6日 NGO PEPYのANAとディスカッション

午後3時から5時くらいまでPEPYのCommunication coorinator のAnaと、PEPY tour coordinatorのAna(二人ともAna!)とディスカッションする時間をいただいた。訪問したのは、私と久保田先生の二人。

PEPYはカンボジアの教育支援をしているNGOである。主に2つの活動をしている。ひとつは、政府の学校の教育の質支援、もうひとつは、課外活動(クラブ)の支援活動である。

政府の学校をの教育の質改善の活動では、Teacher traning, Creative learning, teaching improvement, classroom(community) developmentなどに取り組んでいる。課外活動については、いろんな世代のコミュニティを作り、社会問題(たとえば、家庭内暴力や衛生問題など)について議論しながら考え、解決するような取り組みやリーダーシップの育成などをしている。

このようなプログラムは、カンボジア人のスタッフが開発、実施している。Program staffやEducatorsなど専門をもったカンボジア人スタッフが40名ほどいる。外国人スタッフは2名だけである。それ以外に長期のボランティアの人たちはいる。

PEPYでは、最初は子どもたちに対して英語の授業をするなど活動をしていたが、徐々に、子どもに対して授業をするのではなく、これを持続可能なものにするため、教師に対する研修が重要だと考えた。そのため、今では教員研修などに力をいれている。

加えて、保護者に対する取り組みもしている。農村部の親たちは教育をうけていない人が多い。そのため、PEPYでCreative educationなど新しい取り組みをしても理解してもらえない。そのため、保護者を学校にきてもらい授業をみてもらったり、家を訪問して説明したりもしている。コミュニティレベルで教育の重要性を理解してもらえるように課外活動としてcommunity developmentに力をいれている。

このPEPYの教育プログラムを、以前は開放し、誰でも見ることができるようにしていた。海外からのボランティアも受け入れていた。たとえば、一日から数日の短期のボランティアの人たちは、学校にきて、英語を教えたり、絵や音楽のプログラムを実施したりした。しかし、このプログラムを今はしていない。その理由は、学校での勉強が邪魔されてしまうからである。米国には、Child protection policyというのがある。これは他国(日本)でも同じ。子どもたちの人権の中に、子供たちが安心して勉強できる権利というのがある。カンボジアでも同様だとANAは考える。海外からの訪問者が学校を訪問することによって、子どもたちや先生たちの集中力がきれたり、写真やビデオをとって勉強の邪魔になったいする。学校とは、安心して勉強できる場所(Safe place to learn)でならないという考えるに基づくと、訪問者を受け入れないほうがよいとかんがえた。

これは、学校だけではなく、どこのNGOも抱える問題である。孤児院など外国人訪問者がきて、写真やビデオをとってさっていく。海外の訪問者にとって、学校や孤児院を訪問することは、途上国の社会問題をかんがえるきっかけにになる。帰国後、自国で何ができるかを考え、自国、他国の社会問題に関心を持ち、行動を起こすことが期待される。そういう効果はあると思う、というANAはいう。しかし、現地にいる人たちにとっての意味は何かということを考えなければいけないことが課題であるという。また、訪問者が必ずしも社会問題に関心がある人ばかりではない。途上国の問題に関心がある人、社会起業に関心がある人、カンボジアの歴史や遺跡に関心がある人など目的は多様である。そのため、そういう人たちも含めて訪問者を迎え入れるかどうかはNGOにとって難しい選択である。

ただし、LONGER COMITTMENTができる人については検討する余地がある。ただ、学生ではなく、専門をもった人なおである。一緒に定期的に継続的に協働できる場合、学校のプログラムを協働することはある。たとえば、以前、音楽教育のプログラムをやろう、という人がいた。時間をかけて、定期的に連絡をとり、コミットしてもらえたので、そのプログラムは実施した。短期の英語ボランティアなどについては、受け入れていない。

(続く)

One Response to “6日 NGO PEPYのANAとディスカッション”

  1. ONRI said:

    4月 10, 12 at 12:26 AM

    SAFE PLACE TO LEARN. とても大切なことだと改めて思いました。インドではそれができていたのか。どんな場面においても子供たちのことを最優先に考える必要がありますね。 先生の日記からいろいろなことが学べてとてもおもしろいです!これからも時間があるとき読ませて頂きます! 


Leave a Reply