NGO PEPYを訪問 PEPY TOURからの経験

PEPYは教育支援活動と同時にこのプログラムに参加するツアーをしていた。しかし、前にも書いた理由からそのプログラムは取りやめになった。

しかし、その後、PEPY TOURは、米国の学校を中心に(それ以外に、マレーシア、オーストラリアも)高校生のツアーをアレンジするという業務をする独立した組織としてはじめた。最小年齢は中学生。主な対象は高校生のツアーをアレンジする。パッケージツアーがあるのではなく、それぞれの学校の目的、年齢、人数、関心などに基づいてカスタマイズする。

ツアーでは、生徒たちが現地の活動に徐々にはいていけるようにグループダイナミックスに基づいてデザインしている。

ツアーに参加する学生には、事前のマテリアル(Pre reading materials)を提供している。事前に資料を読んでもらったり、ANAやその他のスタッフと事前に連絡をとって準備をしてもらうのは、次の理由がある。

何もしらないで来られるとオリエンテーションで一からすべて説明する必要がある。しかし、オリエンテーションでは、すべての情報を伝える十分な時間がないため、十分に伝えれないこともある。そうなると現場に入っても表面的なことしかみることができない。事前にPEPYのこと、カンボジアの歴史や社会問題など基本的なことは知ってきてもらいたい。逆に事前に学習してきている生徒たちは、知りたいことがあるため、深く理解することができている。

Pre-readingの内容は、PEPYの概要、リーダーシップ育成について、社会起業について、カンボジアの歴史や社会問題について、学校教育についてなどである。これらは、School PackageとしてWebで提供している。

Pre-reading以外にも必要に応じてテレビ会議などをしてコミュニケーションをすることもある。

一方、Pre-readingなどの事前学習では理解できないこともある。実際に経験してはじめて関心ををもったりわかることもある。しかし、こちらにきて見て学ぶのはよいとしても、現地にはいって、不適切な振舞い(たとえば、自分たちの文化を押し付けるような振舞い)をすることで現地に迷惑がかかることがある。これを防ぐため、PEPYでは、(いつもでhないが)現地にきてから、外国人になれたカンボジア人と交流してカンボジアについて知る機会をもっている。外国人になれたカンボジア人であれば、外国人の振舞いや文化の違いに対して理解があるからである。少グループをつくり、そこでディスカッションをするなどをしている。

このようなツアーの内容は、Educational Consultantがデザインしている。基本的には、学校のツアーを受注する。学校によって、一年だけのものもあれば、継続的に実施しているところもある。ツアー内容は、学校からツアーの目的をきいて、PEPYがCuriculum developmentをして、提案する。社会起業について関心のある学校の訪問が多いので、そういった活動をしているNGOを訪問したり、実際に社会起業に携わっている人たちとディスカッションをしたりする機会を設けたりしている。

外国人をNGOで受け入れる課題は次の通りである。
NGOが取り組んでいる社会問題や社会起業は、主観的なテーマ(Subjective topic)であり、正しい答えがあるわけではない。そのため、「正解」を教えることはできない。ひとりひとりが自分たちの感じ方、考え方、意見を持つことが重要である。そのため、いろんな人とディスカッションをしたり、ブレインストーミングを通して意見を出し合ったりすることを大事にしている。一方、現場にくる前に、注意して入ってほしいこともたくさんある。カンボジアの文化に新しい文化を持ち込むのであるから、現場の人が混乱したり、不快を感じるようになってはいけない。そのため、注意すべき点などを事前学習やオリエンテーションでするが、言い過ぎたりすると自分で気づく機会を奪ってしまうことになる。いろんな情報を与えすぎないことにも注意していると同時に必要最低限の情報を提供している。このバランスをどうデザインするかが現在取り組んでいる課題である。

最後に、海外からスタディーツアーにくる生徒の学習プロセスを、ANAはこれまでの経験から、Forming(フォーミング)-Storming(ストーミング)- Knowiming(ノーミング)-Performingといっていた。単語がよくわからなかったので、一緒にいった久保田先生にあとで確認する。

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