのように言われるが、BoundaryをCrossするのは、結果であって力ではない。それを実現するための社会文化的環境がどうなっているかということのほうが重要である。そのため、学習を「●●力の育成」とするのではなく、集団的に捉えていくことが大事なのである。言い換えれば、どのように再文脈化してICTを入れていくのか、どういう条件下で可能(不可能)になっているのかということを描いていく。

さらに、この研究室を出た院生を対象としたプログラムのインパクト評価があるとよい。酒井先生の研究が参考になる。学生のころにBourndary Crossingした経験のある学生は、教師になった時その経験を生かすことができているのか。(視点としては、どう環境を再文脈化(再構築)しているのか、または、していないのか)。このような研究を含めることで、個人と環境の相互作用を理論化することができるのではないだろうか。

シリア UNRWAからカマル来日 講演予定

5年間教育プログラムを一緒にやってきたカウンターパートのカマルが来日した。今日から1か月日本で研究をしていく。外大にも来てもらい、講演や講義をしてもらう予定である。

予定は次の通り。

10月12日(外大) マルチメディアの制作
テーマ:パレスチナ難民の学校におけるFlash教材の活用

10月12日(外大) アラビア語
テーマ:アラビア語での会話練習(予定)

10月15日(関西大学) メディア教育論
テーマ:海外でのICT活用の事例

10月20日(外大)多文化共生論
テーマ:難民の現状と国連の仕事

FLASH CS5を使った実習のための教材制作

今週から、FLASH CS5を使った実習が始まる。これまでMXを使っていたのが、この夏でバージョンアップ。CS5はAction Script3を使うので、学生はそれを理解できるかどうか不安。MXのAction Scriptはシンプルで誰でも親しめるものだったが、Action Script3はそうじゃない。ある程度プログラミングを理解していないと、できない。頭が痛い。

参考になる資料やURLを探しているけれど、わかりやすいものがほとんどない。どこまでできるだろうか。とりあえず、モーショントィーンを使ったアニメーションからはじめて親しんでもらってから、Action Script3を少しずつ触っていくということになるのだろう。モーショントゥイーンを使ったアニメーションでもおそらく一回の説明ではついていくのは簡単なことじゃないだろう。何度も繰り返し練習ができるような教材も必要だと考え、とりあえず、教材を作成した。作るのに結構時間がかかったが、何度も練習できる素材は絶対に必要なので、毎回こういった教材を準備しておく必要があるだろう。

http://m-kishi.com/flash/

【参考になるサイト】

Flash CS4 Professional ユーザガイド

http://help.adobe.com/ja_JP/Flash/10.0_UsingFlash/WSd60f23110762d6b883b18f10cb1fe1af6-7defa.html

JAPAI'Iプロジェクト オリエンテーション実施

今日は、ハワイのKCCとの交流学習のオリエンテーションを実施した。オリエンテーションに参加してくれたのは23名。そのうち11名が参加決定、残りが「考え中」ということだ。本格的に交流が始まる。

本日の活動についての詳細についてはコチラ

http://ict-edu.heteml.jp/cscl/

インターネットを通した語学の指導は、すでに海外では積極的に行われていて、フィリピンや米国の学生が1時間5ドルほどでconversationをするというプログラムやサービスがある。今後日本語教育についても、そういったニーズが出てくるだろうし、インターネットを活用した教育プログラムを実施できる人材が求められるだろう。

たとえば、コレ↓↓

http://www.rarejob.com/campaign/page_a81.php

9月22日 秋学期最初の授業日

本日から授業が始まった。
1回目はオリエンテーションで、授業の目的、方法、評価、グループわけをした。次の授業からコンテンツ制作を始める。フラッシュは、フラッシュだけではなくて、いろいろなアプリケーションを使う必要があるので、何から手を付ければいいかが難しい。情報学部の学生は、ある程度コンピュータに慣れているので使っているうちに分かるというケースがほとんどだが、本校では、コンピュータに慣れ親しんでいない学生が半数くらいいるので、ペースや課題の難易度をかなり慎重に考える必要がある。前期の授業は、そこに反省点があるので、後期はこの問題点をしっかり考慮した上で授業設計をしていく。

夕方は、前期の授業を担当していた学生が、夏のスタディーツアーの報告に来てくれた。国際協力や国際問題に関心があるが,何からすればいいか分からない、という相談を受け、私がかつて参加したK大学のスタディーツアーへの参加を進めた。彼女の話を聞いて,私自身とても元気がでた。私がかつて出会った人が、今は彼女の友達になっていた。時間が違っても共通の経験をし、共通の知り合いができ、同じような事を感じている。こうやって時代を超えて人間関係や活動がつながっていくと思うと感慨深い。そう思うと、本当に大学での教育活動というのは「仲間作り」なのだと思う。いつか彼女とも仕事を一緒にすることがあるかもしれない。そう思うと非常に楽しみだ。

日本教育工学会に参加

19日から21日の3日間、名古屋で実施された日本教育工学会に参加しました。いつもは発表があるのですが、今年は共同研究者のN先生が発表してくださるということで、聞き手として参加しました。

博士論文を書いていた去年は、ほとんど学会に参加していなかったので、ひさしぶりにいろんな研究報告を聞くことができ、刺激をうけました。研究の動向も知れ非常に参考になりました。学会で見聞したことは明日以降また詳細をアップしたいと思います。

宿泊FDに参加

木曜日の午前中は、細かい仕事を午前中に全部終わらせた。すぐにできると思って、なかなか手がつけれなかったことを一気に終わらせることができたので気分が非常に楽になった。すぐにできることでも、優先順位を考えて、後回しにしていたので・・・。

午後から、1泊2日で実施されるFDに参加。琵琶湖ホテルで一泊2日の教員研修が実施された。大学で取り組んでいること、これから目指そうとしていることなどが聞けて非常に参考になった。特に学長の話はとても面白かった。とても共感できたし、実現できれば素晴らしいことだと思う。大学の教員が同じ目的や情熱を持って、FDに取り組めればすばらしい。外大の「強み」を生かして、実践できればいいと思う。

いろんな先生方から取り組んでいること、関心や問題を知ることができたので、お互いの強みを持ち合わせて、何かしようという話にもなった。私は、人と人、活動と活動、学科と学科をつなげることができるポジションにいるので、多いにこの強みを生かしていきたい。I先生と国際教養部ともいろいろ連携できそうな気がする。

9月15日 JSET発表準備

午前中に、日本語学科の先生と教育工学会で発表するプレゼンについて議論し、修正した。このように異分野の先生と一緒に研究するのは本当に参考になる。これが教育工学の面白いところなんだけど、日本語教育という分野についてずいぶんいろんなことを知ることができた。来月は、シンポジウムの指定討論をすることになったので、日本語教育に関する研究をレビューし、教育工学の観点からどのように研究できるかについて考えていきたい。

午後は、N先生ゼミで制作している映像制作を手伝った。英語の映像番組にミスが多く、テロップを全部やり直したいという。作業にかかわっている学生が一人きて、それを手伝いながら、いろいろ話をした。外大生が、、といっても一人の学生だけれど、何を考え、何を期待し、どういう不安を持っているのかということを聞けて参考になった。授業以外で学生と関わることがない上にゼミも持ってないので、なかなか学生の意見を聞いたりすることはないけれど、こういう機会を通して、いろいろ話を聴けたのはためになった。

夕方は、K先生とテレビ会議をした。研究面でも教育面でも支援してくださり、非常に感謝している。モチベーションを保っていられるのは、こういう人との関わりを持っているからだと思う。後期もがんばろう。

ICTを活用した日本語教師養成プログラムの準備

今日は、日本語学科と連携して実践しているスカイプを使った日本語教師養成プログラムの準備を始めた。交流相手のハワイ市カピオラニ・コミュニティカレッジはすでに授業が始まっている。こちら側で十分な学生が集まってくれればいいのだが、現在のところ、ボランティア参加の希望は3人のみ。相手が20名なので、10名以上は集まってほしいが、、、。とりあえず、10人以上集まることを前提として準備を進めなければ行けない。

ハワイ以外に香港の大学とも連携することになった。香港で日本語教師をされている上田先生とスカイプで少し話をした。交流相手が広がることはいいことだが、こちら側がそれに答える準備をしっかりしておく必要がある。自分自身が、ゼミを持っていないため、授業で教えた学生にしか広報できないのがもどかしい。

会議のあとは、今週末にJSETの学会で発表予定のプレゼンについて、中俣先生と打ち合わせをした。パイロット実践もちゃんと論文にしなければいけない。成果はきちんとまとめて発表していく必要がある。

視聴覚教育(メディア教育)論について整理

秋からの授業で使う資料を作った。本授業の目的、内容、方法、評価について検討してきたが、今日、軸を決めた。やはり「自ら実践できる」ようになることを目的としたほうがいい。そのために、大人数の授業だが、プラクティカルなアクティビティを少し取り入れた授業設計にする。

講義の内容については、だいたいまとめた。これをもとにプレゼンファイルを作り、学生間でコミュニケーションができるプラットフォームを選択する。おそらく、CEASを活用することになると思う。学生間のコミュニケーションを促すには、プラットフォームの準備だけではなく、課題の内容がかなり重要になる。とりあえず毎回の課題は決めたが、このテーマについて議論できるかについては、もう少し検討が必要だと思う。

研究会@関西大学 参加

月に一度、関西大学で実施されている研究会に参加した(9月12日)。発表のテーマは、国際教育協力に関する研究、教科情報に関する研究、初年次教育における自律的な学習に関する研究、思考力育成に関する研究、ICT活用普及に関する研究だった。夏は、自分の研究に集中していたため、久しぶりに他の人の発表論文を聞いた。そのため、非常に疲れたが、刺激になった。

活動理論に関する論文の輪読

共同研究として、活動理論を使ってシリアで実践研究をしてきた事例を分析し、論文にまとめていくことになった。活動理論については、大学院生の頃に関心がありかなり勉強してきたが、しばらくは先進事例についてレビューしていなかったので、いろいろ参考文献をあたってみたい。

【参考文献】

活動理論について http://lchc.ucsd.edu/MCA/Paper/Engestrom/expanding/toc.htm

Lisa C. Yamagata-Lynch (2007)Confronting Analytical Dilemmas for Understanding Complex Human Interactions in Design-Based Research From a Cultural—Historical Activity Theory (CHAT) Framework. Journal of the Learning Sciences, Volume 16 Issue 4

石上 浩美(2010)「体験による学び」とは―活動理論による分析から―,  Annual report of Graduate School of Humanities and Sciences 25, 205-214

中村 恵(2009)就学前教育における参加カリキュラムに関する研究, 奈良佐保短期大学紀要, (16), 47-57

インタビューの書きおこし 発達的ネットワークへの参加

執筆予定の本のためインタビューした内容を書き起こし(transcription)した。2時間のインタビューでも書きお越しには、倍の時間がかかる。11時に初めて、3時前までかかった。気づけばお昼も食べずにひたすら書き起こしをした。後5名分残っているので、今日は夕方からもう一人、書きお越しをする予定である。

どの視点から本なり論文なりをまとめようかと考えながら、書きお越しをしてきたが、ひとつは「発達的ネットワークへの参加(developmental network)」(by 米国ハーバード ビジネススクールのヒギンズ助教授)がキーワードになるのかな,と思う。発展的ネットワークとは、職場だけであなくて、友人や知人、家族など幅広く広がるもので、そのネットワークに参画する事がキャリア開発につながる。キャリア開発を考える際、企業の上司などによるメンタリングが焦点化される事が多いが、実は、それだけじゃなくて、企業内外の多様な関係が関わっている。この相互的、互恵的な関係である発達的ネットワークを通して学びつづける様子がインタビューからよみとれた。

学会投稿論文を提出

多文化共生に関する論文を完成させ、提出した。無事、採録が決まればうれしい。私の専門は教育工学だが、教育工学は、分野横断の学際的な学問分野なので、自分がどの分野で教育工学の研究をするかを見つけ出さなければいけない。これまでは、異文化理解や多文化共生の分野において如何に情報技術を活用するかについて研究してきた。今回執筆した論文もその一環である。今は、外国語大学に勤務しているので第二言語習得や日本語教育の分野を調査している。どの分野においてもパラダイムシフトがあり、教授・学習法に関して類似した流れや問題があることがわかった。なかなか面白い。現在、日本語教育の分野において情報技術の活用について研究実践をしているので、秋学期はそれを中心にまとめたい。

9月6日 ミャンマーから帰国

無事に帰国しました。朝の7時の便で到着したのですが、どうしても終わらせなければ行けない仕事があったので、一旦家に荷物を置き、大学に来ました。1週間ほどの出張でしたが、長くあけていた感じがします。個人研究室に戻るとほっとしました。

ある学会の雑誌に投稿した原稿を修正し、後期の授業の資料をまとめた。とりあえずひとつひとつ終わらせていかないといけない。

9月4日 科研の採択結果

申請していた科研の不採択通知が来た。自信があった申請書だっただけに心理的ショックが大きい。しかし、研究プロジェクトは既に始まっているのでやめるわけにもいかない。そのため、他の助成金を探すなどしてすぐに対策を練る必要がある。これから更に忙しくなりそうだ。

ところで、ミャンマーで一緒に活動をしている相馬さんが「日本の教員研修と教育教材開発の経験」という報告書を出している。なかなか面白い報告書なので、途上国における教員支援に関心がある人がいれば参考にしてもらいたい。

報告書題名:日本の教員研修と教育教材開発の経験
著者:相馬敬
サイト:

http://www.jica.go.jp/jica-ri/publication/archives/jica/kyakuin/200503_01.html

9月3日 レグー教育大学 「やる気」の観点から授業研究を考察

今日は、レグー教育大学に授業研究に関する聞き取り調査にでかけた。レグー教育大学はヤンゴンから車で1時間半の距離にあり、農村が広 がる田舎にある。途中、牛をひいて農業をする様子や竹で作られた家など車窓からの景色を楽しんだ。

レグー教育大学では、この4月に校長先生、副校長先生、学術部長が変わり、新たな体制となった。これまで、この学校は、管理職と教員の 信頼関係ができており、教員同士でも学び合うという学校文化ができていた。そのため、授業研究も活発で若い教員が積極的に議論に参加 していた。しかし、管理職が一斉に変わり、学校文化が変わった。今の管理職は、教員の能力開発にまだ十分に関心がなく(新しい学校で マネージメントすることでいっぱいになり、授業研究をマネージメントする余裕がない)、以前のような授業研究ができていないのが現状 である。やる気のあった教員も今では、業務の一環として授業研究に参加している。このような状況を鑑みると「やる気」とは、個人の能 力や特徴ではなく、環境と関連しているのが非常にわかる。

やる気がでる授業研究とやる気がでない授業研究は何が違うのだろうか。動機づけの理論から考察してみたい。

人の「やる気」は、「生理的動機」「親和的動機」「達成動機」がある。生理的動機は、飢えや苦痛の人の生存にかかわる動機である。親 和的動機は、ひとの感情を重視するものである。「仲間に認められない」「いい人間関係を作りたい」などがそれにあたる(ホーソン実験 として知られる)。以前のレグー教育では、授業研究を通して仲間作りになったり、管理職との関係がよくなったりしたことも理由であっ たことから親和的動機があったといえる。達成動機は、目標達成に成功したいという動機である。授業研究では、LCAを実践できるようにな ることが目標達成なので、そこまでLCAに関心を持ち、実践を成功させたいと思っていた教員はそれほど多くないと思うので、やはり、動機 としては親和的動機だったのではないだろうか。しかしながら、授業研究を通して、LCAを理解していくうちに、だんだん面白くなっていく ようになった教員もいる。初めは外(Projectや政府)から「やれ」と言われてやっていたことが、だんだん面白くなってくるのである。外 から「やれ」と言われ、外部から与えられる動機づけが「外発的動機づけ」である。そして、仕事そのものに感じる面白さややりがいを「 内発的動機」という。徐々に内発的動機によって授業研究に参加するようになった教員もいる。

しかし、すべての教員が内発的動機により授業研究に参加しているわけではなかった。LCAの研修を受けたことがある教員は、議論を通し理 解を深め、これなら自分でもやってみたいという「知的好奇心(epistemic curiosity)」を高める。大人の学習は自律的であるため、一度 知的好奇心を持つとどんどん頑張るようになる。一方、LCAについてよく知らない教員は、議論をしても、他の教員の授業をみても何が面白 いのか、何がいいのかがさっぱり分からない。そのため、なかなか動機づけられない。この状況をデシは「自己の有能さ」と「自己決定」 という言葉で説明している。自分の力だけではどうすることもできず、何をすればいいか分からない場合、内発的動機が持てないのである 。言い換えれば、自己の有能さや自己決定を認識できない状況に置かれると内発的動機は低下するのである。中には、よくわからないけれ ど、とりあえずやってみて、できるようになる教員もいる。デシはこれを「内在化(Internalization)」と呼んだ。デシによれば内在化に は「取り入れ(Introjection)」と「統合(Integration)」の二つの過程があり、先の例は、「取り入れ」であるといえる。ある程度、経験 を積み上げていくと「統合」する。

以上のように、やる気がでる教員もいれば、ずっと「やる気のない」教員もいる。やる気のなさは、その先生の性格なのだろうか。否。や る気のなさは学習されるのである。内発的動機は、知的好奇心や、自己の有能さ、自己決定の認識が大きく影響する。そのため、自分で環 境を変えたり、自分のやりたいようにやったり、決めたりできない状況が長く続くと、意欲を失ってしまう可能性がある。初めは、LCAに関 心を持ち、自分の授業でも挑戦してみるが、なかなかうまくいかないことが続くと、LCAをやろうという気持にもならなくなってしまうので ある。そうならないためにも、うまくいかなかった際に、支援して、「できた」という体験をさせることが重要である。「できるかもしれ ない」「これならやってみようかな」と自分で環境をコントロールできるような場を提供してあげることが必要である。これこそが、まさ に管理職の役割である。 では、管理職は、如何に教員のやる気を高めることができるのだろうか。自己効力の高め方にちての研究は、バンドゥーラのものが有名で ある。バンドゥーラは、人のやる気には、「結果期待(Outcome expectation)」と「効力期待(Efficacy expection)」が必要であると述べ る。これなら達成できるという期待と、これならできるかもしれないという期待を持つことが大事なのである。自己効力を高めるためには 、次の4つの情報が有効であるという。

①行為的情報・・実際に自分でやってみることで得られる情報

②代理的情報・・他社が成功したり失敗するのを見ることによって得られる情報

③言語的説得の情報・・言葉による説得によって得られる情報

④生理的喚起の情報・・声が震える、赤面するといった生理的反応にかかわる情報 (引用:中原ら(2010) 企業内人材育成入門,p134)

そこで、授業研究はこれらすべての情報を提供することができる。これを管理職がしっかり意識して、授業研究を行う必要がある。また、 ③の言語的説得の情報も重要なので、これについては研修の中で、情報提供を行い、支援していく。 以上、動機づけの観点からレグー教育大学の授業研究について考察した。授業研究が成功しているところとそうでないところの違いは、も ちろん動機づけだけの問題ではないが、動機づけの観点からみても、管理職の役割が重要であることがわかる。同時に、どういった情報を 提供していくことが重要かについても明確なので、外から何を、どのように支援していくかについてもしっかり検討していきたい。

9月2日 「考えさせる授業」のモデル授業の撮影

今日は、シンキング・ツールを活用した「考えさえる授業」のモデル授業の撮影だった。撮影したビデオは、編集して全国の教育大学に送付する。そのため、間違いのないように2週間前に一度デモンストレーションレッスンをして、授業案のバリデーションを行った。そのため、きっとスムーズに授業が進むと思ったが・・・・。

歴史の授業は、スムーズに行き過ぎて、45分で扱う内容が30分で終わってしまった。また、「考える授業」のモデル授業なのにもかかわらず、生徒がすでに答えを知っているため、考えずにすぐに答えを出してしまい、あまりにも、うすっぺらな授業になってしまった。バリデーションのために実施した授業のほうが、よっぽど質が良い。一応、前回の授業も撮影していたのでそちらを使うことも考えるかな・・。

9月1日 研修3日目

今日の研修は、15分遅れで開始した。日本人としては、時間通りにすぐ始めたいのだけれど、カウンターパートは、何故かすごくのんびりしている。これがアラブなら、「アラブ人だから」と解釈できるが、ミャンマー人は時間にきっちりしているし、この「遅れ」をどう捉えるべきか、理解に困る。いつもなら、「早く始めろ」とせきたてて時間通りにやらせるのだが、今回は、「黙って見守る」を貫くことにしているため、私も我慢強く15分待った。見守るというのは、なかなか難しい。

一方、見守る中でわかったことがある。私がワークショップの実施・運営に深くかかわっていた時、カウンターパートは、何を判断しなければいけない場面において、必ず私に相談していた。いつも私は「自分で考えてみて!」と言うが、カウンターパートは自信がなく、私に相談せずにはいられなかったのだろう。たとえば、ワークショップの中で、参加者からUnexpectedな質問が出た時、「では、日本人専門家に聞いてみましょう」とすぐにヘルプを求めてくる。つまり、彼らにとっては、Improviseすることは難しかった。しかし、今回については、昨日のコンピュータの問題以外は全く私に頼ってこなかった。参加者からの質問に対しても、そのセッションを担当しているカウンターパートだけではなく、他のカウンターパートも考えを出し合って対応していた。そういう意味では、研修を自律的に実施できるようになったということができる。100%とは言えないが、安心して研修を任せられるようになってきた。

今日の研修は、授業研究についてである。これまでもすでに授業研究については研修で扱ってきたが、次のような問題があったため、再度、授業研究について考え直す機会をとることにした。問題の一つは、授業研究があまりにもフォーマルになりすぎて、形式的な活動になってしまっているということである。本来授業研究では、アットホームな環境で教員が、LCAを導入するために学び合う場である。ところが、教員は、授業研究では「正しいことしか言ってはいけない」という雰囲気があり、LCAについて経験のある教員しか参加できないのが現状であった。聞いているだけでも、新しく知ることはある。しかし、新しく知ったことを、実際に授業で実践してみて、うまくいかなかった場合、それは「その教員の指導が悪い」と評価されてしまうため、なかなか実践に移しにくいということが問題として挙げられた。分からないことを分からないという、問題については一緒に解決していく姿勢こそ授業研究で求められる。そこで、授業研究の意図をもう一度理解してもらい、計画しなおすことを目的として、今日の研修では、①うまくいっている授業研究の事例について紹介、②授業研究で取り扱うテーマについて再確認(Research Themeについて)、③授業研究におけるファシリテーターの役割、④授業研究の計画の立て直しの4つに関するアクティビティを実施した。

【授業研究におけるファシリテーターの役割】
授業研究におけるファシリテーターの役割について考える際、実践共同体を活性化させるためのFacilitatorに関する知見が役立つ。たとえば、Eラーニングにおいては、サロモンが、モデレーターの役割を5つの段階に分けて示している。

①学習者を励まし動機づける段階
②学習者の文化や社会的環境と学習環境との橋渡しを行う段階
③学習者が課題に取り組んだり学習教材を利用するのを支援する段階
④議論を引き出しメンバーによる知識の構築を支援する段階
⑤学習者が互いにコメントし合い、学習過程を振り返えるのを支援する段階

これらの5つの支援は授業研究におけるファシリテーターの役割と同様である。しかしながら言うのは易しで、頭では分かっているけれど、というのが現状である。特にこの国では、トップダウンの文化が根付いているので、ファシリテーターが「何でも分からないことがあれば、学び合いましょう」といったところで、他の教員は、先輩や上司の前で「分からない」ことを正直に言うことができない。こんな文化の中ではたして授業研究ができるのか、と思うが、実際にできている教育大学があるのである。校長先生が率先して学び合いの文化を作り、教師をひきこんでいる教育大学があるのである。どういうプロセスで学び合いが成立したかについては、ICOME2010で発表したので、それを参照にされたい。

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無事に研修が終わった。参加者からReserch themeについて質問があったので、それについては私が答えたが、ほぼすべてカウンターパートだけで実施された。非常に満足である。この研修の成果がどう現れるか、来年のモニタリングが楽しみである。