7/24 HRIC集中講義のためUNHCRと授業打ち合わせ

HRICの集中講義の打ち合わせのため、UNHCRの守屋さんと表参道で打ち合わせをした。講義内容について説明いただいたのだけれど、聞けば聞くほど興味深く、考えさせられる。田村さんとUNHCRによるワークショップ型授業はかなり面白い事になりそう。授業担当する立場だけれど、ものすごく楽しみだ。

具体的には、社会問題をboundaryの観点から捉え、どのようにboundaryを配置することによって、boundayを変容させることができるかについて考える。たとえば、夏期の2つの例が考えられる。

UNHCR講演からBoundaryによる問題解決アプローチの例

例①
現状:日本は難民条約の締約国であり、政府による難民認定手続きが確立している。それにもかかわらず、日本での難民受け入れの現状は厳しい。日本に難民申請したシリア人もいる。2013年末までに52名のシリア難民が日本へ難民申請をしたけれど、難民認定されなかった(審査が通った33名に対しては、在留資格は与えられたけれど)。難民認定されると、母国や隣国の難民キャンプに残した家族を呼び寄せることができるが、在留資格ではそれができない。

資料:http://www.refugee.or.jp/refugee/syria.shtml

問い:日本に住む難民または在留資格はあるが難民と認定されていない人たちはどのように生活しているのだろうか。彼らが日本社会で行きていくためにはどういう環境が必要なのか。 また、私達は、彼らのことをほとんど知ることができない。どうしたら 彼らのことを知ることができるのだろう?どう共生することができるのだろう?そこにどういったboundaryがあり、私達はそれをどう解決できるのだろうか。

事例②
現状:2013年末時点で、紛争、迫害や人権侵害などが原因で世界中で5120万人が避難を余儀なくされている。難民数は2001年以降最多である。この危機的状況に対して私達は、どれほどリアリティを持てているのだろうか。数字が増えていく現状、難民の数が5000万人を超えたと聞いたところで、数字からどれほど難民ひとりひとりの生活を感じることができるだろう。実際、それは難しい。難民が置かれている状況はひとりひとり違う。シリア、レバノン、イラク、エジプト、、どの国に逃げるかによっても違うし、いつ難民となったかによっても違う。病気を抱えて逃げた人、小さい子どもを抱えて逃げた人、夫が殺され(もしくは国に残り)女性だけで難民生活をしている人、性的暴力に苦しむ人、そんな人たちのひとりひとりのストーリーをどこまで、世界に、日本に伝えることができるだろう。

資料:http://www.unhcr.or.jp/ref_unhcr/statistics/index_2014.html

問い:難民について私達が関心を持ち、行動を起こすためにはどうしたらいいのか?
boundaryはどこにあるのだろうか?ソリューションとして何があるのか。

UNHCRとしては、ひとりひとりのストーリーを映像にまとめたり、難民映画祭を実施したりしている。学生のみんなができることは何か。
Save the Childrenが提供している映像

ただし、この映像をみたからといって行動にうつるかといったらそうではない。行動へ写せるようになるboudnary objectとはなにかを考える必要がある。

 

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