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第2回 ABR研究会2026

ゼミ・企画紹介

Seminars & Special Programs

3つのセッションで、9つのゼミ・研究室がそれぞれのABR実践をひらきます。
各時間帯から1つを選んでご参加ください。

Session 1

セッション1

11:00–12:00 3つのゼミから1つを選んで参加します。

東京学芸大学・笠原ゼミ

渡れないあいだに船橋をかける
Creating Bridge Boats Across Invisible Gaps

私たちの周囲には、簡単には結びつかないものがあります。自己と他者。過去と未来。希望と不安。言葉にならなかった思い。理解できなかった経験。異なる価値観や立場。このワークショップでは、そうした「渡れないあいだ」を見つめながら、小さな船の形をしたオブジェを用いて、仮設的な橋(船橋)を制作します。それは問題を解決するための橋ではなく、まずは向こう岸へと想像力を伸ばしてみるための橋です。作品を手がかりに対話を重ねながら、それぞれが見出した「あいだ」と、その渡り方について共に探究します。A/r/tographicな創造と探求の時間を、あなたと共に。

定員30名 TD106

関西大学・川島ゼミ

川島ゼミドキュメンタリー演劇
―「見た目問題」を考える

「見た目問題」という言葉を知っていますか? 生まれつきの事情や事故、病気・疾患などによって見た目に特徴を持つ人が、人や社会と関わるなかで生じる問題を指します。川島ゼミでは、アザや手術痕を持つ当事者へのインタビューをもとに、ドキュメンタリー演劇を通してその語りを伝えます。見た目のことに触れていいのか、触れない方がいいのか。そうした戸惑いを、広く「見た目」にまつわる事象と関連させながら、一緒に考えてみませんか。

定員35名 TD101

観客参加型のワークを行います。

立命館大学・尾上ゼミ

ドラマセラピーのミニWSとゼミの研究紹介

ドラマセラピーの〈超〉ミニワークショップを実施し、グループでの感情表現ゲーム、そして「役を演じる」ことを通して他者の人生を探索する「エッセンス」を体験していただきます。また、ドラマセラピー、ムーブメント、描画、クレイアニメーション等を用いた尾上ゼミのABRを、パフォーマティブにご紹介します。限られた時間ですが、ご一緒に楽しい時間を過ごせるセッションにしたいと思います!

定員35名 TD109A/B

Session 2

セッション2

12:30–13:30 3つのゼミから1つを選んで参加します。

公立はこだて未来大学・平野/島影ゼミ

経験藝術製作所

自分自身のこれまでの人生、等身大の関心事からスタートし、実践や制作、質的調査を通じて、当人独自の視点を研究に昇華していく平野・島影研のゼミ生たち。彼らの活動において欠かせないのが鑑賞者の存在です。今回は彼らの作品の展示に加えて、その作品を鑑賞するワークショップを行います。

定員25名 TD109A/B

研究目的のため、映像や音声等の記録を取らせていただきます。あらかじめご了承ください。

一般社団法人岡原ゼミ

ノンバーバルな身体実践はいかに問いを生成するのか
―ABRワークショップとしてのダンス実践―

言葉を使わずに身体を動かすとき、参加者のあいだにどのような関係性が生まれるのか。そこから、どのような気づきや問いが立ち上がるのか。その生成過程そのものを、ABRがうまれる場として体験的に探ってみたいと思います。ダンスを上手に踊るための場ではなく、身体・沈黙・他者との関係を通して、問いや表現がどのように生成されるのかを参加者とともに考える試みとして、今回のワークショップを位置づけます。

定員30名 TD101

激しい運動ではありませんが、体調や衣装にはご留意ください。

長岡造形大学・小松ゼミ

普通のゼミでABR

長岡造形大学で小松ゼミが始まったのは2020年。そこから6年間やってきたのは、文献を読み、それぞれの研究発表をして議論をするという、いわゆる「普通のゼミ」です。ABRと銘打っているわけではありません。それぞれが自他の美術制作や教育実践を念頭に置き、そこで生じていることを内在的に考えて議論することで、普通のゼミがABRにもなるということを示せたらよいと考えています。

定員35名 TD109C

Session 3

セッション3

13:45–14:45 3つのゼミから1つを選んで参加します。

明治大学・岸ゼミ

共生とコミュニケーション

「なんとなく気になる」「なぜかひっかかる」「まだうまく言葉にできない」。岸ゼミのABRは、学生一人ひとりが持ち寄る、そんな小さな感覚や経験から始まります。写真、演劇、コラージュ、詩、映像などを通して、まずは小さく表現してみる。すると、つくった作品や他者との対話から、まだ言葉になっていなかった問いが立ち上がってきます。そこから、その問いに響く文献を読み、もう一度つくり、語り、考える。こうした往還のなかで、「共生とコミュニケーション」をめぐるABRがどのように生まれ、研究になっていくのか。当日は、映像や資料、作品を手がかりにその過程をたどり、学生たちが立ち上げた実践をワールドカフェ形式でひらきます。

定員30名 TD106

岸ゼミABRの取り組みについてはこちらからもご確認いただけます。

明治大学・萩原ゼミ

うつり、うつろう私たち
——〈移動〉と死生観

通学や通勤、遠足や旅行、留学、転勤、国内外の引っ越し——私たちは現世で〈移動〉を繰り返す。その一方で、家族や親戚、友人が、そしていつか自分も確実に、旅立って、来世へと〈移動〉する。来世に到着した私たち。現世での思い出の地、未踏の地、あるいは来世で初めて来られた場所をめぐって、語り合う。東京から〈移動〉してきた現地組(大阪)とオンライン組(東京ほか)による、ハイブリッド・ドキュメンタリー演劇作品。

定員40名 TD101

観客の方々が、上演中の出来事の展開に関わる可能性があります。

筑波大学・松原ゼミ

からだあそびと身体知

感じること、動くこと、表すことを通じた遊びに関するワークショップを行います。身体感覚の外在化によって、「〇〇感」などの質感を捉え直すことを目指します。

定員27名 TD109C

激しい運動はありませんが、動きやすい格好でお越しください。

Special Programs

関連企画

Public Lecture / 公開講演

信州大学(楠見友輔准教授)

日本教育メディア学会ABR SIGの主催により、対面とオンラインのハイブリッド形式で開催します。対面・オンラインのいずれで参加される場合も、下記フォームから事前にお申込みください。申込みをされた方全員に、Zoomリンクと当日のご案内をメールでお送りします。当日は、ご都合に応じて対面・オンラインのどちらでもご参加いただけます。

主な著書:『人新世の教育論―「借り」の学習と共(コモン)の創造』(慶應義塾大学出版会, 2026)、『アンラーニング質的研究―表象の危機と生成変化』(新曜社, 2024)、『子どもの学習を問いなおす:社会文化的アプローチによる知的障害特別支援学校の授業研究』(東京大学出版会, 2022)

講演概要:メディアは、教育をより効果的にするための方法や道具として捉えられてきました。しかし、方法を問うことに先立って、教育が何を目指すのかを問わなければ、メディアは存在の生を否定するものとなる恐れがあります。本講演では、教育の目的を、非人間と人間を含む多様な存在との関係のなかで生成変化し続けることを可能にするものとして捉えます。こうした立場から、方法や道具が目的に従属するという一方向的な図式や、人間が目的を設定し、物がそれを媒介するという捉え方を問い直します。エリン・マニングの「イメディエーション」を手がかりに、教育とメディアの関係を再考し、教師、子ども、メディアが出来事のなかで相互に変容しながら生成するという視点を提示します。

  • 公開講演
  • パネルトーク
  • 参加者同士のシェアリング
15:00–16:40 主催:日本教育メディア学会ABR SIG 対面・オンライン

Graduate Students Exchange

ABRに取り組む院生同士の交流

ABRに取り組む大学院生同士が出会い、互いの研究や実践について語り合う交流企画です。

定員20名 TD102・TD103

ABR Café Talk

ABRカフェトーク

参加者が取り組むABRに関するポスター、書籍、ちらし、作品などを、TE101前に展示・配布します。それらをきっかけに、それぞれの実践や関心を持ち寄り、参加者同士の多様な対話が生まれる場をひらきます。

TE101前