6日 パニャサ大学(PUC)にて授業視察

今日は、PUCにて文化人類学(クメール文化について)のNgin Virath教授の授業を視察させてもらった。教室のレイアウトは、個々の学生がひとつずつ机付きの椅子に座り、教壇にむかって並んでいる。教員は教壇にたつのではなく、前を左右に移動しながら、生徒に話しかけながら授業を進めていく。白板に書くときのみ、教壇に登る。

授業では、文化をみるためには、どういう視点が必要か、ということについて説明がある。枠組みについて説明をしてから、具体事例を学生から意見をださせていた。

たとえば、文化をみる視点としてNgin教授は3つの視点を紹介する。
(1)Cognitive process(価値や思考、信念など)
(2)Behavior(態度、行動)
(3)Material Creatation (人工物)
この視点に基づいて、カンボジアおよび日本では、どのようなCognitive Processがあるか、ということを問う。たとえば、カンボジアでは、女性を大事にするという価値がある。その例が、女性の日である。(ちなみに男性の日はない。)また、多くの人が仏教徒であるため、両親を大事にする。そういったことを、日本では?カンボジアでは?と質問していきながら、学生から事例をださせていた。

こういう授業を事前学習にれるといいな、と思った。フィールドワークに入る際、学生は何をみればいいかがわからないため、「楽しい」「よかった」「いい経験ができた」と体験を具体的かつクリティカルに批判できない。どういう視点でみればいいかわかれば、それをもとに「何をみたか」について意見をだし、それを「何故、そうなのか」という質問に変えて、現場にはいると、「ただ単に参加して教えてもらう」という受動的な態度での参加ではなく、「知りたいことがあるので積極的に知ろうとする」能動的な参加ができるのではないだろうか。

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